29日目(9月20日火曜日)
訪問客
今日はいつも通りに仕事してcrazy katsuっていうカツ丼屋さんでディナーの予定でしたが、、、お昼過ぎにいきなり言われました。今日は6時に訪問客があるから帰らないでねって。
別にいいけどもっと早く言って欲しい!! ほんとにこっちの人は予定というものよ軽視し過ぎ。基本的に楽観的だから先のことあんまり考えないんだろうけど、それに他人を巻き込むのはあまりいいことだとは思えない。気楽に話せて楽しいのはいいんだけど、気楽過ぎて困る面もあるんですね。バランスが大事ってこと。
そんなハプニングもありつつ、午前中はまた新たな翻訳を頼まれてやってました。ランチを挟んで午後は溜まった日記を整理しました。やっぱり日記をためるのは良くないですね。メモ程度にその日に何をやったかを残しておいても、その時に考えたことや感じたことはやっぱりその日に書きとめておかないと薄くなってしまう。って反省しつつちゃんと毎日の分を書きました。でもさすがに4週間もいるとやることが徐々にルーティーン化してしまってあまり日記に書くこともない気がしてきます、、、
6時過ぎに訪問客が来ました。大阪大学の院生と教授です。教授は先日study tourに来た神戸女学院の教授の旦那さんでした。日本人なのですが、坊主にロング白ひげで、何人か全く見当もつかない風貌でした。普通にタガログ語喋れてるしすごいな~と思いつつ、あまり自由な時間がなかったので深いゆっくり話を聞くことができず残念。
YOGHIメンバーと話す時間はあって少しだけ込み入った話を聞くことができました。
彼は20歳ですが未だに父親に認知されていないそうです。彼は経済的な支援はいらないからとにかく自分をその人の子どもとして認めて欲しいと言っていました。そして将来の夢は日本で仕事を見つけて日本に住むこと。そして可能ならば父親を探し出して会って話がしたいと言っていました。直接聞くことはできなかったのですが、彼は彼を捨てた父親のことを恨んだりしている様子はありませんでした。むしろ愛着とういかそれに近い感情を持っているような気がしました。だから彼は日本文化にすごく興味を持っていて、いつも日本が好きだと言っています。
両親が当然のように存在している自分には想像するのが少し難しいことですが、なんとなく分かった気がします。
ほんとはもっと突っ込んだことを聞きたいけど、彼らの問題は未だに進行形で存在していて、非常に繊細な問題なのでうかつに踏み込むことはできません。少しづつ、間接的にでもいいから彼らの心情を知ることができたらいいなと思います。
