今さらなんですが、ママ研究者として出産を経験してみて、いろんな制度や支援の**「実際どうだったか」を振り返るシリーズ、今回は産後ケア事業**について。


産後ケア事業とは、産後の心身の回復をサポートする目的で、多くの自治体が行っている支援制度。助産師や保健師のケアが受けられたり、赤ちゃんを一時的に預かってもらえたりするサービスです。

産後ケアホテルや、病院、助産院などの施設があり。有料から一部負担、自治体によっては完全無料の場合もあります。



つまり、「ちょっと休みたい」「誰かに頼りたい」そんな産後ママにとって救いの手…のはず。


……だったんですけどね。


産後ケア、使えずに終了しました。


私は里帰り出産をしませんでした。

その理由は、

・両家の実家が微妙に遠くて気軽に頼れない距離

・親もそこそこ高齢で、ガッツリ頼るのは気が引ける

・助産師として、夫婦関係の形成は「産後の早い段階から」が大事と知っていたから


つまり、「これはもう、産後ケア事業に頼るしかない!」と思っていたんです。


でも、実際は一度も使えずに終わりました。


その理由、猛暑すぎたから。


出産は初夏。利用したかったのはその直後、つまり猛暑真っ只中。

産後ケアセンターへ行くには車が必要だけど、

灼熱の車内に新生児を乗せるってどういう試練ですか?

エンジンかけて冷やして、チャイルドシートに乗せて、病院まで運転して…って、


「いや、私休みたいんですけど?」


そして、ケアを受けて帰ってきたら

「夕飯作って、風呂入れて、寝かしつけて…」といういつもの流れ。


むしろ負担増えてませんか?


夫が送り迎えしてくれれば理想だったけど、仕事の都合でそれも難しく、結局

「もう…いいや、めんどくさい」

となってしまいました。


「今、限界」って日に限って予約が取れない現象


しかも、夜泣きで寝られなかった日とか、

「今日こそ預かって欲しい…!」っていうドンピシャな日に限って、予約が取れない。

産後ケアって、タイミングと機動力が命。


「来週なら空いてます」って言われても、

来週の私、もう大丈夫な顔してるかもしれない。でも、今日の私は限界なんです。


この時点で、「うん、私には合わなかったな」と納得してしまいました。


これからの産後ケア事業に求めたいこと


制度としてはすごく意義があるし、利用できる人にとっては救いになるはず。

でも、実際には**「制度はあるけど、実用性が低い」**ってケースがあるのも事実。


だからこそ、今後の産後ケアにはこんな工夫があると嬉しい:

予約のしやすさ(前日・当日OKな枠も用意してほしい)

送り迎えのサポート(タクシーチケットとか、配車サービスとの連携とか)

帰宅後の生活支援(帰りにお弁当やお惣菜が買えるチケットつきとか最高)


ほんの少しの支援で、「もうひと踏ん張りできるママ」は絶対に増える。


結局、自力でなんとかした。でも、それでいいとは思ってない。


私は結局、制度を使わず、自力でなんとかしてきた。

でも、それは「自力が正解」なんじゃなくて、「他の選択肢が現実的じゃなかった」だけ。


もし今後、自分の学生や後輩、そして将来の母たちが出産することがあったら、

もっと「使える支援」が整っていてほしいと思う。


それが、ママ研究者としての願いです。