俺はセシリアのこと忘れられなかった
彼の言葉に動揺する自分がいた
もう忘れてしまっていてもいいほどの
年月が経っているのに
もうあの頃とは違う生活がある
それなのに・・・
どんなつもりでそんな言葉を囁いたのか
彼の真意は見えるはずもなく
冷静さを保つので精一杯だった
同窓会も終わりに近づき
私は帰らなくてはならない時間がせまっていた
彼もそんな雰囲気を察したのか
またセシリアに会いたい・・
小さくつぶやく声が聞こえた
電話番号交換する?
思わず彼に言っていた