ドアを開けると、
そこには、Y先輩がいた。
K.Y、話しがあるんだ。
いいですよ。
Y先輩は、よく遊びに来てくれていたので、
『話しがある』と言われても、
あまり気にせずに、中にあげた。
最初のうちは、たわいもない話しをしていたが、
とりあえず本題を聞こうと思った。
僕は、フットサルのチームの、運営の話しだとばかり思っていた。
それで話しって?
軽く聞いてみた。
実は、俺・・・彼女が気になるんだ。
そうなんですか・・・んっ??はっいぃー??
一瞬、Y先輩が言ったことがよくわからなった。
好きなんだと思う・・・
あっ、そうなんですか・・・
状況が読み込めなかった。
というよりも、なぜ??
という気持ちでいっぱいだった。
初日の会話に、僕に彼女を勧めたのはY先輩だったし、
僕と彼女が会っているのをY先輩は知っていた。
僕は戸惑った。
それで僕に、どうしろと?
なんとかならないかなぁ?
はぁ・・・
協力してほしい、ってこと?・・・
こういうこと、K..Yにしか言えないから。
あっ、はい・・・
先輩の頼みということもあり、
思わず返事をしてしまった。
それからは、また普通の会話に戻ったのだが、
僕は混乱、困惑していた。
Y先輩が帰り、
一人で考えていた・・・
先輩は僕がN県に来たときからの仲だ。
それ以来、何かと助けてくれた。
僕の事を弟のように思ってくれている。
僕もまた、兄のように慕ってきた。
サッカーをすることを諦めていた毎日で、
フットサルチームを作ろうと、言ってくれたのも先輩だ。
いろんな面でお世話になっている。
その先輩が彼女の事を・・・
だが、その時点で、僕の中には彼女の存在が大きくなっていた。
彼女と会えるのをすごく楽しみにしていた。
彼女といる時間が、とても楽しかった。
すごく愛しく思えていた。
もう、彼女の事を好きになっていた。
でも、
まだ何も始まっていない状態で諦めておけば・・・
先輩と彼女・・・
戸惑っていた・・・
すごく悩んだ・・・
結果・・・
よし、諦めよう!!
僕は、仲間が大切だから。
先輩がいてくれたから、彼女とも出会えたのだし。
僕がこうやって立ち直れたのも。
人生が楽しく思えてのも。
もう一度、人を好きなれたのも。
あの2人がいてくれたから・・・
諦めがつく。
大丈夫!!
僕には先輩とフットサルで、
全国に行くという、目標がある!!
僕は気持ちを切り替えようとしていた。
そんな僕の気持ちは、
このときの彼女の気持ちをわかるはずもなかった・・・
special thanks
ゆきさん のんさん たかさん
Y先輩