不定期の拙文なのに、毎日アクセス数20～100、記事毎にいいね！10個位を頂戴している。全国どこかの誰かがこんなブログに時間を費やしてくれていることを思うと、ありがたいような申し訳ないような。

ブログ名の”長太郎” とは私の本名ではない。それには ”つげ義春(1937-)” が関連している。

私が大人になってから愛した漫画は、唯一 ”つげ義春” の作品だけ。

1998年、とある本屋の漫画コーナーで、飾り気のない昭和っぽい名前に目が行ってペラペラとページを捲っていて... あの頃の暮らしの臭い(匂いではなく臭い)の生々しさに絶句した。好だ嫌いだと思う以前に、懐かしさと肌合いの心地良さに震えた。

その時出会った ”つげ義春作品集”の背表紙と表紙。

1950年代から作品を発表している人なので、私は完全に後追いなのだが、全作品を揃えるほどの熱烈ファンになってしまった。

つげ作品のキーワード：貧乏臭、ネガティヴ、シュール、エロチズム

こんな感じ

↑↓ 左右ページは続きではありません。

つげ義春が敬愛する小説家の一人に川崎長太郎(1901-1985)がいる。

ブログ名”長太郎”は彼から拝借したものだ。

つげ義春、川崎長太郎、高田渡、山之口獏...

彼らのように生きられたらと憧れるも、才能と意気地の無さで今日も平々凡々と暮らしている。

去年8月に ”昭和の人殿山泰司” を書いたが、後日その続編 ”昭和の人つげ義春” を書いてみたい。