登坂性起立 | たまごかけごはん。

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筋ジストロフィーウルリッヒ型の娘のおっかさんなのです。                       

なにやらまた難しい言葉ですよ。


筋ジス患者さんが身近にいても、なかなか耳にしないかな?



「とうはんせいきりつ」



と読みます。





学校にいると分かりますが、



床から立ち上がる



という動作が想像以上に多いです。



体育館や、運動場など・・・



この、床から立ち上がる という動作は、筋力がないとできないことなんですよ



普段は何気なくしている行動なので、


さっぱり実感できないことですが、



かなりの筋力が必要なようです。




さて、この、登坂性起立。


どのようなことをいうのかといいますと、




床からの立ち上がりが困難で、


たまごかけごはん。
①四つん這いになり、













たまごかけごはん。

②足首を持って、体を起こし、












たまごかけごはん。
③手を滑らせて膝まで持って行き、


上体を起こし上げます。












はい、娘さん、どうもありがとう。



こうやって、自分の体をよじ登っていく様から、「登坂性起立」という名前がついたようです。





学校で、②の状態の時に後ろから押されようものなら、


顔面からあぼーん(゚д゚)!です。



ヒヤヒヤしながら見守っております。





はじめて、登坂性起立を目の当たりにした子供たちは、


当然のようにビックリしていましたが、



心優しいクラスメイトに恵まれ、


誰もこの状態でしか立ち上がれない娘を


バカにしたりしません。




全ての動作がゆっくり。



病気の進行もゆっくりならいいのになぁ、まったくもぅ。