4回目の投稿です。

危うく三日坊主になるところだった……。

さて、未経験でタンカー船に乗って3週間が経ちました。

ようやく仕事の流れが見えてきたように思います。(気のせいで無ければ)

だからといってスムーズに仕事が出来るという訳ではなく、ついさっきも怒鳴られ、呆れられ、指導頂いてきた訳なんですが。

何も知らないズブの素人ならばこんなものだろうと割り切るようにして自分を慰めながら働いています。

決して投げやりになっている訳ではありませんよ!

きっとこの感覚は未経験ならば誰もが通る道だと思うんです。

毎日のように転職の事や船種を変える事を考えていますが、不思議な事にいますぐ降りたい、逃げ出したいとまでは思わないんですよね。

仕事さえ覚えれば気楽に働けるようになる。
先輩方の様子をみてそう確信しているからでしょうか。

実際、辛い仕事には変わりないんですけどね。



さて、今日は未経験で船員を目指している方に是非見てもらいたいなと思い、ちょっと気合入れて書き上げてみます。

先程とある出来事がありまして。

自分のモヤモヤとしていた感情の正体に気付かされたんです。

現在の自分は、一日に何回も失敗して先輩方から怒られています。
多分これから先も怒られ続けるでしょう。

するとですね。
ちょっとした疑問を聞く事や、新しい仕事をやらせて欲しいと言い出せなくなる。
実際、自分がこんな状態になっていたんです。

口では「やる気だけはあります!」なんて言ってね。

「忙しそうだし聞けない」
「今聞いたらまた怒られるかもしれない」
「めんどくさがられて嫌われる」
「談笑しながら作業してるのに、空気を壊してしまう」

負けん気の強い方ならこうはならないのでしょうが、自分はこんな風に思っていたんですね。

つまりは、自分で自分の成長を妨げていた訳で。

直前に失敗してしまっていた僕は何も出来ずにただ見ていたんです。

そんな時、
たまたま見ていた司厨長が僕の様子に気付いてくれて、先輩方に「○○君(僕の事です)にその仕事教えてあげたら?」と言ってくれたんです。

結果的にその仕事を教えて貰う事になりました。

直前まで呆れたりしていた先輩もしっかり教えてくれました。

僕としては嬉しくもあり、情けなくなりました。

こんな事を自分で言い出せなくてどうするんだ。と。

後で司厨長に感謝を述べた時。

「今は分からなくてもしょうがないで済むけど、いつかはやらなきゃいけない仕事だからね」

陸とか海とか関係無く当たり前の事なのに、それを忘れてしまっていた自分が恥ずかしかったです。

こんな自分を気遣ってくれる人がいたんだと、ちょっと涙が出ました。
実際のところ、乗船してから様子を聞いてくれていたのは司厨長でした。

恐らく一生頭が上がる事は無いでしょう。

もしも、僕のように失敗を重ねて船の上で居づらくなっている人が居ても、諦めないでほしい。

僕たちは新人なんです。
何もできないんです。
期待されてはいません。
何なら忙しい時は邪魔だし、手を出すなと思われる事すらあります。

そこの承知の上で学んでいった方が良い。
諦めずにウザがられるのを覚悟して学びましょう。

断言します。
例え一年や二年目の先輩であっても、彼ら船乗りは陸の仕事をしている人達とは、感性も仕事の姿勢も生活スタイルも全く違います。

別の人種だと思った方が良いです。

僕たちの方から積極的に動かなくては生粋の船乗りの人達は何も教えてくれません。

だって、それが船の世界の常識なんですから。

陸の仕事を辞めて海の仕事を選んだのは僕たちです。

一分一秒でも早く船の事や船乗りの事に染まれるように努力すべきなんです。

ここまでストイックな彼らの生き方は、正直尊敬すらしています。

まだまだ染まりきっていない僕は半熟以下。

最早生卵です。

自戒の意味も込めてこの記事を残します。



いつか、この記事が誰かの励ましになれたらいいな。

僕は今現在、船の中では浮いた存在です。

仕事以外の話なんか滅多にしません。

仕事を覚えるまではそんな余裕が無いからです。

もしも同じような環境に陥って悩んでいる方が居たら、決して貴方がダメな訳じゃ無いんだよ、と伝えたい。

いつか彼らの様に、仕事中でもリラックスしながら働ける様になる為に。

明日からも頑張ろう。