今朝(1/29)の日経新聞11面イノベーションの連載にある3Dプリンターの記事。

大学の「アートと社会」という授業で聞いていたこともあり、わくわくしながら読んだ。

興奮のままに、簡単にブログに。


日経の記事の一部を抜粋すると、


”利用は簡単だ。自分がほしい立体物のデザインをインターネットでシェイプウェイズに送信。

すると3Dプリンターを備えた同社の工場で形になり、最短10日で実物が届く。

1立方センチメートルあたりの材料費は0.75~20ドル。アクセサリーや置物を注文する人が多い。

ネット上に店を開いてほかの人に売ることもできる。


自分だけの1台


「みんな規格品ではなく、本物のパーソナルを求めている」。

ピーター・バイマーシュハウズン最高経営責任者(CEO)は話す。

月産3万個。欧州に続き2012年にはニューヨークにも工場を設ける。

3Dプリンターは性能向上と値下がりが急ピッチ。

「10年もすればパソコンのような電子機器も自分だけの1台をつくれるようになる」”


だそうだ。つまり、欲しいモノがあったら、お店に行くのではなく、自分で作る時代になるらしい。


生産の担い手が、組織から個人に移る。


そこで問われるのは、僕ら一人一人が何が欲しいか、何が好きかという感覚を持てるかどうかだと


授業で森美術館の南條さんが言ってた。


ジョブズを超える”デザイン”ができれば、自家製工場でアップル以上のPCを作ることができてしまう。


「今日から、(ヤマダ電機とかユニクロとかニトリとかの)店でモノを選ぶのではなく、


あなたが好きなモノを作っていいよ」


と問われた時、僕らは何を感じるんだろう。全て自由と言われると困り、


何処かで規律を求める僕らに最適な仕組みを作ったら、多分儲かる。笑


自分の好きを無視して麻痺させていると、厳しい世の中になりそう。



企業のあり方も変わり、分野によっては大規模な企業が大規模である必然性がなくなる。


何故なら個人がモノを生産できてしまうから。僕たちが生産手段を所有するから。


(このへんのことは、「何故企業は大規模化したのか」という問いに答えている”経営者の時代”という本に書いてあるので、興味あったら読んでみてください。いつかまとめて紹介もしたい。めっちゃ重いけど)



以上、雑ですが、3Dプリンターに関連付けて、


「『自分は何が本当に好きなのか』が問われる時代になるよ」というのと、


「モノを作る企業のあり方を根っこから変える可能性があるよ」という視点で書きました。


書いていて思ったけど、自分こういうのに興奮するたちみたい。


このへん興味ある人いたら、今度じっくり語りたいです!




春からの生活の仕方を決めた。


場所は中野坂上、築60年の一軒家をリノベーションした家で5人で暮らす。


実はこの家、仕入れから設計、内装のデザイン、住む人の関係作りまで全て同じ設計屋の人が二人で担っている。


不動産屋の仕事も最近は守備範囲が広いのだ。ビジネスの流れも変わりはじめている。



いわゆる賃貸住宅って、

誰かが作ったの物件のリストを、街の不動産屋で眺めて、

そこから、日当たりとか立地とか間取りとかで決めるみたい。



住むとか暮らすとか生活するとかって、こんなに雑に決めることなのかな。

もっと自分の住む、を大切にしたいじゃないか。


何て思ってて出会ったのが中野坂上の家。


内覧に行った時、担当の人と3時間近く話し込んでしまった。


「いやーこの家作るの大変だったんだよ。築60年で、はじめは家が傾いてたし笑。」


「大工さんに無理言ってけんかしながら、何とか作りあげたんだ。一度全て壊すこともできたんだ。多分、そっちの方が楽だった。」


「けれど、そうしていたら合理的で普通で、魅力のない家が出来ていた気がするんだよね。自分達の手を離れるのちょっと寂しいなぁ」


たくさんの制約の中で、あれこれ考えるから、面白い。


便利ではないけど、豊か。むしろ何かが欠けていてちょっと不便。


好きなんだなぁ、この感じ。


あまり広くないリビングの梁には、ハンモックがかかっている。設計屋いわく、


「個人的に、ハンモックのある家に住みたかったんだよね。だから、つけちゃった」


新宿から2駅、大手町まで25分、ぜひくつろぎに来て下さい!



年末にFaceBookにあげた文章。

久々に文書いて、何かを言葉にして伝えるって、随分感情が動くというか、

胸がきゅっとする作業だな、と思った。


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我が家ではここ数年間、長野県と新潟県の県境の山のふもと、


野尻湖のすぐ近くのホテルに宿泊して年を越している。もちろんスノボ三昧である。


毎年、このホテルのレストランで食べる洋食のコースを楽しみにしている。

ワインの薀蓄を語るスタッフのおじさんがいて、聞いているのが楽しいのだ。カタカナばっかでよく分からないけど。

しかし、今年はタイミングが合わず満席になり、予約が取れなかった。


じゃっかん落ち込み、年越しどん兵衛でも食べようか、何て話していた。

さすがに寂しいので、ホテルの人に、地元にいいお店がないか聞いて紹介していただいたのが、

妙高高原駅から少し入ったところにある、イタリアン風の洋食レストランだった。

両親ぐらいの年頃の夫婦が山奥に静かに営むレストラン、味もよくて雰囲気もよくて最高だった。

日本海の海の幸と、地元の野菜を使った料理。


言葉の端にプライドの高さを感じるけど、


途中で地元のおじちゃんがふらっと入ってきてビールをひっかけて帰っていく。


観光客の我が家にも気さくに接して下さる。



飾りすぎず、雑すぎず、こんな山奥で素晴らしい仕事と出会え、家族みんなで嬉しくなってしまった。



今になっては一年間にほとんどない、家族とすごす時間。


おまけに俺の学生生活最後。そんな大晦日に楽しみにしていた料理が食べられない残念さ。

遠又家のこんなストーリーが、今日の出会いをいいものにしてくれたんだろうな、と思った。


いい仕事って、メッセージみたいなものを乱暴に叫ばずとも、こうやって静かにたたずむのかもしれない。

誇りを持って取り組めば、ストーリーはきっと受け取る側に生まれるのだ。

そんなことを紅白を見ながら考えていた。

来年春から、俺も社会人。

ある人が「誰かの人生のクライマックスに立ち会えたら最高ですね」なんて言葉をくれた、仕事に就く。

がんばろうと思います。


2011年、お世話になりまいた。皆様よいお年をお迎え下さい!