はじめに
最近buGGの写真を撮っているけーゴゴゴです。
ありがたいことに顔見知りも増え、写真良いねって褒めていただいて大変光栄でニコニコでございます。
一応このブログ始めた時に自己紹介記事を作っていて、オタク遍歴など書いているので最近出会った方で気になる方がもしいたら見てみてください。
本日は、アイドルを撮る中での自分のゴールと気をつけたいことを言語化してみる記事になります。ほぼ自分の脳内整理のために書いていますが、写真撮る方だったらもしかしたら何かのヒントになるかもしれないので、見ていっていただけると幸いです。
注意事項
独り言のような記事ではありますが、ネットに公開している以上、意見の違う方がみることを想定して声を大にして書いておきます。
・アイドルの写真を撮る方向性は、人それぞれで正解はないと思っています。本記事に他のカメコの方のスタンスを否定する意図は一切ありません。人それぞれだからこそ、写真が趣味たらしめる、面白い部分だと思うので「こういう考え方もあるんだー」というくらいのテンションで見ていただけたらと思います。
・限られた時間の中で書いているものになります。不適切な表現や至らない表現等あるかもしれません。うまく行間を補いながら読んでいただけると幸いです。
前提
なぜ私がカメコになったのか
結論から書く方が好きなのですが、少し前提が多いのできちんと順を追って書いていこうと思います。まず、カメコになった経緯から。
私はアイドルを撮る前から一眼で写真を撮ることが好きでした。特に人物写真を撮って被写体にその写真を喜んでもらえることがすごく好きで、写真を撮ること、写真をいじることを幸せに感じています。そして、それを仕事にできたら幸せだろうなと思っていました(今も思っています)
しかし、写真で食べていくことは難しいとも知っていたし、何より腕が足りません。特に人物写真においては打席数が上達に直結する分野なので、リモートワークサラリーマンという立場をしていると毎回人を呼んだりで勉強するのにもなかなか大変です。
そこで思い出したのが高校生の時に熱狂していたアイドルでした。ライブアイドルの現場だったら打席にも多く立てるし、撮影やレタッチについてとても勉強になる、そして何より素敵な女の子が多いのでモチベーションを維持できると考えて、アイドルオタクに戻り、カメコをしている、という次第になります。
私が考える写真の二面性
前提もう少しだけ続きます。
私は写真の
「見たものを記録できるところ」
「見たもの以上の表現ができるところ」
がとても好きです。
しかし、
「見たものを記録する写真」と、
「見たもの以上のものを表現する写真」
は写真の撮り方やレタッチの方向性など、性格が全く異なると私は考えています。
なぜいきなりこの話をしたかというと、
「私がどんな写真を目指すか」というトピックにおいて
「記録する写真」と「表現する写真」は切り分けて考えておきたいと思ったからです。
次の項からは、私が目指す記録する写真と表現する写真について言語化していきたいと思います。
私が目指す写真
記録する写真で目指すこと
私がアイドル現場で記録する写真として目指しているのは、
オフィシャルカメラマンが撮るような写真です。どちらかというと仕事寄りな写真ですね。
最近上げた写真で言うと
福島のこの写真は記録的な写真でうまくいった例かなあと思います。
関係各所でいっぱい使っていただいて光栄な限りです。
記録的な写真のゴールは、
「今日はありがとうございましたー」的なツイートに添えられるところだと考えています。
山中湖のコレは結構嬉しかったです
山中湖、、、ありがとう、、、😭 pic.twitter.com/yrvLJPNWM4
— ちめこ(鈴木媛子)@buGG (@himeko_buGG) August 14, 2022
そのために
・写真を早くあげること(もちろん露出や肌の補正等をした上で)
・極力レタッチのクセを排除すること
・バリエーションを多く撮ること
を気をつけています。
毎回客席を入れたヒキ1枚・ステージ上のヒキ1枚・各メンバーのヨリ1枚は抑えたいところですねー。
そのために最近複数台カメラ持って行ってみたり、ライブ中に動いてみたりしています。(ご迷惑をかけないように気をつけます、それが一番大事)
表現する写真で目指すこと
私がアイドル現場で表現する写真として目指しているのは、
自分が感じた美しさが「伝わる」写真です。どちらかというと趣味寄りな写真ですね。ほとんどのカメコさんはこちらの写真を撮る場合が多いのではないでしょうか。
最近あげた写真で言うと、
この凜ちゃんがわかりやすい例かと思います。
この写真を通して
・凜ちゃんの表情
・なびく髪の質感
・ライブハウスの照明の神秘的な感じ
の美しさを伝えようと思って撮影・レタッチをしました。
ですので、
どうやったら自分が伝わる写真が撮れるのか、レタッチできるのかと言う引き出しを増やすことがアイドル現場で作る表現の写真のゴールかなと私は思っています。
もちろん、撮ったアイドルがどう世間に見られたいか、が詰まっているSNSを分析しつつ大きく外れないように「伝える」ことができればとは思っています。(被写体の喜びこそが自分の喜びであると言う原体験に基づく)
そのために
・美しいな、と思った瞬間を切り取る
・伝えたいこと以外の余計な要素は極力排除する
を撮影やレタッチで頑張っていきたいなと感じています。
おわりに
自分の中で、記録する写真と表現する写真が少しゴチャゴチャすることがあったので、今回言語化して整理できてよかったです。
私はどちらかというと仕事にすることを念頭にして撮っている部分があるので、少し話が違う部分もあると思います。
でも「記録なのか、表現なのか」という点だけでも考えると、撮影の方向性やレタッチの凝り方など少しは変化があるのではないでしょうか。
そんな思考の一助にこの記事がなれば幸いです。