バレンシアでの1シーズンを終えて、シーズンオフの期間に入ってしばらく経ちますが、一応振り返りを。

まず、僕が今シーズン関わっていたチームについて、

PrebenjaminB(U-7)

リーグ最下位(2勝4分24敗、48得点、145失点)とかなり厳しいシーズンでした。

第2監督として関わらせてもらいましたが、かなり手がかかりました、、、発音が中国語だとバカにされ、全く聞く耳を持たず、バカと言われ、中指を立てられたことは一生忘れません笑

一度だけ大雨の日に彼らに雷を落としたこともありました。


年間を通したリーグ戦は選手にとっても指導者にとっても保護者にとっても重要なことなんだけど、正直、リーグのレベルも分かれてなくて、レバンテやバレンシアの提携チームもいるごちゃ混ぜのリーグでどうなのかなと。そして、この年代で8人制で、試合時間25分ハーフで、公式戦をやることには少し疑問がある、、、。


InfantilB (U-13)

リーグ4位(19勝1分6敗、78得点、39失点)と良いシーズンを送れました。

この年代にもなると半分大人ですね。アシスタントコーチとして関わらせてもらいましたが、彼らとは良い関係を築けたかなと思います。


身体的に劣る子が多い(華奢で背も低い)チームではありましたが、技術的にも戦術的にも良いものを持った子が多かったように思います。
今後にすごく期待しています。


JuvenilA (U-19)

リーグ6位(15勝7分12敗、59得点、42失点)、毎試合難しい試合でした。

もう大人ですね。子どもらしい一面もたまに観れたけど笑


アシスタントコーチ兼分析担当として関わらせてもらいましたが、まだまだですね。

来季も同じような役割をさせてもらえますし、更に第1監督から僕の視点も求められてるので、もっとサッカーを知り、観る眼を養わないといけないですね。


そして、1シーズン終えて特に感じたことは、

環境が整っているということ。

それはプロのクラブだけでなく、アマチュアのクラブでも。

自前の人工芝のピッチがあり、

事務所やロッカールームなどのあるクラブハウスがあり、

観客席があり、

カフェやバルもある。

3,4歳からジュニア、ジュニアユース、ユース、アマチュア、ベテランまでのチームが1つのクラブに存在している。(うちのクラブには20チームある、来季は2チーム増えて22チームに)

トップカテゴリーと同じように育成年代のカテゴリーも

プレシーズン(約3週間)やシーズンオフ(約1カ月半)があり、

シーズン中は誰もが毎週1試合、

レベル別(ヒエラルキーのある)のリーグで戦っている。

毎年、リーグ戦後は来季に向けたセレクションの時期になり、そこで来季のチームが決まる。

シーズン期間中にも自由に移籍して、すぐに試合に出ることができる。

クラブ内でのチームの移動も同じカテゴリー内なら自由。

そりゃ、選手も指導者も育つよね。

指導者が育つ環境は選手も育つ環境なんだと思う。


また、フットボールは生活の一部でしかないということ。

トレーニングは1回90分、週2回、多くても3回だけ。

週末は土日どちらかで1試合のみ。

1つのクラブが抱えるチームも多いし、グランドも限られるから、居残り練習なんてできない。

だから、着替えてグランドに来れば、すぐにボールを欲しがるし、トレーニングが始まれば、自然と全力でやろうとするよね。

もちろん、みんながみんなそういうわけでもなくて、

いろいろなモチベーションでやっている子もいる。

そして、トレーニングのない日、ない時間は家族や友だちとの時間を大切にしているし、

家族との約束があったり、学校のテストがあれば、そっちを優先することもあるし、

怪我をしていれば、正直に言って休むし、

フットボールよりも自分たちの人生の方が大事だと、平然と言うからね。

そういうオフの部分は解放して、自由にさせてあげるべきだし、

フットボール以外の経験がフットボールに生きることもあれば、

今後の人生に役立つこともあるわけで、

そういった多様性は大事にしたいよね。


そして、みんなフットボールが好き。大人だけじゃなく、子どもたちも良くフットボールを観ている。

誰とでも、リーガ期間中であれば、週末の試合の話をするし、

ワールドカップであれば、どこが優勝するだの、昨日の試合はどうだっただのとなるし、

シーズンオフの期間では、誰がどこの監督になるとか、誰がどこに移籍するとか、そういう話をする。

これが、フットボール文化ってやつかな。


育成は積み重ね。

その積み重ねのためには環境を整備することが最も重要なことだと思う。

だから、まずは代表の強化より、草の根の整備からやるべきなんじゃないのかなと。

こればっかりは未成熟だから、トップダウンでやるべきだと思うんだが、

まぁ、ただ、そのトップが、、、。

となると、信念を持ったクラブや一個人で変えていくしかないということになってしまうんだよな、きっと。

そしてそれには、時間がかかってしまう。

でもやるしかないんだよな、、、


ps.
来シーズンは、現在のクラブ(C.D.Serranos)で、JuvenilA(U-19)で引き続きアシスタントコーチ兼分析担当とBenjamínA(U-10)で第2監督をやりながら、指導者学校のNivel2のコースに通う予定です。


Jun.S