HSCって言葉、
みなさんご存知ですか
私は、さっちゃんの不登校を
どうしてなんだろう…って
本やネットで調べたり
ママ友と話をするようになって
この言葉にたどり着きました
HSC(Highly Sensitive Child)は、
『ひといちばい敏感な子』という
意味です
たとえば、
よく泣く
すぐにびっくりする
刺激に敏感(洋服のタグとか)
変化が苦手(クラス替えとか、ね)
こんな感じ
子どもの15~20%に見られるそうで
そう考えたら、結構いますよね
心療内科医の明橋大二先生の著書
「子育てハッピーアドバイス」には
そのチェックリストが23項目
あるんだけど
さっちゃんは、そのほとんどが
当てはまっていた
あ、だからかーー
これまでのさっちゃんの
あんなこと、こんなことが
腑におちました
雷や台風を極端に怖がること
ディズニーランドのパレードの
光や音を嫌がったこと
こんなに楽しいのになんで?って
思ってた
幼稚園の入園後しばらく泣いていたこと。
小学校の就学時検診で、私から
なかなか離れなかったこと。
みんな出来ているのになぜ?って
思ってた
強い正義感
意地悪するとか、絶対に許せないみたい
空腹になるとかなり不機嫌になること
豊かな内面世界
ママの顔色や声色に敏感なこと
疲れてる?怒ってる?察知してる
でもね、
これは、特性であって
病気でも、障害でもないんだって
だから、治すのではなく、
自分らしさを、伸ばしていこうって
書いてあった
本の中のその言葉に、
私は救われました
大切なのは…
さっちゃんの気持ちを否定しないで
共感する
その子のペースを尊重する
そういうこと
私、これまでね
自分のペースで
自分の都合で
さっちゃんの気持ちなんて
考えてなかったなぁって反省した
こんな子どもになってほしいって、
こちらの望む姿を
押し付けていたなぁって
さっちゃんはね、
周りをとても気にする子。
恥ずかしい場面なんて見られたら
トラウマだよね
ママが無理やり登校させて
学校で泣いたことは、トラウマだった
道徳で、こたえるまでずっとみんなの
注目を集めたことも耐えられなかったね
クラスの誰と誰が仲よし、だなんて
幼稚園の頃から理解してて
高い観察力に驚き
ママが調子悪いときは
誰より先に、気にかけてくれる
優しくて、細かな心配りできるん
だよね
だからね、
学校のような集団にはいると、
さっちゃんは、
子どもたちの大きな声や
先生の叱る声
悪口を聞いたり、
いじわるしているのを見たり
誰かにからかわれたり
人前での発表
そんないろんな場面に
疲れてしまうんだなぁ…って
理解できた
え?そんなことって、思う人も
いるよね
そんなの、当たり前のことでしょって。
そんなんじゃ、これから社会のなかで
生けていけないよって…
思う人の方が多いのかなぁ…
だけど、
しんどいんだもん、
つらいんだもん
仕方ないんだよね…
それはね、
私自身も繊細さんなんだなぁって
気がついたから
さっちゃんの気持ちがわかった
だからね、
少しでもしんどさが軽くなったら
いいなぁって思った
らくに生きていけるように、
その特性とうまく付き合っていけるように
そんな自分を上手にコントロールする
力をつけられるよう、
まずは私がさっちゃんに合った
関わりかたを
考えるようになったんだ
それはときに、
甘いって言われたり、
だからさっちゃんがわがままになるって
言われた
でもね、
さっちゃんの癇癪起こしているとき、
どうしてなんだろう?
何に傷ついたんだろう?って
観察すると見えてくることがあった
だから、
ママは味方だよって
寄り添って、
いきたいなぁって思ったんだ
「わかってくれた」と感じることが
なにより大切なことだからね
そんなさっちゃんとの毎日を
過ごしてきて…
いま思うのは
HSCさん、HSCのお子さんのいるお母さん。
大丈夫だよ
繊細さや敏感さの中にはね、
その子の個性や輝きがあるんだ
つらさやしんどさの中で
無理をしてそれを潰してしまうより、
好きやその子らしさを伸ばしていこう
さっちゃんは、その豊かな内面世界で、
イラストや小説をかくのが
今とっても大好きで
小説に書く言葉は、
私には考えないような言葉や
難しい言葉で溢れている
書きたいことが溢れていて、
パソコンの入力が追い付かない~って
楽しそうに作業している後ろ姿は、
同級生の過ごしている1日とは
違うけれど、
こういういき方もありだよね
今はそう思えているよ
さっちやんは、
私に新しい価値観を教えてくれる
そんな存在
子どもたちは、それぞれ
何かを教えるために私のところに
来てくれたんだって、
思っています
こうちゃんは、優しさと愛
こはちゃんは、無邪気さとわくわく感
ママに教えてくれてありがとう