WORK 1
みなさん、こんにちわ。クリスです。
昨日は休養日、気力と体力は十分です。
本日はKING OF WORK WEAR、カバーオールいきます。
カバーオールとは何ぞや。
鉄道員や大工等ガテン系ワークマンの為の仕事着です。
ご存知の方も多いでしょう。
苛烈極まる環境に身を置く彼らの為の戦闘服。
サイジングやデザイン等のお洒落要素は一切不要です。
必須要素は頑丈で動きやすく、多機能である事。
これのみです。
正統派なVINTAGEデニムカバーオールを少し検証してみます。
アメリカ大手商社J.C.PENNY社のプライベートブランド、PAY DAYの50年代(¥23940)の物です。
カバーオール問わず、WORKアイテムの一目で分かる基本性格と言えばトリプルステッチです。
頑丈である事を基本コンセプトにしてある為、通常の衣類より1本多くステッチを入れる訳です。
これも例外に漏れずそうです。
袖はラグランスリーブ、少し変わった作りです。
左胸ポケットの裏には隠しポケットが存在します。
アタリがばっちり出て、隠しポケットの輪郭がはっきり出てます。
上から二番目のボタンの下に穴が開いてます。
穴開いてるの分かりますか??
当時のワークマン、時間は腕時計ではなく懐中時計で確認してたようです。
ボタン下の穴にヒモを通し、僕の指が入ってるところに本体部分入れてたようです。
このヒモ通し&懐中時計ポケットは年代新しくなるにつれて消滅傾向にあります。
ペン刺しの存在も確認できます、せっせと製図する姿が想像出来ます。
下部ポケットの拡大です。
ダブルステッチがポケット中央部に走ってますが、飾りじゃないです。
ポケット内部に布が一枚入ってます。
補強用の布を縫い付けてある訳です、そのステッチです。
クギやら何やら危ない物いれて簡単に破れてはお話になりませんからね。
ポケット裏返すと、こんな感じでデニム地もう一枚縫いつけてあります。
このデティールも年代新しくなると消滅傾向にあるようです。
ポケットも他の衣類に比べると、物がたくさん入るように過剰にデカイです。
トリプルステッチ、懐中時計入れ、隠しポケット、ペン刺し、過剰に大きいポケット達、過剰に大きいシルエット等
WORK物ならではのデティールは沢山存在します。
バックボーンがはっきり見える服は大好きです。
僕達はWORK信者です(笑)
明日は60年代のカバーオールと少し変わったカバーオール紹介します。
広島の古着屋KAZZIN Time recyclerでした。
クリス