弱小!名作おバカ映画応援団
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買いました!・・・あ、正確にはプレゼントしてもらいました!


4000冊分くらいダウンロードできるみたいです。


あと、分からない単語も調べられるんで便利ですわ

あとは、司馬遼太郎とかあるといいのだが・・・。




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『幸せへのキセキ』(2012)を生意気にも添削す



『幸せへのキセキ』(2012)


スタッフ

監督  キャメロン・クロウ
製作  ジュリー・ヨーン キャメロン・クロウ リック・ヨーン
製作総指揮  イロナ・ハーツバーグ
原作  ベンジャミン・ミー
脚本  アライン・ブロッシュ・マッケンナ キャメロン・クロウ
撮影  ロドリゴ・プリエト
美術  クレイ・グリフィス
編集  マーク・リボルシー
衣装  デボラ・L・スコット
音楽  ヨンシー

キャスト

マット・デイモン  


スカーレット・ヨハンソン  

トーマス・ヘイデン・チャーチ  

パトリック・フュジッ

ロビン・ジョーンズ   

エル・ファニング  

ジョン・マイケル・ヒギンズ  

コリン・フォード  

マギー・エリザベス・ジョーンズ  

アンガス・マクファーデン



妻を亡くし、仕事もうまくいかず、息子は退学に……と、ふんだりけったりのデイモン一家は、心機一転、郊外の家を購入することにした。


町にいると、あちらこちらに、妻との想い出があり、つらいのだ。


だが、その買った家にはひとつ大きな問題があったのだ。


それは……、


その物件には、動物園がついていた!


しかも、動物園というより、サファリパーク的なのね。


全くのド素人が、オーナーになり、悪戦苦闘。どこにそんな資金があったのか? 冒険・危険専門の記者だったから、危険手当がかなりついてたのかなあ? アメリカだしね。


題名から、想像できるように、幸せな結末がまっている。しかも、奇跡ともいえる、ある意味、


そんなことあるかいっ!


と突っ込んでしまいそうな展開だが、これが実話に基づいているというのに驚きだ。




さて、幸せそうに微笑む女性ふたり。彼女らの会話を聞いてみると、


「人間と動物、どちらかを選べって言われたら?」

「……(微笑む)」

「私も! 人間を選ぶわ!」



うーん……。なんだか、しっくりこないような気がしませんか?


だって、動物園再建の話が、ひとつの軸になってるんですから。


ただ、もうひとつ、この話には軸があって、それは、


「妻を亡くし、人と深く関わるのをやめ、時間が止まってしまった男と、動物にかかりきりで、人と関われない女が出会い、相乗効果でキセキを生む物語」


なんですね。こちらの軸をとるのなら、この会話は正解! おそらく、こちらの軸のが大事なテーマなのでしょう。


だけど、しつこいようだが、これは動物と動物園を守る話でもあるのだ。


だから、このふたつの軸をいかせないだろうか?


そこで、考えた。こんなのはどうだろう?

字幕では、最初の「人間」となっていたところを、音声では「ボス」と言っていた→このボスは、オーナーのことをさしていることから、


「人間と動物、どちらかを選べって言われたら?」

「……(微笑む)」

「私も! 人間を選ぶわ!」


「そうね。あの人を選んだら、動物たちも一緒だし」


どうでしょう? 粋じゃありません?


彼を選びたい。

彼は、動物を見捨てない。

動物園は安泰だ。


などなど、いろんな意味が含まれていて、ステキ!!!


とまあ、自画自賛なのでしたっと。


この台詞が妥当かどうかは、作品を観てご判断してくださいましね。


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『ラブストーリーを君に』(1988)


『ラブストーリーを君に』(1988)



公開当時、映画館で鑑賞しました。

以来、何度か思い出すことがあったんですが、先日放送していたので再見。


中学生の由美は、白血病により、死の宣告を受けてしまう。残されたわずかな時間を「豊かで人間らしく生きる」ことにするのだが・・・。


あー! 時の流れって残酷なのねーーー!


役者陣のことではありません。私のことですのであしからず。

だって、当時、号泣した記憶があるのですが、今回目についたのが、母親のゴーマンさなんですもの。


由美が一方的に好意をよせている明に対し、

「もうすぐ死ぬの。手伝って。娘とつきあって」


はい? 明、大学生ですよ。前途ある。他人の死なんて重過ぎるでしょ! 

しかもあなた、嫌ってたじゃーん!

別れた元旦那に対し、

「由美をあんたにあげとけばよかった」


物じゃねぇーーー!

まあ、そうしとけば、病気にならなかったかもしれないと思っているのでしょうけど。


さらに、

「全部肩代わりしてくれる男の子見つけたの」


怖くないですか? 本心はともかく・・・。


母親を演じる佐藤友美、ミスキャストなんじゃないですかね? だって、彼女の風貌から、

この母親、娘が死んだらせいせいして、残りの人生謳歌しそう・・・。


まあそれはともかく、それが母親ってものかもしれませんね。


で、元旦那は、娘と再会、別れの際、明に、

「なにかあったら必ず知らせて下さい。戻ってきますから」


なにかって、なによ? 「生」も可能性としてはあるけど、この場合「死」の可能性のほうが高い。しかも、由美がいる前でだ。

デリカシーなさすぎでしょ!


この妻にして、この夫で、意外といい夫婦だったかもしれませんね。


しかし、今にして思えば、豪華スタッフですな。

澤井信一郎に丸山昇一、仙元誠三・・・。


あー、純粋だったあのころに帰りたーーーい!


『ラブストーリーを君に』(1988)
監督 澤井信一郎
脚本 丸山昇一
原作 ディディエ・ドゥコワン
企画 黒澤満 古賀誠一
プロデューサー 伊藤亮爾 小島吉弘
撮影 仙元誠三  美術 桑名忠之  音楽 朝川朋之  音楽プロデューサー 高桑忠男 石川光  主題歌 財津和夫  録音 橋本文雄  照明 渡辺三雄  編集 西東清明  助監督 鹿島勤  スチール 
 藤沢俊夫
製作協力 セントラルアーツ


後藤久美子(広瀬由美)   仲村トオル(上條明)


佐藤友美(広瀬友子)


柳沢慎吾(荒木欽一) なべおさみ(田中公二郎) 河合美智子(今村初美) 山下亜紀(姫野咲子) 日下由美(愛原真弓) 志水季里子(木俣幸子)

三田佳子(小牧京子)

高峰三枝子(吉野琴)


内田稔(江本敬一) 草薙幸二郎(鬼丸信一) 伊藤克信下田清司) ベンガル(上杉剛) 戸浦六宏(森田耕造) 丘みつ子(田中百合) 岸洋子(シャンソン歌手)

露口茂(千葉茂樹)

緒形拳中田節夫)


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『黒い十人の女』(1961)

『黒い十人の女』(1961)

『黒い十人の女』
製作:永田雅一
監督:市川崑
シナリオ(脚本):和田夏十
音楽:芥川也寸志
撮影:小林節雄
特殊撮影:築地米三郎
風松吉:船越英二
石ノ下市子:岸恵子
風双葉:山本富士子
三輪子:宮城まり子
四村塩:中村玉緒
後藤五夜子:岸田今日子
虫子:宇野良子
七重:村井千恵子
八代:有明マスミ
櫛子:紺野ユカ
十糸子:倉田マユミ

いやあー、妻がありながら、9人もの妾を持つという設定に驚きだが、市川崑のスタイリッシュな映像にも驚きだ。

光と影を使った特徴ある映像は、その後の金田一耕助シリーズでもお馴染みですが、今回は、構図がかっこいい!

例えば、ハナ肇とクレイジーキャッツ。番組での生演奏だけの出演なのですが、

こんな音楽番組見たことないですよね~。

さらに、極めつけなのが、

船越英二を取り囲む10人の女。ただ立っているだけなのに、相当計算されていると思われる。

しかし、船越英二って、私世代にとっては、ポリデントのおじいちゃんなんだけど、めちゃくちゃ美男子。しかも、エロスを伴ってる。

だから、歪んだ愛憎世界にピタリとハマります。
以前、応援させてもらった『盲獣』

あ、この画像大丈夫かしら? まだ、削除されたのを根にもってます!

狂った世界の住人でした。

今回、殺されるよりも辛い、飼い殺し状態に追い込まれる船越英二。

だけど、彼のエロスが、場面のエロさを増している。これが、ふつーのおっさんなら、岸恵子に「水持ってきてよ」と言われ、文句も言わず従う場面を見ても、なんとも思わないだろう。

これだけなのに、歪んだ主従関係に見えるのは、私が歪んでいるからではないと信じたい。

ちなみに、10人の女の名前に、1~10の読みが入っています。
もし、船越英二が、わざと名前で選んでいたとしたら、いや、選んでいたとしてもおかしくない。

これからも、なんだかエロスを感じます。
あれ?やっぱ、歪んでます?

こういう雰囲気のある役者さんがいると、監督も助かるでしょうなあ



『FRANK フランク』(2014)新手の手法



『FRANK フランク』(2014)


監督  レニー・アブラハムソン 
製作  エド・ギニー デビッド・バロン スティービー・リー
製作総指揮  テッサ・ロス キャサリン・バトラー アンドリュー・ロウ ナイジェル・ウィリアムズ
原作  ジョン・ロンスン
脚本  ジョン・ロンスン ピーター・ストローハン
撮影  ジェームズ・マザー
美術  リチャード・ブロック
衣装  スージー・ハーマン
編集  ネイサン・ニュージェント
音楽  スティーブン・レニックス

キャスト

マイケル・ファスベンダー  フランク

ドーナル・グリーソン  ジョン

マギー・ギレンホール  クララ

スクート・マクネイリー   ドン

カーラ・アザール  ナナ 

フランソワ・シビル  バラク



四六時中、お面を被ったままのフランク。


が、ボーカルをつとめるバンドに、キーボードとして参加することになったジョン。


てっきり、ジョンがお面を被る人なのかと思いきや、違った・・・。だって、冒頭のジョンの素振りから、周りとうまくやっていけない人物なのかと思い込んでいたから・・・。


フランクの素顔はだれも知らず、ご飯も流動食。シャワーを浴びるのも、おっきなビニールをお面にかぶせて入っている始末。


で、このフランクなんですが、


「なんでお面を被るようになったのか?」

答え 特になし・・・。


親父が、お面を作ってあげたのが始まりらしいのだが、特にいじめにあったとか、傷ついたとか、人付き合いに疲れたとかはなく、


フツーの人


えっ?そうなの?


きっと、ジョンもそう思ったはず。


だって、


なにかあってほしいと望んでいたから


思い込みってやつです。いや、それが常識だからです。

いい意味で、裏切られました。


お面を被っているから、ヤツがおかしいに違いない。と皆思ってる。観てる自分もそう思っていた。


でも、おかしなヤツはほかにもいて・・・。


劇中で、

「フランクの素顔って酷いの? エレファントマンみたいに」


『エレファントマン』懐かしい・・・。そのまんまな人のお話なんですが、そう思わせておきながら、中身は、



マイケル・ファスベンダー


「世界の美男子100人」で1位に輝いた男!


これも仕掛けのひとつでしょう。


妙な常識や思い込みはやめましょね。


とかなんとか言いつつ、ギャップが大きそうな画像を選んでいる自分って・・・。


お面ひとつで、こんなこと表現できるんですね~。


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『シェフ! 三ツ星レストランの舞台裏へようこそ』(2012)サクサク、サクセスストーリー



『シェフ! 三ツ星レストランの舞台裏へようこそ』(2012)

監督 ダニエル・コーエン
脚本 ダニエル・コーエン 
製作 シドニー・デュマ
共同製作 ジェレミー・バーデックナディア・カムリッチアドリアン・ポリトフスキージリー・ウォータークリン
撮影 ロベール・フレス
音楽

ニコラ・ピオヴァーニ

アレクサンドル ジャン・レノ
ジャッキー・ボノ ミカエル・ユン 
ベアトリス ラファエル・アゴゲ 
スタニスラス・マター ジュリアン・ボワッスリエ 
アマンディーヌ

サロメ・ステヴナン


知識はあるものの、実績がないシェフと、実績はあるものの星の重圧にがんじがらめになり、新作メニューが思い浮かばない有名シェフ。


二人が出会うことでおこるマリアージュ・・・


が、これ・・・

意外と、ジャンレノ、髷が似合う!


『ラストサムライ』

『47 RONIN』とかにいてもおかしくないかも。


この場面のやり取りが一番ですかね。たまに繰り出される日本語が、絶妙です!


しかしまあ、なんでこんなに人生サクサクと、うまくいくんですかねえ・・・。


多少のピンチはあるものの、すぐに解決!

まあ、このライトな感覚を求めた作品なのだろうから、これはこれで、お気楽に観られてよし!


しかし、この手の作品は、料理も主役のうちなはず。

あまり、出てきませんね・・・おかげで、腹が空かなくていいですけどね



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