あーあ 

今年は美味しいサツマイイモが食べられない

 

無農薬野菜の中で一番大量に収穫できていたのがサツマイイモ焼き芋焼き芋焼き芋焼き芋焼き芋焼き芋焼き芋焼き芋焼き芋焼き芋焼き芋焼き芋

安穏イモ、紅ハルカ、シルクスイート

ジイジが作るイモはどれも大きくて甘かった

 

一番待っていたのがわたしと大学生の孫たちお母さんお母さんおばあちゃんおばあちゃんおばあちゃん

次に近所のおばさんたち

 

大きな南京袋が車庫に並ぶとサンタサンタサンタサンタ

近所の人たちがじろじろのぞいて行く

ジイジは座り込んでサツマイイモの泥を除けていく

 

しばらく寝かせるとイモは甘みが増す焼き芋焼き芋焼き芋焼き芋焼き芋焼き芋焼き芋焼き芋焼き芋焼き芋焼き芋

太るのを気にしながらも毎朝食べずにはいられない

わたしは起きるとすぐに電子レンジで焼き芋にする

 

安穏イモか紅ハルカかシルクスイートか

分からないまま南京袋からとりだして来るので

食べながらうーんこれは紅ハルカだなとか思いながらふぅふぅ食べるお母さんお母さんおばあちゃんおばあちゃん赤ちゃん

 

 

イモ畑はわが家から自転車で七、八分の所にある自転車自転車自転車自転車自転車自転車自転車

坂道なので毎日いくには億劫だ

 

今年の夏は暑くてジイジは水やりを先延ばしにしていた晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ

久しぶりに行くとイモ苗が見事になくなっていた

 

 

がっかり立ち尽くしていると手手手手手手手

田んぼの前の家のおばあさんが出てきて

若い主婦が取って行ったと言う

 

おばあさんが「こら!」と叫んでも悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい

全く効き目がなかったという

 

というわけで今年はスーパーで買うしかないけど走る人走る人走る人走る人走る人走る人走る人走る人走る人

ジイジのイモみたいに大きなのはない

 

 

いろんな不信感が渦巻くけどゲッソリゲッソリゲッソリゲッソリ

生きていればいろんなことがある