指使いに隠された意図と目的
2025年12月5日
薄ら雪化粧で迎えた新潟市。
やはり雪が降ると寒い・・です。
生徒様から金沢のお土産。
我が家も来春の旅に計画中の金沢に心踊りました。
そして志村けんゆかりの地、東村山のお饅頭。
心遣い、いつもありがとうございます。
レッスンにおいては、今週から譜読みの始まった生徒様多数。
楽譜をよく読むこと。
弾けないところ。
弾きにくいところ。
楽譜からのメッセージが少ない場合こそ、指使いをよく決めて。
逆に指使いが書いてあっても、
「この楽譜に記してある指使いがどうも弾きにくい」
というご質問が、レッスンにてよくあります。
指使いは絶対の答えではなく、もちろん出版社やアレンジャー、監修者によって異なることは多々あります。
まずは推奨された指使いに従ってみること。
そこには必ず、次の音へとスムーズに繋ぐための目的があったりします。
なぜここでこの指?!
と一見納得し難い指使いもそこには意図があること。
それを私も初めて見る皆様の楽譜だとしても、よく読み解くことを意識しています。
大人のピアノレッスン。
私が得意なお馴染みの曲ばかりが年中レッスンにて挙がっていることの方が少なく、皆様が持ってこられる出版社も様々なので、譜読みの時は、なるべくよーく楽譜に書かれた《意図》を探って、楽譜の奥に隠されたメッセージを辿るようにします。
脇で私も記された指使いで指を動かしてみて、考えます。
弾きにくいと感じる指使いも、鍵盤の位置や指の角度、また身体の位置で大きく左右されます。
なので生徒の皆様の手をよく観察しています。
そんなことを紐解いてゆく譜読みのレッスン。
指使いはとても大事。
そしてそれをしっかり書いておくこと、守ること。
弾いていくうちに変わってしまった、もあるあるです。
手に馴染むまで何度も、指の置く位置や身体の使い方もよく考えて指使いを覚えましょう。
発表会を振り返り、また次の目標を掲げている生徒の皆様。
お気遣いいただきながら、私もまたエネルギーに満ちて、ピアノへと向かうモチベーションが上がります。
ありがとうございます。
今日も素晴らしいレッスンライフとなりますように!




