コンクリートと技術士と北海道について

コンクリートと技術士と北海道について

従事する建設業や北海道一般に関する四方山ブログです。

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YouTubeを見ていて、住宅基礎に関し、以下の情報がありました。

 

 

さらっとしか見ていませんが、以下の疑問を持ちました。

 

〇コンクリートに基礎が必要か否かについて

・コンクリート基礎は、湿気に強いので(日本は雨が多い)、湿気の多い地面から

 主構造体である木材を離すのに適している材料だと思うのですが・・・

 

・コンクリートの水平精度は、幅50cmであれば±1mm~2mmで均すことができます。

 できない場合は、コンクリートを均す左官屋の腕が悪いだけです。

 土木では縦10m×横20mというような、橋梁のフーチング基礎を打設して均す

 ことが通常ですし、10m×20mが広いという感覚もありません。

 たぶん、素人に毛が生えた私でもある程度水平に均すことは可能です。

 もし、数mmの凹凸で何等かの支障が出た場合は、スペーサーとか挟めば

 良いとも思いました。

 

〇コンクリートの打設回数について

・土木では1回の打設高さが決まっていて、うろ覚えですが50cm程度だったような

 気がします。また、打設速度にも決まりがあります。

 打設高さが決まっている理由は、締固めのためのバイブレーターによる締固め作業が

 きちんとできる高さ。

 打設速度が決まっている理由は、あまりにも早く打設すると、打設後のコンクリートは

 時間が経つと、その自重で沈降します。この沈降を待ちつつ打設作業を行うということです。

 

・橋梁とか大量のコンクリートを打つ構造物では、高さが20mとか30mあるので、当然1回では

 打設できません。

 数十回に分けて打設することになります。

 

・ところで、「打重ね」と「打継ぎ目」という言葉があり、

 「打重ね」とは、打設作業中の1層目の上にさらに打設する作業(行為)を言います。

 「打継ぎ目」とは、打設した1層目が硬化した、あとに、2層目を打つ作業(行為)を言います。

 

・なお、当然、橋梁でも作業工程の都合上「打継ぎ目」を設けることはあります。

 その際は、レイタンス処理を行えば強度・耐久性の問題は発生しません。

 例えば、30mの高さのある柱を1日で打設することは、出来ないことではないですが、

 ずっと、例えば24時間ぶっつつけでコンクリートを打設する必要も出てくるので、

 作業員も辛くなるので、分けて行います。

 

・ということで、大事なのは「施工管理」・「品質管理」であって、「打継ぎ目」は悪くないと思いました。

 

〇積水ハウスさんの家の価格は高いような・・・

・積水さんは工場でフレームを作って、現地で組み立てるだけのメーカーだったような・・・

・価格もすごい高い感覚が・・・

・工場で作っているフレームを現場に持ってきて組み立てるだけなので、在来工法より

 楽だと思うのに、なぜそんなに高いのでしょうか・・・?

・フレーム価格が高くでも、現場作業を少なくなるので、そんなに高くする必要ないのでは?

 

とりあえず、長く使われているものは、それなりに良い所あるので、使われていると思います。

 

大事なのは、施工管理・品質管理だと思いました。

 

以上。