地元ではすっかりBRTが定着してしまっています。
といっても、高校生がメインの利用者で、私が帰宅する夜はガラガラのバスを見ることはあっても満員のバスは見ませんね。
最近BRTでもsuicaがやっと使えるようになりました。
だったら最初からそうしろよとつっこみたくなり、今更ってかんじですが…
誰しもがJR東のICって言ったらSuicaを想像しますが、オデカって何だよという印象でした。
物販には使えないし、BRT専用で鉄路はだめだし、発売額は1500円からだし…
これだけ利便性が悪くSuicaが使えるようになったとするると、数年後にはオデカ消滅しそうな気がしますね。
首都圏のイオカードが数年で終わったのと同じように…

BRTはそもそも鉄路復活前提の「暫定復旧」のはずです。
最終的に新たな地域計画による駅位置などが決まり鉄路復活とするならば、専用道や専用ICなどここまで手厚くBRTを構築することもないように思います。

推測ですが、JRは鉄路復活したくないのだと思います。
数年後、「需要が見込めないのでやっぱり鉄路はムリです」的な話になり、あげくの果てにBRTの運行からも手を引きたいとか言い出しかねない。
沿線自治体かミヤコーバスがなんとかしてくれみたいな。
そういう、後々BRT区間を分離しやすくするために今動いてるような気がしてなりません。

三陸地区の鉄道需要を増加させるには、私は前々から提唱していますが、都市間輸送の速達性と利便性向上にあると思います。
一家に数台という自動車保有が当たり前となった昨今、地方における近距離移動は自家用車がメインです。
バスや鉄道を使うのは高校生と高齢者などの一部の交通弱者のみです。
普段自家用車を足に生活している人たちが鉄道やバスを使うのは長距離移動の時です。
つまり、ほとんどが仙台圏、首都圏と言った中心地への移動となるのです。
仙台圏への移動は乗り換えなしの速達移動手段をどれだけ提供できるかになります。
JRには現在この部分がありません。以前は「快速南三陸」という速達列車が設定されていました。
首都圏への移動に関しては殆どが新幹線利用となりますので、一ノ関駅までのアクセス向上ということになります。