たった一言の安心感がほしくて

普段は送らないようにしているメールを

送ってしまった。



『元気?』

『大丈夫』



ただそれだけの会話。

本当は寂しいけど、彼には元気で幸せにやっていってほしい。
忘れたふりして、
平気なふりして、
一生懸命自分に言い聞かせても、
やっぱりどうにもならない。

結婚生活に、
幸せを感じられるような満足感がない。
だけど壊す勇気もなくて…

彼を忘れようと、
遠くに嫁いで地元を去ったのに、
つらい。

離れてるからこそ、
何とか今の生活を続けていられるのだけど、
近くにいたら…

堂々と会えたらいいのに。
ただ、一目会って挨拶だけでも充分。
それすら許されない現実。

ただただ残酷な現実なら、
夢から醒めないで…

想い続ける程に、
大きくなる存在。
変わらない、揺るがない想い。

矛盾だらけなんだけど。
あなたが私の幸せを望むから結婚したけど、
ママになれた事は幸せだけど、
やっぱり、
あなたがいないと幸せじゃない。

好きな人を

記憶から消したい。

本心じゃないけど

あの時出会わなければ

こんなに苦しまなかった

そう思うから。


忘れられたら

楽になれるのに

好きな人が

私の中から消えない