11月15日(火)

抗がん剤治療開始から6週間。

これまでの副作用。
顔、背中のぶつぶつが少し治まってきた。
薬の耐性ができたのだろうか。
口内炎、指先のパックリ割れは相変わらずだ。皮膚が乾燥してガサガサ。爪でこすれば粉が舞うほど。
冷たい物を触れば指がピリピリしびれる。酷いときにはつりそうになる。
冷たい物を飲めば、喉が締め付けられる。知らずに飲んだときには思わず吐き出した。
吐き気と倦怠感がひどくなる。
船酔いと風邪を足したような感じ。
今までは2、3日で回復したが、回を重ねる毎に回復が遅くなり、副作用の度合いも重い。ほぼ寝たきりに。
二日酔いなら吐けば楽になるだろうに。
吐いても楽にならず、気持ちが折れそうになる。

家族、特に子供の前でこんな醜態をさらしていることに情けなく、自分自身に腹が立つ。
今まで自分の体を放置した罰だ。

とにかく最後の1クール、頑張ろう。
前回同様、採血は異状なし。

外来化学療法室へ。
またこれを点滴すれば副作用がやってくるのかと思うとテンションが下がる。

しかし、私が苦しむということは、癌の野郎も苦しんでいると言うこと。
負けてたまるか。