千葉県房総半島のいすみ市に移住して足掛け6年。

ウチからスーパーやホームセンターへは車で15分ほどで行けるし、観光の目玉になるような場所・施設など皆無なので高齢夫婦が静かにのんびり暮らすには理想的な自然豊かなフツーの田舎だ。さらに、唯一 ”熊がいない県” なのは安心この上ない。

毎朝ゆっくりとウチの前を歩く老夫婦。

ところが。

千葉県には小型の鹿、キョンが大繁殖していて農家にとっては困った問題なのである。県内のキョン推定生息数は、千葉県房総半島南部9市町で 3,680∼14,022頭とされている。他にもイノシシ、アライグマなど、ガーデニングや畑を荒らす有害獣が多く生息する。

いすみ市令和5年度有害鳥獣捕獲数

キョンは日頃からよく見掛けるので珍しくもないが、最近は日の出と共にウォーキングを開始しているせいか毎日必ずどこかで出会う。

↓は、昨日見掛けたキョン。

毎朝こんな所を歩いているのでどんな動物と遭遇してもおかしくはないのだが。

ところで、今日このブログを書くきっかけだが ...

今朝4時半頃、ウォーキングに出掛ける前、いつものように庭に出てコーヒーを飲みながら畑を見回し、ふと後ろを振り返ったら、なんと玄関前をキョンが歩いているではないか。びっくり！

庭をキョンが闊歩していることに改めてここのド田舎ぶりを認識したのであった。

以下、Wikipedia より

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なめし皮はきめがとても細かく、セーム革の中でも最高級品とされる。楽器やカメラレンズ、骨董品、刀剣などの手入れのほか、理美容用品の素材としても使われて、日本でも輸入して使用されてきた。
肉質は柔らかく、脂肪も少ない。福建料理、安徽料理などの中華料理、台灣料理では、薄切りまたは細切りにして、単独で、あるいは野菜と共に炒め物などにされる。牛肉の赤身に似た味わいで、中国や台湾では高級食材とされ、1頭食べると日本円で6万円ほどかかるほどであるとされる。日本でもジビエ料理人気から、房総半島で大繁殖するキョンのジビエ化（商品化）が進んでいる。

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牧草のみで育てていたかつての牛の肉にも似た香りで、大人のキョンはイノシシよりも更に赤身が濃い肉です。ニホンジカと似た味わいも当然有りますが比較的ニホンジカをマイルドにした感じです。

↑との記事もあるので、

さばく度胸と技術があったら捕まえて食したいものだが。

きれいな鳥も目にする。

↓

左：時々ウチの庭に来るオスのキジ。

中・右：ヤマドリ

いすみ市で撮影されたオスのヤマドリです。ヤマドリは世界中で日本にのみ分布している固有種です。撮影されたヤマドリは千葉県南部に生息すると言われる亜種ウスアカヤマドリと思われます。非常にきれいで多くの愛好家が見たがっている憧れの鳥ですが、このように野生でしっかり見られるのは珍しいことです。(広報いすみ6月号より)

野生動物はいろいろいるが、カラスの集団はいないし何より熊がいないから安心して出歩ける。早朝でなくてもウォーキングしていて人と会うことは滅多にないし、空を見上げるとトンビがピーヒョロ鳴きながらゆったり円を描いて飛んでいる長閑さ。

私は東京(港区)勤務が長かったし、妻も東京で生まれ育ったのだが、この環境に慣れてしまうともう戻れない。先日用事があって千葉駅前の繁華街ど真ん中に行ったのだが、帰りに妻と「もう二度と来たくないね」と話したものだ。

日中はにぎやかに小鳥がさえずり、夜は星空の下、たまに何キロも先を走る電車の音を除けば全くの静寂。

あなたも仕事をリタイアしたら外房においでw

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