毒物劇物取扱者・通称「毒劇」。
名称がめちゃくちゃカッコいいので受験することにしました。

区分は「一般」、「農業用品目」、「特定品目」の3つ。是非「一般」を受けましょう。その他の2つは完全下位互換です。その上試験範囲は狭く深く、対策教材も多分ありません。

試験は登録販売者と同じ機関がやってるっぽく、大阪では「関西広域連合」が実施する試験を受けることになります。

出題は全50問。法規20問、基礎化学15問、毒物及び劇物の性質貯蔵識別及びその他取扱方法(通称「実地」)15問です。
合格基準は、「総出題数に対する正答率が60%以上、かつ、試験科目ごとの正答率がおのおの30%以上の正答率のとき」です。

合格率は令和3年度までは38%前後あって危険物乙種第4類と同程度の難易度でしたが、令和4年度試験は強烈に難化しました。合格率は18.2%と、宅地建物取引士よりはやや高い、管理業務主任者と同程度の合格率となりました。

元凶は「実地」です。令和3年度までは例年硝酸が出るなど定番の問題がありましたが、今回はほぼ完全にランダムとなり対策不可能になりました。ここで点を稼ぐのは無理です。

しかし合格への道筋は残されています。
合格基準を振り返ってください。
実地で30%、15問中5問さえ正解すれば他でカバーして合格できるんです。
試験問題は五肢択一なので、適当に選んでも3問は正解します。あとは努力を積み運に任せて残りの2問を手繰り寄せればクリアです。

法規は過去問だけで15点取れます。
基礎化学も苦手意識さえ乗り越えれば何てことはありません。10点取ってほしいです。行き詰まりがちなmol計算はただの原子番号の足し算です。

15+10+5=30、これで合格できます。

【勉強方法】
勉強期間は、11月27日の技術士第一次試験の後から12月3日の試験日までの6日間、勉強時間は25時間くらいです。

教材はこちらの「クマ本」と、

「独学のオキテ」というサイトの過去問と解説です。

【試験当日】
試験会場は大阪商工会議所でした。シャンデリア風の電灯がついたいい感じの部屋でした。
性別の片寄りはさほど無く、同僚なのか取引先の人なのか、さほど仲良くなさそうなテンションの会話が随所で起こっていました。

勉強期間の6日間は詰め込むのに必死で過去問まであまり手が回りませんでしたが、はじめに過去問をやっていたら慢心を起こしていたかもしれません。
実地の問題で不合格を覚悟したのはよく覚えています。

公的な解答速報はありませんので、自己採点しました。ちなみに5chで当時解答速報したのは僕です。
僕の得点ですが、法規・基礎化学はまずまずの出来で、問題の実地は6点でした。

合格証がこちら。


最後に、僕が勉強でメモったやつを貼付しておきます。謎の記号や略称が登場しますが、今の僕には残念ながら解読できません。確か、★は頻出、☆もそこそこ大事的な感じだったはずです。


ーーーーー
【特定毒物】 
四アルキル鉛
モノフルオール酢酸/アミド
燐化アルミニウム

【毒物】
アジ化ナトリウム
亜硝酸イ ソ プ ロ ピ ル(似たのは劇物)
シアン化水素
セレン
ニコチン
砒素 ひ酸
水銀
黄燐
ホスゲン
アリルアルコール
ジニトロフェノール2%
ニッケルカルボニル
☆ヒドラジン
★弗化水素
硫化燐

【劇物】
★モノクロル酢酸
★塩化第一水銀
クロルエチル
酢酸タリウム
硫酸タリウム
塩化水素
トルイジン
アクリルアミド
アニリン

ーーーーー
中和反応:濃度×価数×リットル=〃
触媒:時間短縮(濃度不変)
極性分子:(一般的に)沸点高い
☆酸性アミノ酸:アスパラギン酸とグルタミン酸の2つだけ!
★面心立方格子:4個12
体心立方格子:2個8
フェノール(ヒドロキシ)が「呈色反応」
フェノールフタレイン:アルカリ→赤
中性子数が異なる:同位体
イオン結晶と電気:固体✕ 液体〇
潮解性:カリウム・ナトリウム【無水クロム酸・塩化亜鉛】
【電池:負極酸化】
三重結合:N2・不安定(アセチレン・アルキン)
硫酸(H2SO4):2個のH+を放出できるので「2価」の酸。無臭。
★刺激臭:フッ化水素・塩化水素・硝酸・塩素・臭素・アクリルアクロアリル

・酸化還元剤は「相手を」酸化還元させるかが基準。ex.【自身が酸化→還元剤】
・「平衡状態」にある場合、生成速度と反応(分解)速度は等しい。
・ブラウン運動は"水分子"の熱運動。

・ベンゼン→+メチル基CH3:トルエン
→+ヒドロキシ基OH:クレゾール
・グリセリン→ニトロ〃→ダイナマイト
・クロロホルム→熱→ホスゲン(不燃)

亜塩素酸ナトリウム:25%及び爆発薬
過酸化尿素:17%
塩化水素:10%
過酸化水素:6%
〇酸化ナトリウム:5%
ホルムアルデヒド:1%
アジ化ナトリウム:0.1%
・・・を「超える」

【廃棄】
水銀:回収(酸化物は燃焼or沈殿。酸に溶ける)
★弗化水素・バリウム:【沈殿】白色)クロムも沈殿
一酸化【鉛】:固化【埋立処分】
 →希硝酸に溶かすと無色の液となり、これに硫化水素を通すと、黒色の沈殿を生成する。水に溶けにくい。リサージ。
★エチレンオキシド・蓚酸・有機化合物:汚泥活性(シアン化水素もできる)
二硫化炭素【乙四】:燃焼(水消火〇!)
クレゾール:燃焼
クロロプレン:燃焼
トリクロル酢酸:燃焼
ブロムメチル:燃焼(圧縮して保管)

二硫化炭素:酸化
ホルムアルデヒド(ホルマリン):酸化
☆クロルスルホン酸:中和(禁水💧❌)
ホスゲン 塩素:アルカリ
アクロレイン:燃焼・酸化・活性汚泥(漏洩時は穴に溜める)

「空容器に回収し、多量の水で洗い流す」Simple!!
 → クロロホルム・ピクリン酸・【硅弗化ナトリウム】💧〇

➕"硫酸ナトリウムの水溶液を用いて処理し"
 → バリウム

「発生するガスに霧状の水」
 → 水素酸とか

【鑑別】
・ピクリン酸:アルコール溶液は、白色の羊毛又は絹糸を鮮黄色に染める。
・ニコチン:エーテル溶液に、ヨードのエーテル溶液を加えると、褐色の液状沈殿を生じ、これを放置すると赤色針状結晶となる。ばら色。
・四塩化炭素:無色液体。不燃。アルコール性の水酸化カリウムと銅粉とともに煮沸すると、【黄赤色】の沈殿を生成する。
・スルホナール:木炭とともに熱すると、メルカプタンの臭気を放つ。
・二酸化炭素:石灰水を白濁させる。
・アンモニア:濃塩酸を近づけると白煙を上げる。
・クロロホルム:アニリン等で不快な刺激臭
・ホルマリン:①フェーリング溶液とともに熱すると、赤色の沈殿を生成する。②アンモニア水を加え、さらに硝酸銀溶液を加えると、徐々に金属銀を析出する。③水溶液に硝酸を加え、フクシン亜硫酸溶液を加えると藍紫色になる。
・硫酸:塩化バリウムを加えると白色の沈殿を生ずるが、この沈殿は塩酸や硝酸に溶けない。
↔・硫化第二銅:硝酸バリウムを加えると、白色沈殿を生ずる。
★アニリン:無色or褐色の油状液体、やや水溶。さらし粉で「紫色」、空気に触れると「赤褐色」。
☆蓚酸:過マンガン酸カリウム溶液の赤紫色を消す。カルシウム奪う。
・ベタナフトール:アンモニア水を加えると紫色の蛍光彩を放つ。
・クロルピクリン:金属カルシウム 赤色沈殿
・塩素酸カリウム:酒石酸で白色結晶


フェノール:弱酸 やけど 赤変(尿/空気)「水溶液に【1/4】量の【アンモニア水】と数滴のさらし粉溶液を加えて温めると、【藍色】を呈する」

☆水酸化ナトリウム:粒状結晶、水とCO2を吸収する。
過酸化水素:漂白剤 殺菌 酸化
★クロロプレン:ゴム(水に溶けにくい)無色 臭気あり。窒素置換で貯蔵。🔥で塩化水素ガス発生。おが屑に吸収させ燃焼。
アジ化ナトリウム:水溶 防腐剤
セレン:金属色「水に不溶で二硫化炭素に可溶」鑑別ニラ臭
燐化亜鉛:水と反応し中毒(殺鼠剤)
塩素酸ナトリウム:潮解 爆発性
過酸化ナトリウム:有機物・硫黄と水で自然発火
アクリルニトリル:極引火 強酸と激反応
★無水クロム酸:潮解性 水溶 酸化剤 暗赤色の結晶(✕風解 ✕ガス発生)
弗化水素酸:HF 刺激臭 不燃 発煙。何にでも溶ける。【鉛】やポリエチレン等の容器を使用(金属・コンクリ・【ガラス】も腐食)
硝酸銀:光で黒変(塩化亜鉛を加えると塩化銀(白色)を生じる)
塩化亜鉛:白色結晶。水とアルコールに溶ける。潮解性
蟻酸:無色 刺激臭
黄燐:ロウ様の固体、ニンニク臭。水にはほとんど溶けない。水中保存。
メチルメルカプタン:腐ったキャベツ
☆クロルメチル:気体。無色の圧縮液化ガス。煙霧剤・冷凍剤
ジクワット・パラコート:水溶 除草剤
ジチアノン:暗褐色 果樹野菜の殺菌
☆メトミル:白色粉末 弱い硫黄臭 殺虫剤
三硫化燐:ガラスorブリキ缶in木箱
★シアン化カリウム:ガラスorブリキ缶・鉄ドラム、酸類と離して。

ーーーマイナー
・キノリン:無色or淡黄色、不快臭の液体。アルコール・水に可溶。
・ジボラン:無色、不快臭(ビタミン臭)の気体。加水分解で水素とホウ酸を生成。40~50℃で自然発火。
・トリメチルアミン:魚臭
・沃化水素酸:硝酸銀溶液を加えると淡黄色の沈殿を生じる。
・水素化アンチモン(スチビン):ニンニク臭のある無色気体。水に難溶・エタノールに可溶
・水素酸カリウム:血液ドロドロ腎臓
・アバメクチン:殺ダニ剤

【解毒剤】
有機燐化合物:PAM 硫酸アトロピン
砒素化合物:BAL