着物でクリスマス | 高塚一昌のGrazia Sala

   着物でクリスマス

   金曜日、以前ブログでご紹介した、衣装演出家、前田夫妻が主宰の、

   「きものでクリスマス」というパーティにお招きいただいた。

                       

   ブラームス通りの洒落た洋館で、和服でフレンチを頂きながら、

   オペラのアリアや、ピアノと笛の演奏を楽しむ、という粋なパーティ。

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   せっかく素敵な着物を持っていても、なかなか着てゆく機会がない、

   という方が多いので、前田さんは年に何度か、こういったパーティを開かれるそうだ。

  

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   最近僕が、和装の勉強を始めたとお話したところ、勉強になるのでは?と、

   お声をかけてくださったというわけ。

                                               

   この日のパーティでも、ほとんどの方が和服。

   もちろん、前田さんや、前田さんのお父上の作品の方もいらっしゃれば、高塚一昌のGrazia Sala

   ご自分の着物、という方もいらっしゃる。


   こんなに大勢の和服の女性に囲まれることは、普段なかなかないが、

   さすがに和服は豪華で、女性を本当に美しく見せる。


   色と柄、素材など、おしゃれの工夫のしどころ、見せ所がたくさんあって楽しい。


   前田さんはもちろん、前田さんのお父上も著名な着物作家でいらしたので、

   この日も、お母様のものだったという、前田さんのお父上の作品を着ていらした方もいた。

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   着物というものは、こうやって何代にも渡って、

   思い出とともに受け継いでいくことができるのが素晴らしい。

 


   せっかくなので、ということで、前田さんの作品を着てこられた方たちのファッションショー。

   前田さんの作品は、上質で古典的な柄の中にも、斬新でモダンなテイストが加味されている。

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   両脇に柄を入れて、ほっそり見える工夫がされていたり、

   ワイン好きな方には、西洋のぶどう柄とか、音楽家の方のためには、

   オーケストラや音符の柄の帯など、遊び心もきいている。

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   八掛(着物の裏)に表と同じ柄を入れるというのは、前田さんのお父上の考案だそうだ。


   めったにない機会だから、と、僕も男物の反物を合わせて頂いたのだが・・・高塚一昌のGrazia Sala

   見ていた方からは、「マカロニウェスタンみたい」(笑)。


   どうしても僕のイメージじゃないみたいだけど、しゃれた柄には魅せられた。

    高塚一昌のGrazia Sala  日本の女性は本当に和服が似合う。


   大事な我々の文化継承のためにも、

   もっと気軽に和服を楽しめるようになるといいと、つくづく思う。

   

   皆さん、きっと箪笥の肥やしになっている和服、たくさんあるはずだ。


   この日も、こういう機会を作ってくださった前田さんご夫妻には、

   皆さんがとても感謝していらした。


   たまには和服でパーティ、なんて企画もいいものだ。