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岡山県吹屋にベンガラの勉強に行ってきました
ベンガラとは酸化鉄の事で顔料に使われていました
建築では耐水性、耐候性などに優れており
無毒で身体にも安全なので住宅の木部などに
着色し使われていました。
和家でもベンガラは当然のように使っていますので
今回はこのベンガラがどのようにして作られるのかを
実際に見学してきました。
まずはこちらで原料をお皿の様な物に入れ積み重ね
700℃位の火で1~2日焼くと赤褐色の焼キになります
次に水を加えかき混ぜ粗い物と細かい物に分けます
そして含まれている酸分を抜く為に
きれいな水を入れてかき混ぜる方法を
10~100回繰り返します
ベンガラは水には絶対溶け合わないらしく
時間が経てば沈殿するので酸の溶けたうわ水だけを
捨てるという方法だそうです
そして最後に酸の抜けた物を天日干しした物が
ベンガラになります。
吹屋の町をゆっくり歩いてみると何とも言えない
風情のあるベンガラ色の町並みが続いていました
静かで時間が止まっている様な
とても素敵な場所だと思いました。