ちょうど野球のアジアチャンピオンシップをやっているから…ではなく、元々この手の本が好きなので読んだのですがね。
今回はこちら!

と言うことで、前野球日本代表監督の小久保裕紀氏の『開き直る権利』です。
これは、小久保氏が日本代表監督になってからWBC(ワールドベースボールクラシック、野球世界一決定戦)の第3位になるまでを中心に書かれております。
この中で興味深い考え方は「開き直り」と「投げやり」の違いについてです。
小久保氏の考え方は
「開き直り」=全てをやりつくして初めて言える「なるようになれ」
「投げやり」=何もしていないのに「なるようになれ」
です。
個人的には「投げやり」が「居直り」になっている気がしないでもないとは思いましたが、「開き直り」についてはとても深みを感じましたね。
野球日本代表の監督と言う重責を経験ゼロで引き受けて、WBCの前に行われたプレミア12と言う国際大会での敗戦を経て、さらにトラブルもありながらWBC本選を迎えると言う過程を経ているので本当に重く、そして納得の行く考えです。
バッシングもされ、本大会でも怪我による選手の辞退が相次ぎ本当に辛い状況下であったと思います。
それでも、やれることを全てやりきったからこその「開き直り」だったのだと思います。
やれることを全てやる……これ、簡単そうでとてつもなく難しいですよね?
やりきったと思っても意外と後から後悔している何て言うことはかなり多いと思います。
私も多いです。
そうならないためにも、何事もしっかりやりきって、結果については「開き直る」ように出来ればと思いましたとさ。
ちなみに、この本からもうひとつとても大きなものが伝わります。
それは……
『選手への愛』です。
日本ハムの中田翔選手は相当取り上げられている上に、最後1章が丸々小久保JAPAN時代の選手へのメッセージとなっているので、これだけでも十分に愛を感じますよね?
さらに育成について、絶対に諦めない!
と言う信念も随所で語っています。
この育成を諦めないことも実はかなり難しいことですね。
後輩や部下を持ったことがある方なら誰しもが通る上に、これまた諦めがちな要素がこれですからね…。
やはり日本代表の監督を勤める方は信念がしっかりとしています。
見習うべき点はしっかりと見習おうと思いました。
最後は書評とは関係無いですが、明日のアジアチャンピオンシップの台湾戦、とても楽しみです!