(前記事からの続きです)


この12月の月食図を東京星図に乗せると、

トランシットの海王星が東京星図のディセンダント(Des)水瓶座28度の近く26度にあって、

アセンダント(Asc)獅子座28度と獅子座24度にある火星に180度、おうし座24度のMCと90度をとる。

また、トランシットの土星(天秤座16度)が東京星図の月、海王星と180度、蟹座14度の天王星と90度でT字クロスを作ります。



月食図ではもともと射手座の水星、太陽と、山羊座のドラゴンヘッド、冥王星、火星がDec上に並び、

山羊座のドラゴンヘッドと冥王星、火星は合となってアセンダントを損なっています。

それとは別に、射手座29度の太陽と26度の水星は山羊座2度のドラゴンヘッドも含め、

魚座22度のMCと25度26度と連なる木星と天王星に90度をとり、

双子座29度の月を合わせてT字クロスをとります。



翌日の冬至図には主な変調は見られません。



その前の2010年3月21日の春分図では、訪星珠さんの説ではありませんが、重要な説として4ハウスにある時に地震の

引き金になると言われるジュノーが牡牛座の13度にあって4ハウスのカスプと重なり、

地球定位法で見た東京のAsc蠍座12度に対し180度で損ないます。

また、東京星図に対しては、

トランシットの海王星水瓶座27度はDec上にあり、

東京星図のAscと火星を180度で損ない、MC上にあるトランシットの月(牡牛座26度)と共にT字クロスを作っています。

2011年2月21日に生じた火星・海王星の会合図を見ると、

東京星図の4ハウスに月と土星が入り、7ハウスの金星とスクェア、蟹座9度のAscも90度で損ないます。

さらにDec上に火星、海王星の会合が乗り、水瓶座28度の水星と魚座2度の太陽を含めて、

Ascと火星、MCでT字クロスを作る。

そして、トランシットの月(天秤座11度)と土星(天秤座16度)が、

東京星図の月、海王星(牡羊座19度、18度)、天王星(蟹座14度)とT字クロスをとります。



会合図そのものでは山羊座10度のDec近くに冥王星があり、牡羊座の木星と共にAscを損なっています。

4ハウスには月と土星の合とともに、おとめ座26度まで進んだジュノーが入っています。



3月11日の直前に当たる新月は2月14日に生じています。

新月図では、太陽、月、海王星、金星、木星がほぼ集合と言える形で東京星図のDecに乗り、

Ascとその近くにある火星を180度で刺激し、MCとは90度を作っています。



トランシットの海王星が長い期間水瓶座の28度近辺にあったために、

これまで何度も繰り返し、トランシットの海王星を含めた天体の集まりが東京星図のAscと火星を刺激する図が出てきました。

また、火星と海王星の会合もこの場所で生じることとなり、

この新月図も含めて、12ハウスで潜在していた獅子座の24度の火星の火(火山)の力が大きな刺激を受けて活動を始めたと読むことも可能だと思いました。



そして、こうして当てはめて行くと東京に起きることはもとより、日本の情勢も東京星図にもよく反映されていることを改めて実感しました。

さらに憲法公布図や憲法採択図も参考にするといろいろな発見があるかと思います。





これから日本は地震の危険性も増したといわれ、以前のように無条件の安心感に包まれては暮らせないと感じる人が多くなりました。



これまでのように無意識にではなく、

一人ひとりがあらためて、それぞれの太地母神との関わり方を見詰めるときなのかも知れません。

+:。.:.+:。.:.+:。.:.+:..:*∴...:*∴.。.:.+:
+:。.:.+:。.:.+:。.:.+:..:*∴...:*∴.。.:.+:

2011年9月に書いた記事の再掲載です。
+:。.:.+:。.:.+:。.:.+:..:*∴...:*∴.。.:.

今日はすこし
今日はすこしだけ3月の地震に関連したホロスコープの見方を、主に訪星珠さんの本を参考にまとめてみました。

占星術で自然災害や大事故、戦争や経済、世相などはトランシット図で表されますが、

その中でも特に月の星図と大きな星の会合図を重視して見て行きます。

それからベースとしての四季図、特に春分図を見ます。

ネイタルには主に東京星図(明治天皇が行幸(遷都)のため現在の皇居に入城された日の星図)と地球定位法(イギリスのグリニッジ天文台を牡羊座の0度、またはギザのピラミッドを牡牛座の0度にして、地球の赤道の360度の円周に経度1度ごとに12サインの1度を割り当てます。赤道の外円のイメージですのでこれがMCに当たります。

牡牛座の4度付近がエルサレム、双子座8度辺りがアフガン、蟹座25度が北京、山羊座14度がワシントンに当たります。

東京は獅子座18度39分です。そしてハウス分割から導かれたアセンダントは蠍座の12度になります。)の東京のアセンダントとMCの度数を使ってみました。



大きな出来事が起こる時を見つけるには、まず日食と月食の図を暦から探し出します。

そして食がどこで起きるか、東京は定位法でのアセンダント・MC共に不動宮にあり、東京星図のアングルも不動宮にあるので、

蝕は不動サインにあるのか、特に18度・12度にかかるかを見ます。


食図の時に火星・土星・天王星・海王星・冥王星がハードアスペクトを持つか、

また、獅子座18度や蠍座12度に対しハードになるか。


食図に木星以外の火星以遠の星のハードアスペクトがあったときに、

それが国の星図(現行憲法の公布図や東京星図。大日本帝国図も参考に)に関わりを持っているか。



このすべてを満たす時が、大きな地震が起こる危険な時期と言われています。


さらに四季図の変調も見て行きます。

四季図で木星以外の火星以遠の天体のいずれかがMC上にあって、他の星と90度または180度となる時。

またはその6星の内2個以上がアングル入りしてMCやアセンダントに悪影響を与えている場合を重視します。

このような要素を見つけたら、その季節内の(春分図の場合は年間を通して)新月・満月図を見て、範囲を2週間に絞っていきます。



新月図・満月図での変調は、

1、MCやアセンダントが1つ、あるいはそれ以上の星と90度、180度、0度になる。

特にその星が木星以外の火星以遠の星の場合、また日食、月食の時は要注意となる。


2、アングルで木星以外の火星以遠の星が3~4個以上で90度180度を作る。(Tクロスやグランドクロス)

3、または、アングル以外でも0度90度180度がいくつもできる。

4、1、または2が生じていて、その上に月の昇降点が18度以内で他の星と合になる。

5、日食、あるいは月食図でさらに1~3がある。

6、火星が海王星、または土星か天王星と0度90度180度になりつつあるか離れつつある。

などを目安に探していきます。

日蝕、特に皆既日食は最も強く、特に不動サインで生じた場合はその影響力も半年から2年間など長期間に及びます。



さらに地震や津波、台風などの災害は、約2年ごとに起きる火星と海王星の会合図に表されると言われています。

安政の大地震、関東大震災、終戦の翌年に起きた南海大地震など、全て地震の前の火星海王星会合図に大きな変調が現れています。


大正12年8月13日の昼に生じた関東大震災を範囲に含む火星海王星の会合では、

火星・海王星・太陽・月・金星がMC付近に集合し、アセンダントとアセンダント上にある木星と90度を作っています。

また、火星海王星の会合が大日本帝国図(当時の現行憲法の公布図)の土星の上に乗ります。


この要素を参考に、3月の地震を振り返ってみます。


2010年12月21日に起きた皆既月食の図から見て行きます。

この図は翌年の6月16日の次の皆既月食まで効力を持っていたと考えられます。

月食はドラゴンテイル・ヘッドから18度以内で起きる満月を指します。




この12月の月食図を東京星図に乗せると、

トランシットの海王星が東京星図のディセンダント(Des)水瓶座28度の近く26度にあって、

アセンダント(Asc)獅子座28度と獅子座24度にある火星に180度、おうし座24度のMCと90度をとる。

また、トランシットの土星(天秤座16度)が東京星図の月、海王星と180度、蟹座14度の天王星と90度でT字クロスを作ります。


月食図ではもともと射手座の水星、太陽と、山羊座のドラゴンヘッド、冥王星、火星がDec上に並び、

山羊座のドラゴンヘッドと冥王星、火星は合となってアセンダントを損なっています。

それとは別に、射手座29度の太陽と26度の水星は山羊座2度のドラゴンヘッドも含め、

魚座22度のMCと25度26度と連なる木星と天王星に90度をとり、

双子座29度の月を合わせてT字クロスをとります。


翌日の冬至図には主な変調は見られません。


その前の2010年3月21日の春分図では、訪星珠さんの説ではありませんが、重要な説として4ハウスにある時に地震の

引き金になると言われるジュノーが牡牛座の13度にあって4ハウスのカスプと重なり、

地球定位法で見た東京のAsc蠍座12度に対し180度で損ないます。

また、東京星図に対しては、

トランシットの海王星水瓶座27度はDec上にあり、

東京星図のAscと火星を180度で損ない、MC上にあるトランシットの月(牡牛座26度)と共にT字クロスを作っています。


2011年2月21日に生じた火星・海王星の会合図を見ると、

東京星図の4ハウスに月と土星が入り、7ハウスの金星とスクェア、蟹座9度のAscも90度で損ないます。

さらにDec上に火星、海王星の会合が乗り、水瓶座28度の水星と魚座2度の太陽を含めて、

Ascと火星、MCでT字クロスを作る。

そして、トランシットの月(天秤座11度)と土星(天秤座16度)が、

東京星図の月、海王星(牡羊座19度、18度)、天王星(蟹座14度)とT字クロスをとります。


会合図そのものでは山羊座10度のDec近くに冥王星があり、牡羊座の木星と共にAscを損なっています。

4ハウスには月と土星の合とともに、おとめ座26度まで進んだジュノーが入っています。



3月11日の直前に当たる新月は2月14日に生じています。

新月図では、太陽、月、海王星、金星、木星がほぼ集合と言える形で東京星図のDecに乗り、

Ascとその近くにある火星を180度で刺激し、MCとは90度を作っています。



トランシットの海王星が長い期間水瓶座の28度近辺にあったために、

これまで何度も繰り返し、トランシットの海王星を含めた天体の集まりが東京星図のAscと火星を刺激する図が出てきました。

また、火星と海王星の会合もこの場所で生じることとなり、

この新月図も含めて、12ハウスで潜在していた獅子座の24度の火星の火(火山)の力が大きな刺激を受けて活動を始めたと読むことも可能だと思いました。


そして、こうして当てはめて行くと東京に起きることはもとより、日本の情勢も東京星図にもよく反映されていることを改めて実感しました。

さらに憲法公布図や憲法採択図も参考にするといろいろな発見があるかと思います。




これから日本は地震の危険性も増したといわれ、以前のように無条件の安心感に包まれては暮らせないと感じる人が多くなりました。


これまでのように無意識にではなく、

一人ひとりがあらためて、それぞれの太地母神との関わり方を見詰めるときなのかも知れません。だけ3月の地震に関連したホロスコープの見方を、主に訪星珠さんの本を参考にまとめてみました。



占星術で自然災害や大事故、戦争や経済、世相などはトランシット図で表されますが、

その中でも特に月の星図と大きな星の会合図を重視して見て行きます。

それからベースとしての四季図、特に春分図を見ます。



ネイタルには主に東京星図(明治天皇が行幸(遷都)のため現在の皇居に入城された日の星図)と地球定位法(イギリスのグリニッジ天文台を牡羊座の0度、またはギザのピラミッドを牡牛座の0度にして、地球の赤道の360度の円周に経度1度ごとに12サインの1度を割り当てます。赤道の外円のイメージですのでこれがMCに当たります。

牡牛座の4度付近がエルサレム、双子座8度辺りがアフガン、蟹座25度が北京、山羊座14度がワシントンに当たります。

東京は獅子座18度39分です。そしてハウス分割から導かれたアセンダントは蠍座の12度になります。)の東京のアセンダントとMCの度数を使ってみました。



大きな出来事が起こる時を見つけるには、まず日食と月食の図を暦から探し出します。

そして食がどこで起きるか、東京は定位法でのアセンダント・MC共に不動宮にあり、東京星図のアングルも不動宮にあるので、

蝕は不動サインにあるのか、特に18度・12度にかかるかを見ます。



食図の時に火星・土星・天王星・海王星・冥王星がハードアスペクトを持つか、

また、獅子座18度や蠍座12度に対しハードになるか。



食図に木星以外の火星以遠の星のハードアスペクトがあったときに、

それが国の星図(現行憲法の公布図や東京星図。大日本帝国図も参考に)に関わりを持っているか。



このすべてを満たす時が、大きな地震が起こる危険な時期と言われています。



さらに四季図の変調も見て行きます。

四季図で木星以外の火星以遠の天体のいずれかがMC上にあって、他の星と90度または180度となる時。

またはその6星の内2個以上がアングル入りしてMCやアセンダントに悪影響を与えている場合を重視します。

このような要素を見つけたら、その季節内の(春分図の場合は年間を通して)新月・満月図を見て、範囲を2週間に絞っていきます。



新月図・満月図での変調は、



1、MCやアセンダントが1つ、あるいはそれ以上の星と90度、180度、0度になる。

特にその星が木星以外の火星以遠の星の場合、また日食、月食の時は要注意となる。



2、アングルで木星以外の火星以遠の星が3~4個以上で90度180度を作る。(Tクロスやグランドクロス)

3、または、アングル以外でも0度90度180度がいくつもできる。

4、1、または2が生じていて、その上に月の昇降点が18度以内で他の星と合になる。

5、日食、あるいは月食図でさらに1~3がある。

6、火星が海王星、または土星か天王星と0度90度180度になりつつあるか離れつつある。

などを目安に探していきます。

日蝕、特に皆既日食は最も強く、特に不動サインで生じた場合はその影響力も半年から2年間など長期間に及びます。



さらに地震や津波、台風などの災害は、約2年ごとに起きる火星と海王星の会合図に表されると言われています。

安政の大地震、関東大震災、終戦の翌年に起きた南海大地震など、全て地震の前の火星海王星会合図に大きな変調が現れています。



大正12年8月13日の昼に生じた関東大震災を範囲に含む火星海王星の会合では、

火星・海王星・太陽・月・金星がMC付近に集合し、アセンダントとアセンダント上にある木星と90度を作っています。

また、火星海王星の会合が大日本帝国図(当時の現行憲法の公布図)の土星の上に乗ります。



この要素を参考に、3月の地震を振り返ってみます。



2010年12月21日に起きた皆既月食の図から見て行きます。

この図は翌年の6月16日の次の皆既月食まで効力を持っていたと考えられます。

月食はドラゴンテイル・ヘッドから18度以内で起きる満月を指します。





この12月の月食図を東京星図に乗せると、

トランシットの海王星が東京星図のディセンダント(Des)水瓶座28度の近く26度にあって、

アセンダント(Asc)獅子座28度と獅子座24度にある火星に180度、おうし座24度のMCと90度をとる。

また、トランシットの土星(天秤座16度)が東京星図の月、海王星と180度、蟹座14度の天王星と90度でT字クロスを作ります。



月食図ではもともと射手座の水星、太陽と、山羊座のドラゴンヘッド、冥王星、火星がDec上に並び、

山羊座のドラゴンヘッドと冥王星、火星は合となってアセンダントを損なっています。

それとは別に、射手座29度の太陽と26度の水星は山羊座2度のドラゴンヘッドも含め、

魚座22度のMCと25度26度と連なる木星と天王星に90度をとり、

双子座29度の月を合わせてT字クロスをとります。



翌日の冬至図には主な変調は見られません。



その前の2010年3月21日の春分図では、訪星珠さんの説ではありませんが、重要な説として4ハウスにある時に地震の

引き金になると言われるジュノーが牡牛座の13度にあって4ハウスのカスプと重なり、

地球定位法で見た東京のAsc蠍座12度に対し180度で損ないます。

また、東京星図に対しては、

トランシットの海王星水瓶座27度はDec上にあり、

東京星図のAscと火星を180度で損ない、MC上にあるトランシットの月(牡牛座26度)と共にT字クロスを作っています。


東日本大震災から8年の月日が流れました。

今年は初めて地震のフラッシュバックなのか、
3月初めからしばらく、
当時の地震酔いの症状を再び体験しました。

2011年は、何度も繰り返される余震と地震警報のチャイムの音で、
揺れのない時も、頭を下に下げるだけでグラグラしためまいを体験された方も沢山いらしたと思います。

地震の持つ物理的な破壊力とともに、
人の心への影響力の大きさも
刻み込まれた経験でした。

東日本大震災翌日の朝におひつじ座へ入った天王星は、
2019年3月6日に牡牛座にその居場所を移して、

やっと初めて、自分の魂にとってのあの震災を、実感を持って受け止め始めることができたのだと思います。

ここからやっと、
あの震災について、自分自身の魂との長い対話が続いて行くのだと思います。

☆昨年も気象天文分野で、台風と地震の関連が指摘されましたが、
占星術でも地震と台風の図は共通点が多く観察されています。

自分自身で新たに思い出すためにも、
次の記事に
2011年9月に書いたものを再掲載しました。

+:。.:.+:。.:.+:。.:.+:..:*∴...:*∴.。.:.+:
+:。.:.+:。.:.+:。.:.+:..:*∴...:*∴.。.:.+:

今日の午前9時45分まで、月はうお座を運行して、
今年1年の、そして今回は平成の時代の大きな浄化を行っています。

うお座は12サインの最後にあって、全ての不純物を取り除いた、
最も純化された魂の「素」の状態にもどることを表しています。

新しいサイクルのおひつじ座に入るときに、
古いものを残しておくと、靴の中に入った小石のように、
新しい世界に上手に生まれ変われない要因になってしまいます。

うお座の最後の度数のサビアンには
「人面に似ている巨岩の累層が、少年にとっての偉大な理想像となり、
彼は成長するにしたがい、その像に似はじめる」というシンボルになっています。

純粋な素の魂になった時に、知らぬ間に心に浮かび上がってきた理想の夢の姿。

真の素の魂がただ一つ願う未来の夢。

その魂が願った理想の夢に、いつの間にか溶け込んで
自分自身が、望み描いた夢見たものになっていくことを表しています。


ここには損得や、幸せか不幸かという価値づけはありません。
ただ、これでよかった、このために生まれてきたのだと思える、
震えるような喜びがあるのかもしれません。

魂の夢と自分自身が一つになった時、
何も思い残すことのない完成の瞬間が訪れます。

そして、また新しい見たことのない夢に向けて、
おひつじ座0度の未知へ生み出されていきます。


今日のちょうど午前9時45分ころ、
心に浮かんでいたものはどんなものでしょうか。


深い意識の中にあるものは、表面からは分かりづらいかもしれませんが、
深呼吸をしてそっと心に問いかけると、

新しい世界に自分が何をするために来たのか、
前の世界で望み描いて、そしてその通りになった自分が一番ストレートに生きるには
どうしたらよいのか、
答えてくれます。

小さな子供たちが生まれる前のことを覚えているように、
まだ新しい生まれたての魂は、過去から学んだことと新しい未来で何をしたら良いのかを、
鮮明に見せてくれます。

問いかけるのは、今日の夜でも大丈夫です。


今年受けた傷や痛み、平成という時代の中で心に乗せた魂の本質とは無関係のもの。
そして、かなわなかった願いや、報われなかった思いなどの無念さ、
心をしめつけていた物が全て溶け去っている時間です。




12月7日はいて座の新月でした。


新月のチャートで特徴的な配置は三つありました。


いて座15度での新月


うお座13度でぴったりと重なる火星と海王星(新月に対して90度のハードな場所です)


おひつじ座28度の天王星と、さそり座2度の金星の180度の座相



この新月の期間のテーマは、

本当の理想を叶えようとして、


無理ならもっと手近なものでも良いかな?と、

なし崩しの終わり方をしそうなところで、


なんとかして自分の情熱や輝きを見失わずに貫くという戦いを、

一人一人が心の中で行っていく時です。


うっかりしていると、もう少しで出来上がる寸前の料理を、

やっぱりもういらないかもと、

流しに捨ててしまうような、


おかしな無気力さに襲われつつも、

そこから立ち上がる中で、本当に情熱を傾けたい対象を見つけ出していきます。



この日の新月はいて座の15度、サビアンシンボルでは

「カモメが食べ物を期待して船の周りを飛ぶ」という言葉が当てられています。


いて座の15度は、いて座の果てしない想像力と探求心、夢を追う生き方に対して、


それが現実の世界で何の役に立つのか?という、内なる問いかけに答えを出そうと、

試行錯誤していくプロセスの中にいます。



理想を実用的な結果の出るものに結びつけようという、

一つの試練に立ち向かっている姿が示されています。


そんな時に、自分の考えや主体性を打ち立てるよりも、

もっと大きな安定した理論や秩序、世界観に取り込まれてしまったほうが良いのかもしれないと思ってしまうのがこの度数です。


これは火の星座で常に周囲のしがらみを振り切り、

自主性を燃え立たせていなければならないいて座にとって、一つの大きな危機の場所です。



最初の目的は理想と実用性を両立させるとてう難しい課題。

そのために、理想は横に置いてとりあえず船に依存するカモメになるか


それとも、もっと別な道を見つけることかできるのでしょうか。


ずっと飛び続けなければならない、遠い海を飛び続ける渡り鳥のようないて座にとって、

船の周りを飛び回っていればそれで良いというのは大変な誘惑に思えます。


それでも、本当の意味での理想の実現化に向かって飛び立っていかれるのか、


そんなことをこの新月の期間に問いかけられているのかもしれません。



この新月に90度(スクェア)の火星と海王星は、

うお座の13度、サビアンシンボルでは

「大きなキツネの毛皮のストールに身を包んだ婦人」というシンボルが当てられています。


うお座の13度は個人を超えた眼に見えない世界や、

人々の生活や歴史の背後で時代を包み込んでいる、隠された霊的な世界の浄化のために

働くという流れの中にいます。


その流れの中で、13度では巧妙に要領よく、

こちらの意志をむき出しにすることなく(ある意味本心を隠して)、

やさしく柔らかく浄化のための行動を進めることを表しています。


自主性を放棄してしまそうな新月のいて座に、火星海王星の陶酔とトランス、酔いしれて自分の意志を見失う誘惑が来ています。やさしく魅力的な雰囲気でいつの間にか、


火の星座の意欲や情熱が済し崩しで消されてしまうのかもしれません。


いて座にはまだ、霊的な浄化をされる前に成し遂げておかなければならないことがあります。


今回の新月の期間は、船に依存する生き方や、

何かを生み出す前に浄化して終わりにしてしまおうという、

なし崩しの決着点にたどり着いてしまいそうな中で、


それに流されることなく、いて座の燃焼する情熱を取り戻す戦いを、

それぞれの人が心の中で行っていくのかもしれません。



今、仕方がないから妥協しようとか、あきらめようという思いがあるとしたら、

それは星の示す本来の道ではありません。


本当の望みは何か、どうなりたかったのかを思い出して、

理屈や方法は考えずに、理想を信じ続けることが、

星の流れに同調して未来へのあゆみを進めることにつながります。