有効打突(気剣体の一致)となる理合(要素や要件)が備わっていることは当然であるが、両者の試合の内容が「真剣」での勝負に近ければ近いほど、その試合はよい試合といえる。立派な試合とは、全力であたり、気力、体力、技りょう、日ごろ修行した全てを余すことなく出し尽くし、勝っても負けても試合が終わって晴ればれとした気分になるような試合のことで、勝ってもおごらず、負けても悔いることなく、相手に対しては、終始尊敬の念を表わした態度が必要であり、それがあってこそよい試合といえる。

①スポーツマンシップにのっとり、正々堂々と礼儀正しくす  

 る。

②終始相手を攻めたて、隙があれば全身全霊をもって打ち込

 む。

③守りも鉄壁にして、受けた打突は二の太刀三の太刀として

 打ち返す。

④精一杯の元気を出して行う。