3.11 | たまごかけごはん。

たまごかけごはん。

筋ジストロフィーウルリッヒ型の娘のおっかさんなのです。                       

あっという間の一年。


まだ記憶に新しい、3.11。



街が真っ暗。


星がキレイなんて思う余裕もなく、寒さと不安と、余震と。


あまりの余震の多さに、地震酔い。



信号のつかない道路は、譲り合いで何とか通行できた。


でも怖かった。



虫の知らせか、


前日が深夜の仕事で、眠らないまま朝子供達を送り出し、


夕方までがっつり寝ようと、ご飯だけでも炊いておいた。



そんなの、一年に一度あるかないかの行動。




おかげで、炊飯器が使えなくても、おにぎりが食べられた。



毎年キャンプに行くから、


明るすぎるほどのランタンもあった。



電気が復活したのが、深夜12時すぎ。



速攻で、テレビをつけたら、


この世とは思えない光景。



原発が危ない?



寝ずに情報収集して、


子供達を外に出さない決断を。



洗濯も外に干さない。



水道水は飲まない。




テレビは、政府は、嘘を言っている。



誰が何と言おうと、馬鹿にされようと、慎重すぎると言われようと、



子供は私が守る、と、徹底した。



今でも、野菜は愛知より西のものを。


国産肉は買ってない。



たくさん飲む麦茶も、水道水からは作らない。



エンゲル係数がハンパなく上がったけど、


子供達の将来を考えれば安いものだ。




政府が教えてくれないことは、


ネットが教えてくれた。



2chは何より役に立った。


何でも使い方次第、なんだ。



節電で、スーパーが薄暗かった。


慣れると、今までの電気がムダすぎることが分かった。


原発なんてなくしてしまっても、


なんとかなるよ。



多少不便になってもいいじゃないか。



原発問題さえなければ、


東北はもっと復興できたでしょ。


被災地応援って、食だけでも私にもできることだったのに。



国の暫定基準値とか変更されまくったもの信用できないし。



未来ある子供の将来を人為的に奪っちゃいけない。


治らない病気を持った子供でも、


抗って生きてるんだ。


セシウムとかプルトニウムとか、リスクを回避するのは当然でしょう。




間もなく14時。



改めて、



これからの日本を考える時。




子供達に、明るい未来を。