投資兵法(勝つための投資哲学) -4ページ目

事実が先か、相場が先か?

欧州の債務懸念が再燃したという事で世界各国の株式市場が若干調整した。2~3月には欧州の債務懸念が後退したといって、世界各国の株式市場は上げていた。ちょっと待てよと。そんなに短期間で、債務問題という大きなテーマの状況が根本的に変化するものか?実は、これは全てマーケットの変化に対する後付けだと考えている。欧州の債務問題については、本質的には年明けから何もかわっていない。かつてロスチャイルドはイギリスの勝利(ナポレオンの敗北)を早耳で聞きつけ、相場で儲けたという。その時代は事実があって、相場が動くという事であった。しかし、今は相場が事実を追い越していると思う事が多々ある。今なら、相場が上がれば欧州の債務懸念が後退、下げれば債務懸念が再燃みたいな感じで。ヘッジファンドなどの短期志向の投資家が増えたのと、インターネットの発達により、情報格差がなくなったのが主たる要因かと考えている。



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予測出来ない事態とは?

「100年に一度あるかどうかの出来事」「予測出来ない事態」

よく新聞とかで使われる言葉だし、経営者とかも100年に一度の出来事で予測不能だったと言う。

本当にそうだろうか?
個人的には予測不可能と言われる事の99%は予測可能だと考えている。
例として以下の2つの出来事を検証してみる。

①リーマンショック

リーマンショックが起きる1年以上前にベアー・スターンズが経営危機に陥り、結局2008年3月にJPモルガンに救済された。勘が良い人はこの時点でリーマンも危ないと気がついていたはずである。事実、カラ売りで儲けているヘッジファンドもいる。当局が救済すると思ったという人もいるかもしれない。しかし、他人にオールを任せる程愚かな事はない。少なくとも、サブプライム関連商品のポジションを減らす事は出来たはずだ。

②2012/3期家電メーカー大手が巨額の赤字決算となる件

「液晶テレビの価格が1インチ1000円を切るような事態は想定できなかった」と、ある家電大手の経営者は言う。しかしアウトサイダーが来て、暴力的に価格破壊した訳ではない。この発言をしている会社もインサイダーとして、みんなで安売りして価格を下げたのだ。しかも、家電エコポイントという麻薬を吸い、実はエコポイントが終了すれば、今のような事態になるのではないかと薄っすらと感じながら、何も手を打たなかっただけである。

上記のように、後でよく検証してみると、予測不可能な事態とは、実は予測可能な事態なのである。

問題は事態が起こる前に、予測する能力を磨く事である。その能力があれば、確実にお金持ちになれます。

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デジタルネイティブ

人間というのは、小学校卒業まで(12歳)が一番あたまが柔らかい時期なんじゃないかと思う。この時期にどんな経験をしていたかが、人生において結構大きいと思う。

私が小学校3年生の時にファミコンが登場した。1983年の事である。1983年に小学校6年生までの世代というと、現在40才以下の世代という事になる。

今、私の娘は6歳だが、4歳の時からiPhoneを触っている。正直言って親よりよく知っている。

娘には8歳ぐらいまでにプログラムコードを書けるように教育しようかと妄想している。

これからは、それが飯を食えるタネ、というより必須の能力になるだろうと考えるからである。

ゲームばかりやってとか、親として怒ってしまったりするのだが、知らない間にゲームを創っているかもしれない。小学校にもPCあるみたいだし。


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