家に帰ると一通の手紙が届いていた。



結婚式の招待状だった。



結婚式に招かれるのは初めて。期待、不安、など感情が交錯する。



新郎新婦は1986年7月3日生まれ。僕は1985年7月3日生まれ。



そう。7月3日生まれの3人が一堂に会する式になるわけだ。



やっぱり運命的なものを感じる。最初にいく結婚式の新郎新婦が自分と同じ誕生日なんて。



そして小さなメッセージカードが同封されていた。



「当日披露宴に際しまして「おことば」をいただきたく存じます」というメッセージが。



本当に来てしまった。スピーチの依頼が。(4月あたまには決まっていた)



まだ間に合う。本当に僕でいいのか。



でも僭越ながら謹んでお受けしたい。



新郎は大学のとき苦楽をともにしたかけがえのない友人。



披露宴でこれまでのエピソードを交えながら「結婚おめでとう。お幸せに」と長々語るという権利はそうそう得られるものではない。



4月に国語の授業でスピーチのやり方を子どもに教えたけど、自分もできないっていう。



子どもとともに学ぶ大切さも感じつつ、新郎新婦には幸せになってもらいたいと願っている。