【書類名】         意匠登録願

【整理番号】    KS-001

【提出日】     令和 4年 3月29日

【あて先】         特許庁長官  殿

【意匠に係る物品】 梁受け金物

【提出物件の目録】

  【物件名】  図面       1

【意匠に係る物品の説明】意匠に係る本物品は、木造建物の接合部に使用する鋼板挿入式のドリフトピンを活用した平面視コの字状の梁受け金物である。

「使用状態を示す参考図1」は、柱と梁を固着(引寄せ締付けて接着)させる直前の図であり、この場合、柱の側面に梁受け金物の背面となる背面板部が先にボルトで締結され、その側面(金属板)の下辺近傍に形成された透孔2に仮置き用のピンが装着され、梁の割裂やせん断破壊が生じにくい位置に形成した梁の貫通孔を貫通した複数のドリフトピンが、梁の端面側のスリットに仮嵌挿している側面(金属板)の側辺近傍に複数同一で形成している傾斜状の長透孔1の上底部にもそれぞれ貫通している。

すなわち、透孔2と貫通孔と長透孔1の上底部とは柱と梁を固着(引寄せ締付けて接着)させる直前の梁を仮置きした状態において相関するように形成されている。

次に、仮置き用のピンが撤去され、梁に固定して梁の固定軸になっているこれらのドリフトピンが複数同一の長透孔1の斜辺を利用して斜め下方の柱の方向に摺接して移動しつつ、柱と梁を固着(引寄せ締付けて接着)させる。その固着(引寄せ締付けて接着)した状態の図が「使用状態を示す参考図2」である。この場合、これらのドリフトピンが複数同一の長透孔1の下底部に到達している。

また、複数か所でへの字状の長孔に形成される複数同一の長透孔1は、その下底部が垂直に形成されてなり、梁の固定軸になっているこれらのドリフトピンがその固着(引寄せ締付けて接着)させた状態でこの下底部に掛け止め合致して安定固定するようになっている。  

また、その固着(引寄せ締付けて接着)した状態のもどり止めにも働く複数か所の透孔3はドリフトピンが梁の貫通孔を貫通して嵌挿できるようにも形成されている。

また、長透孔1と透孔2との位置関係は、透孔2を基準にして複数同一のそれぞれの長透孔1の位置が決定され、貫通孔の位置も決定されるものであり、その傾斜状の長透孔1の斜辺角度と長さは、梁の貫通孔に固定されるドリフトピンが基軸となって斜め下方の柱の方向に移動してこれら部材同士が密接に接合できるその斜めに移動する水平距離と垂直距離により決定されるものであり、それらが統一されて商品化するためにも透孔2とそれぞれの長透孔の配置する間隔は等差であることが好ましいものであり、透孔2を基準にして分割したり組んだりすることもできるものであって、それは接合する梁の梁成に合わせて本物品を分割したり組んだりして対応するものである。

また、上下に連続して組んだりして梁の梁成に合わせることのみならず「参考斜視図1」に示す本物品と本物品とを一方は対称から上下を反転させて連結する平面視エの字状の組合せに形成できるものであって、その状態の図が「組合せ状態を示す参考斜視図1」である。また、複数同一の長透孔1を等差になるように配置した本物品を基本にすれば、例えば、B1、B2の物品に分割する又はB3の物品のように長透孔1を増やしたりするなどしてそれらを反転連結する。

さらに、その組合せ物品を上下にも連続して使用できることから汎用性の高い梁受け金物として商品化できるものであり、その連結した組合せ物品を上下にも連続した図が「組合せ状態を示す参考側面図1」、「組合せ状態を示す参考側面図2」である。

また、「参考斜視図2」は、複数同一の長透孔1を5つ設けた例図であり、このように長透孔1は増減可能であり、その「参考斜視図2」に示すB3の物品を平面視エの字状に組合せ状態の図が「組合せ状態を示す参考斜視図2」である。

それらを構築した例図が「使用状態を示す参考図3」、「使用状態を示す参考図4」であり、この場合、B3の物品を使用しており、他方の梁の端面が一方の梁の端面に固着(引寄せ締付けて接着)する直前の図までを表している。

なお、意匠に係る本物品は、平面視コの字状の梁受け金物のみならず、例えば、「参考斜視図3」、「組合せ状態を示す参考斜視図3」に示す、平面視T字状又は平面視十字状の梁受け金物でも上記構成と略同様の対応をするものであり、略同様の作用効果を奏するものである。

【意匠の説明】一点鎖線は意匠登録を受けようとする部分と、その他の部分の境界のみを示す線である。 底面図は平面図と対称に表れるので省略する。

    

 【斜視図】

 

 


 

 


 

 

 

 

 

 

【正面図】

 

 

 

 

 【背面図】

 

 

 

 

 

 

 【左側面図】

 

 

 

 

 

 【平面図】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 【右側面図】

 

 

 

 

 

 

 

【使用状態を示す参考図1】

 

 【使用状態を示す参考図2】

 

【参考斜視図1】

 

 

【組合せ状態を示す参考斜視図1】

 

 

 

 【組合せ状態を示す参考側面図1】

 

 

【組合せ状態を示す参考側面図2】

 

 

 

【参考斜視図2】

 

【組合せ状態を示す参考斜視図2】

 

【使用状態を示す参考図3】

 

【使用状態を示す参考図4】

 

【参考斜視図3】

 

【組合せ状態を示す参考斜視図3】