全て経済至上主義的な価値観で人間が己の欲望だけを肥大させ、結果として地球が生み出した命を己の欲望のためだけに利用し搾取し続けた因果は、命の輝く場としての地球から人類の退場を求められているように思える。
今世紀に入り年々荒れ狂う自然現象の猛威は、生命を破壊し続けた人類に未来は無いという警鐘だと思うのだが、全く変わろうとしない人間社会は、もはや人類が自浄作用で修復できる限度を超えたかもしれない。
以下の「ロシアの声(VOR)」の報道は、和食が「世界遺産」になると浮かれている我々日本人に冷水を浴びせるニュースだろう。
私個人としても、太平洋の魚、とくにマグロは、福島の放射能汚染が深刻になり避け、地中海産などを購入していたが、それ以上の深刻な事態が、海洋全般に進行しているという報道だ。
=============
プラスチックの魚あるいは海洋汚染の脅威
欧州の学者らが明らかにしたところでは、地中海には、1万7千種の海洋生物が生息し、3億トンのゴミと共存している。他の海や大洋でも状況は同じようなものだ。こうした事は、海洋生物のみならず、人類にも脅威を与えている。なぜなら人間が、海産物を口にする事で、分解されずに残っている廃棄物を体内に取り込んでしまうからだ。
今やプラスチックの層が、地球を覆うとしている。軽くて丈夫で、水に溶けず、バクテリアにも強いプラスチックを、この1世紀の間に人間は、事実上、鉄や木材、ガラスに代わるものとした。しかし、プラスチックが持つ耐久性と安さは、自然にとっては、いわば「悪い冗談」のような存在だった。一見それは、自然を守っているようでいながら、実際は破壊し滅ぼしているからだ。何百万トンものペットボトルやプラスチックの袋、家具や家電製品が地上をいっぱいにし、今や海にそれが大量にこぼれ出している。現代科学の成果である、所謂「生分解性ポリマー材料」も救いとはなっていない。水中で、それらはバラバラになり多くの粒子に分かれるが、魚はそれを餌にしてしまうからだ。
VOR記者は、WWF海洋プログラム・コーディネーターのコンスタンチン・ズグロフスキイ氏にマイクを向け、意見を聞いた―
「つまりプラスチックスの懸濁液(けんだくえき)になるのです。分かりやすく言えば、顕微鏡で見える程度の大きさの微粒子になって、海中に分散するのです。そうなると、魚や海の哺乳類動物、鳥がそれを食べ物として口にし飲み込みます。つい最近、ポルトガルの海岸で、クジラの死体が見つかったのですが、このクジラのお腹の中には、何と17キロものプラスチックがつまっていました。クジラ一匹が死ぬには十分な量でしょう。私は、プラスチックを食べようとしている小魚については、もう語るつもりはありません。彼らは中毒状態にあるのです。ですから当然、もし魚が廃棄物で汚染されていたなら、そのすべては、それを食べた人間の体内に入る可能性があるのです。」
毎年世界中で何千人ものボランティアが、海岸の清掃をしたり、家庭ゴミで汚れた水域をきれいにしようと努力している。しかし彼らの努力は、文字通り海のしずくのようなものに過ぎない。汚染が進んだ結果、場所によっては、プランクトンと細かいプラスチック粒子の関係が、1対6、つまりプランクトンの6倍もプラスチック粒子が水中に漂っている海域さえあるのだ。
ロシア科学アカデミー水問題研究所流体力学研究室のワレーリイ・ズィリャノフ室長に話を聞いた―
「太平洋には実際、大変多くのプラスチック廃棄物があります。これは、ゴミやペットボトルなどのプラスチック廃棄物が大量に流れ込み、グルグルと還流した結果、蓄積されて巨大なゴミの島を作るからです。そうした島は、軌道上からも見えるほどです。」
世界の世論の注意を海洋汚染の問題に向けようとする試みは、全くもって理解できるものであり、正しいことだ。今や現代人は、海の珍味と一緒に、自分達が捨てたゴミも一緒に食べているのである。 早急に手を打たなければ、我々の未来は、いくら後悔してもしきれないものになってしまう。
(VOR 26.11.2013)
=============
こうした人類による地球環境破壊は、もう後戻りできない人類の破局場面へと突入したようだ。
今世紀に入り年々荒れ狂う自然現象の猛威は、生命を破壊し続けた人類に未来は無いという警鐘だと思うのだが、全く変わろうとしない人間社会は、もはや人類が自浄作用で修復できる限度を超えたかもしれない。
以下の「ロシアの声(VOR)」の報道は、和食が「世界遺産」になると浮かれている我々日本人に冷水を浴びせるニュースだろう。
私個人としても、太平洋の魚、とくにマグロは、福島の放射能汚染が深刻になり避け、地中海産などを購入していたが、それ以上の深刻な事態が、海洋全般に進行しているという報道だ。
=============
プラスチックの魚あるいは海洋汚染の脅威
欧州の学者らが明らかにしたところでは、地中海には、1万7千種の海洋生物が生息し、3億トンのゴミと共存している。他の海や大洋でも状況は同じようなものだ。こうした事は、海洋生物のみならず、人類にも脅威を与えている。なぜなら人間が、海産物を口にする事で、分解されずに残っている廃棄物を体内に取り込んでしまうからだ。
今やプラスチックの層が、地球を覆うとしている。軽くて丈夫で、水に溶けず、バクテリアにも強いプラスチックを、この1世紀の間に人間は、事実上、鉄や木材、ガラスに代わるものとした。しかし、プラスチックが持つ耐久性と安さは、自然にとっては、いわば「悪い冗談」のような存在だった。一見それは、自然を守っているようでいながら、実際は破壊し滅ぼしているからだ。何百万トンものペットボトルやプラスチックの袋、家具や家電製品が地上をいっぱいにし、今や海にそれが大量にこぼれ出している。現代科学の成果である、所謂「生分解性ポリマー材料」も救いとはなっていない。水中で、それらはバラバラになり多くの粒子に分かれるが、魚はそれを餌にしてしまうからだ。
VOR記者は、WWF海洋プログラム・コーディネーターのコンスタンチン・ズグロフスキイ氏にマイクを向け、意見を聞いた―
「つまりプラスチックスの懸濁液(けんだくえき)になるのです。分かりやすく言えば、顕微鏡で見える程度の大きさの微粒子になって、海中に分散するのです。そうなると、魚や海の哺乳類動物、鳥がそれを食べ物として口にし飲み込みます。つい最近、ポルトガルの海岸で、クジラの死体が見つかったのですが、このクジラのお腹の中には、何と17キロものプラスチックがつまっていました。クジラ一匹が死ぬには十分な量でしょう。私は、プラスチックを食べようとしている小魚については、もう語るつもりはありません。彼らは中毒状態にあるのです。ですから当然、もし魚が廃棄物で汚染されていたなら、そのすべては、それを食べた人間の体内に入る可能性があるのです。」
毎年世界中で何千人ものボランティアが、海岸の清掃をしたり、家庭ゴミで汚れた水域をきれいにしようと努力している。しかし彼らの努力は、文字通り海のしずくのようなものに過ぎない。汚染が進んだ結果、場所によっては、プランクトンと細かいプラスチック粒子の関係が、1対6、つまりプランクトンの6倍もプラスチック粒子が水中に漂っている海域さえあるのだ。
ロシア科学アカデミー水問題研究所流体力学研究室のワレーリイ・ズィリャノフ室長に話を聞いた―
「太平洋には実際、大変多くのプラスチック廃棄物があります。これは、ゴミやペットボトルなどのプラスチック廃棄物が大量に流れ込み、グルグルと還流した結果、蓄積されて巨大なゴミの島を作るからです。そうした島は、軌道上からも見えるほどです。」
世界の世論の注意を海洋汚染の問題に向けようとする試みは、全くもって理解できるものであり、正しいことだ。今や現代人は、海の珍味と一緒に、自分達が捨てたゴミも一緒に食べているのである。 早急に手を打たなければ、我々の未来は、いくら後悔してもしきれないものになってしまう。
(VOR 26.11.2013)
=============
こうした人類による地球環境破壊は、もう後戻りできない人類の破局場面へと突入したようだ。