アメリカ経済学PhD留学

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ワールドカップに続いてオリンピックが2016年にやってくるブラジルなので、
その勢いもあるので経済も好調!と思いきや目を離しているすきにかなりの景気後退に陥っている模様です・・。

今日の記事:Brazil's disastrous budget All fall down, The Economist

緊縮財政、インフレ対策のために金利引き上げ、政府の汚職などで現在の苦境になっているとのことです。オリンピック後に景気が悪くなるのはよく聞きますが、オリンピック前に悪いと今後が思いやられます。2020年にオリンピックを開催する国もメイン会場の建設やエンプレム問題で揺れておりますが(苦笑)いったいかの国の経済は2020年に向けてどうなることやら・・。

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教育経済学者: 中屋牧子さんと病児保育NPO代表:駒崎さんの対談
http://www.sotokoto.net/jp/dai3/index.php?id=4

日本のいろいろな分野でみられることなのかもしれませんが、
日本では経験則が重要視される傾向があってエビデンスに基づくCost-Benefit Analysisを
やらずに政策を行うことが多い気がします。

公立高校の無償化とか子供手当とか。
まあ政治的なものがかなりあるのでしょうけど・・。

全国学力・学習状況調査は「行政記録」であって、「統計」ではありません。統計であれば研究者は統計法のルールに則り、研究目的であればその個票データを分析できるのですが、「行政記録」と位置づけられるとそのような手続きは取れません。だから、かなりの費用を投じながらも、学術的、政策的に価値のある分析がほとんど行われていないのです。

中でも学力調査に50億円もかけているけれど、それを統計調査に使えないというのはびっくりですね・・。データを開放したらいろんな分析をする人が出てきて皆にとってプラスなのではと思うのですが。


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勉強勉強!


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The Fed's plan to hike interest rates
Aug 31st 2015, 23:50 BY R.A.
http://www.economist.com/blogs/economist-explains/2015/08/economist-explains-21?fsrc=scn/tw/te/bl/ed/FEDinterestrates

Federal Reserve Bank (FED、日本語ではなぜかFRBというけど)が9月に政策金利を0.25%に12月までに0.5%にあげるかもという記事ですね。急にあげすぎると日本のようにデフレに落井いるかもしれないし、かといって直近の12ヶ月で300万人の雇用を創出しているし、このまま金利を低く抑えておくと将来的にリスクを残すことになるし、出口戦略はどこの国の中央銀行にとっても悩ましい問題ですね・・。

いっそのこと出口戦略もある一定の期間でこれくらい徐々にあげますよ!と事前に決めておいた方が結果的に経済が安定するのかなーと浅知恵で思いましたが、きっと僕のような浅はかな考えではうまくいかないでしょう笑

僕がかつて授業を取っていた教授が日銀で働いていらっしゃるので、
今度機会があったらお話を伺いたいですね。


The Economist [UK] August 21 2015 (単号)/The Economist Newspaper Limited

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