彼女はとても社交的で明るい。
(しかも別嬪さん)
普段もそうだし、避難所でもそうだった。
(笑顔が更に別嬪さん)
もちろん、その姿が彼女の全てではないと思う。
けれども私が知ってる限りではそういう人。
違ったのはカレー屋での時だけだった。
想像をはるかに超えた、といったけど、
本当は微妙に違う。
本当は
“想像が出来なかった”
が、正解。
だって私は、
目の前で流さていく人を見ていない。
街中に多くの遺体なんて、見た事がない。
ましてや跨いで歩いた事なんて、絶対ない。
「(被災地以外の人達に対して)自粛なんてして欲しいとは思わないし、
更なる支援が欲しいとかは言わない。
今までしてもらった沢山の支援には本当に心から感謝してる。
けれど、
私達が体験した事は決して映画とかじゃなくて・・・現実だから、
ここの事を、被災地の事を忘れないで欲しい。」
初めて聞く、呟くような彼女の低い静かな声。
あの時、
彼女に掛ける言葉は出なかったけど、
その願いは必ずラジオで伝えてくる。
・・・って、もの凄い大役じゃん;;;