ベリーダンスの発表会に行ってきました。
 
 
 
Hermes Dance Company
Students' Show 2015
 
@日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
 
 
 
2日目は、
 
ぴょんぴょん飛び跳ねたくなるようなかわいい曲。
 
Najwa Karamというレバノン出身の女性歌手の
 
『Int I Shams』で。
 
 
 
要所に登場する、

ツイストで3歩進んで4歩目に進行方向の片膝を高く上げる
 
という振り付けと、

弾むリズムが楽しかった。

そこが曲でも振り付けでもポイントになっていたんだけど、

アフリカの民族舞踊を連想させて、

民族的・土着的な印象が新鮮でもあった。
 
 
 
中盤では、
 
フィギュアエイトを水平と垂直で使い分ける

女性らしいラインを強調させた動きに変化した。
 
そこが一番難しかったな。
 
左右への振り分けや奥行きを感じて踊れなかった。
 
腰をゆっくり動かすのと滑らかに動かすのとは違う、
 
ということを実感した。
 
 
 
この曲では、

前回絶賛してもらった
 
サーモンピンクの衣装を着て出演したのだけど、
 
ベリーダンス衣装専門のお直しさんにお願いして
 
ジャストフィットだったアンダーバストに、
 
隙間ができていた。
 
谷間も縮小された気がする・・・。
 
痩せたらしい。
 
6月のガラの時はぴったりだったのに。
 
 
 
この衣装は
 
ブランドものなだけに素材は超重厚で硬い。
 
生地というよりは鎧を身に着けるような感覚。
 
バストも鋳型にはめられる感じ。
 
だから身体と衣装の間に隙間があると、動くたびにずれて、
 
噛み合わさっていた歯車がたちまち崩れる。
 
本番前にみんなと振り付けを合わせていたら、
 
最後の最後にブラのホックが外れたターミネーター
 
 
 
ブラはホルタータイプになっているので、
 
後頚部と背部の2か所止め。
 
計4個のホックで補強されていながら落下を開始し、
 
それに気づいて鎧を両手でキャッチした・・・ショック
 
なんか浮いてくるなと思っていたら。
 
でもねぇ、こういうの、よくあることらしい。
 
ホックの2か所止めだけでは不十分なんだ。
 
ホックにマジックテープを追加するのも解決策の一つだけど、
 
着けるたびにホックの位置とホルターの角度を
 
見直すのがいいね。
 
 
 
恐怖恐怖。
 
でもあと1時間もしたら本番だから、
 
今更直せない。
 
迂闊にいじったら二度と着れなくしてしまいそう。
 
金具のひっかけるところをぐっと押して
 
外れにくくしてもらっただけで
 
本番は無事終了したのだけど、
 
いつホックが外れてブラをキャッチするのだろうと
 
内心ヒヤヒヤだった。
 
 
 
今年はレッスンの出席率が良かったから、
 
2曲とも振り付けが頭に入っていた。

いつもこの半分くらいの出席率だと思う。
 
動画を撮って自分の踊りを確認したかったけど

その時間は作れなかったので、
次回は実践しよう。
 
笑顔が作れたかどうかはあやしい。
 
衣装が!とかホックが!とか思ってたら、

普通、動きは小さくなっていくよなぁ。

顔もひきつってたかも。
 
それか開き直ってたかのどっちか。

 

待ち時間が長くて
 
それだけでも疲れてしまうけど、

大好きな人たちと一緒にいられて楽しかったし
 
しあわせだった。
 
遠いし朝早いし荷物は多いけど、
 
以前は準夜明けで参加してたんだから、
 
そのことを思うとずっと楽。
 
 
 
2日目という慣れと疲労からか
 
全然緊張をしてなくて、

気が抜けて振り付けを間違えそうだった。
 
1か所、手足を左右一緒に出してしまうところがあって、
 
そこはやっぱり一緒に出そうになったな。

気持ちの張りも大事ね。
 
しかしまぁ、
 
場数を踏むのがわたしの目標だから、
 
いい感じで辿れているのではないかと。


 
今後の課題は精度を上げること、
 
踊り以外には髪とメイクも。
 
ヘアワックスをつけすぎて
 
前髪まで固まってしまったわたしの髪を、
 
本番前の舞台袖で
 
JUNKO先生が後ろに流した方がいいって、

何度も指でとかしてくれたの
泣く泣く
 
よっぽど変だったんだろうなぁぁ。
 
来年は気をつけます。
 
 
 
普段お化粧をしないわたしにとって
 
高いハードルであった舞台メイク。
 
毎年キャンバスにへたくそな絵を描いてる気持ちで
 
いっぱいだったけど、
 
悪魔メイク(わたしがするとそうなる)にも
 
慣れてきた。

前回の舞台袖でのことを思い出して、
 
真っ赤な口紅も買った。
 
今度は立体感や華やかさを意識できるようになりたい。
 
悪魔メイク(もしくは女子プロレスのそれ)との鑑別を
 
明確にできることを目標に。
 
 
 
自分達の出番が終わった後、まだ時間があったので
 
客席から他の出演者のステージを見てきた。

スクール生の中に時々
 
インストラクターが混じって参加しているのを見たら、

うますぎてため息が出た。

 
上手な人を見るのも、
 
これからの人も見るのも、すごく勉強になる。
 
わたしもあんな感じなんだなって思って見てる。
 
 

帰りの電車で、
 
わたしは
 
入門初級と中級の違いを分析したくて

初心者らしき人の動きに注目して見ていたけど、
 
一緒に見たレッスン仲間の方は
 
お腹にコンプレックスがあって、
 
同じような体形の人のお腹のお肉は
 
どうやって見られているのか、

っていうのを見ているんだって話してくれた。
 
 
 
ふたりとも、
 
ステージにいる人を見ているようで

そこに自分の姿を見ていたんだなぁ。

疲れ切った人々が揺られる中で、
 
熱くダンスについて語り合った。

暑苦しいほど。


 
夢中になってダンスのことを話していると
 
自然と口が悪くなるみたいで

めっちゃ受けられた。
 
でもわたしのそういうところは好きですよって。

すみませんにゃ
 
悪気は一切ないんです怖い困る暑い

ただ素朴な疑問を吐いただけで・・・ターミネーター



習い始めは、
 
発表会なんて大それたことは考えてなかった。

衣装も費用も決して安くはないけど、
 
自分の中に新しい扉が開かれたことには
 
価値がある。
 
こういう部活ノリな活動も、
 
嫌いじゃないんだろうね。

本命の「うた」には進歩がないけど、
 
ゼロではない。多分。



2日間大きな舞台に立たせていただき、

素晴らしい空間を体験させていただき、
 
ありがとうございました。

素人ながらミリ単位でも精進していきたいと思います。

えっとそれは、自分のために。