つづき。
灯台の駐車場からもと来た道を戻る。
ここから宿泊先までは1時間強。
最初にチェックインする予定だったけど、
先にこちらに来てしまったので、
到着予定時刻を大幅にオーバーしている。
18時に着く旨を電話で伝えたら、
到着予定時刻を大幅にオーバーしている。
18時に着く旨を電話で伝えたら、
フロントの反応が「はぁ?」で、
わざわざ連絡する必要はなかったという勉強になった。
17時を過ぎてもまだ明るい。
真冬なら薄暗くなってきて不安になる頃だから、
日の射している時間が長くてありがたい。
R431に入ったらひたすらまっすぐ。
わざわざ連絡する必要はなかったという勉強になった。
17時を過ぎてもまだ明るい。
真冬なら薄暗くなってきて不安になる頃だから、
日の射している時間が長くてありがたい。
R431に入ったらひたすらまっすぐ。
目的地までは38.6km。
田んぼとお寺と民家のある1本道だったのが、
宍道湖が近づくにつれて交通量が増えてきた。
後にも先にも島根ナンバー。
いい感じに囲まれている。
宍道湖に差し掛かる。
R431は湖畔に沿って走っているので、
田んぼとお寺と民家のある1本道だったのが、
宍道湖が近づくにつれて交通量が増えてきた。
後にも先にも島根ナンバー。
いい感じに囲まれている。
宍道湖に差し掛かる。
R431は湖畔に沿って走っているので、
ハンドルを握る真横に湖面が見える。
宍道湖は台形のような形をしていて、
R431と山陰本線は
宍道湖は台形のような形をしていて、
R431と山陰本線は
湖の真上(北側)と真下(南側)を走っているの。
今日の景色は真上からだから、
今日の景色は真上からだから、
前に見たのとは反対側の景色。
『特急やくも』の車窓からも、
『特急やくも』の車窓からも、
真っ青な宍道湖が迎えてくれたっけ。
しんじ湖温泉入口の交差点からすぐのところが目的地。
ここまで来るのに結構渋滞した。
このあたりは温泉地であって、官公庁が並んでいて、
国宝松江城がある。
観光地なのにオフィス街なんて、
しんじ湖温泉入口の交差点からすぐのところが目的地。
ここまで来るのに結構渋滞した。
このあたりは温泉地であって、官公庁が並んでいて、
国宝松江城がある。
観光地なのにオフィス街なんて、
渋滞する要因が揃ってるのね。
無事チェックインを済ませて一息つく。
夜ごはんはどうしようかな。
前回はバス移動と参拝をしただけ。
松江市には飲食店が多いので期待してしまう。
ガイドブックに載っていて、
無事チェックインを済ませて一息つく。
夜ごはんはどうしようかな。
前回はバス移動と参拝をしただけ。
松江市には飲食店が多いので期待してしまう。
ガイドブックに載っていて、
なおかつおいしいお店に行きたい。
初心者なので、ガイドブックを開いたときに、
初心者なので、ガイドブックを開いたときに、
ここに行ったなぁって思いだしたいの(笑)
でも、ガイドブックに載っていた割に
でも、ガイドブックに載っていた割に
まずかったという思い出は残したくないので、
参考までに口コミ情報もチェックする。
松江と言ったら蕎麦かな。
参考までに口コミ情報もチェックする。
松江と言ったら蕎麦かな。
値段もそんなに高くならないし。
と、徒歩圏内のお蕎麦屋さんに行ったら、
と、徒歩圏内のお蕎麦屋さんに行ったら、
営業時間内なのに閉店していた。
次の候補の店には電話を入れたが、
次の候補の店には電話を入れたが、
そちらも閉店していた。
売り切れ次第閉店って書かれているけど、
売り切れ次第閉店って書かれているけど、
昼過ぎには売り切れるらしい。
しかも今日は土用の丑の日で、
しかも今日は土用の丑の日で、
どこの店もなかなかの混みようであったらしい。
蕎麦はやめだ。
駐車場で困りたくなかったので歩いたのに、
蕎麦はやめだ。
駐車場で困りたくなかったので歩いたのに、
無駄足になった。
もう歩きたくないな・・・
ホテルの駐車場に戻って、
もう歩きたくないな・・・
ホテルの駐車場に戻って、
車内でガイドブックとにらめっこ。
次の候補を見つけて電話をすると、
次の候補を見つけて電話をすると、
今度はよいお返事でほっとする。
近くの商店街のなかの一角で、
近くの商店街のなかの一角で、
車で5分程度の距離だった。
ホテルの駐車場を出て一本隣の大通りへ入り、
宍道湖大橋北詰の交差点から
ホテルの駐車場を出て一本隣の大通りへ入り、
宍道湖大橋北詰の交差点から
幸橋の交差点を右折したいのに、
帰宅ラッシュの時間だからなのか、ひどく渋滞している。
幸橋の交差点に来たら、警察官が手旗信号で誘導していた。
事故でもあったの?
事故処理車とかないけど・・・
幸橋を右折して、もう一度右折をするんだけど、
ここでナビの示す道を誤り
帰宅ラッシュの時間だからなのか、ひどく渋滞している。
幸橋の交差点に来たら、警察官が手旗信号で誘導していた。
事故でもあったの?
事故処理車とかないけど・・・
幸橋を右折して、もう一度右折をするんだけど、
ここでナビの示す道を誤り
手前の細い道を曲がってしまう。
車が通る道じゃないじゃん!T-T
出直すために一度商店街を出る。
相変わらずの渋滞で、
車が通る道じゃないじゃん!T-T
出直すために一度商店街を出る。
相変わらずの渋滞で、
すぐにはUターンできそうにない。
宍道湖大橋北詰まで戻って、
宍道湖大橋北詰まで戻って、
それからUターンしよう。
と思ったら、
と思ったら、
この交差点は三叉路になっていてUターンができない。
無駄に宍道湖大橋を渡ってしまう。
お、お店が遠ざかる・・・
信号をどれだけ通過しても
無駄に宍道湖大橋を渡ってしまう。
お、お店が遠ざかる・・・
信号をどれだけ通過しても
右折用のレーンが出てこないと思ったら、
この大通りは右折禁止であった。
わぁ、どうしよう。あたしどこまで南下するの。
隙を見て右折させていただく。
左側の車線が空いたので
この大通りは右折禁止であった。
わぁ、どうしよう。あたしどこまで南下するの。
隙を見て右折させていただく。
左側の車線が空いたので
急いでそちらへ車線を変えたら、
その道は左折専用であった。
これではまたホテルに戻ってしまう・・・
隙を見て直進車線に入れ直させていただく。
しかし急な角度で無理やり入ったために
その道は左折専用であった。
これではまたホテルに戻ってしまう・・・
隙を見て直進車線に入れ直させていただく。
しかし急な角度で無理やり入ったために
車線からはみ出してしまい、
思いっきり通せんぼしてしまった。
そして長い信号待ち。
左折車線は空いているのに、
思いっきり通せんぼしてしまった。
そして長い信号待ち。
左折車線は空いているのに、
わたしのせいで後続車両は進むことができない。
ごっごめんなさいT-T
これが大阪だったら
ごっごめんなさいT-T
これが大阪だったら
クラクション鳴らされまくってるかもT-T
島根の人は優しいなT-T
やっとのことで幸橋の手旗信号まで戻る。
交差点中央に立っている警官のおじさんに話しかけられる。
「そっちは混んでるよ~」
「でもっ、ここを曲がらないとっ・・・」
次の右折の信号を待っていたら、
島根の人は優しいなT-T
やっとのことで幸橋の手旗信号まで戻る。
交差点中央に立っている警官のおじさんに話しかけられる。
「そっちは混んでるよ~」
「でもっ、ここを曲がらないとっ・・・」
次の右折の信号を待っていたら、
なんと神輿の大行列が登場した。
祭囃子と長い行列T-T
右折先が通行止めになってるT-T
お店まであと少しなのに。
迂回して先回りするけど、
すでに若い警察官と通行止めのカラーコーンが立っている。
車の窓を開けて声をかけた。
「この先通れませんか?」
「だめです」
通りすがりのおじさんにまで言われる。
「今日は天神さんのお祭りだからだめだよー」
泣けるT-T
少し離れた場所で停車して、
祭囃子と長い行列T-T
右折先が通行止めになってるT-T
お店まであと少しなのに。
迂回して先回りするけど、
すでに若い警察官と通行止めのカラーコーンが立っている。
車の窓を開けて声をかけた。
「この先通れませんか?」
「だめです」
通りすがりのおじさんにまで言われる。
「今日は天神さんのお祭りだからだめだよー」
泣けるT-T
少し離れた場所で停車して、
さっき電話したお店に事情を説明する。
今度にしますT-T
追われるように商店街を後にした。
今日が天神さんのお祭りなんて知らなかった。
宍道湖の花火は来週なのに。
ホテルの近くにファミリーマートがあった。
職場の売店と同じなので、品揃えはよくわかっている。
時刻は19時半。
早い飲食店ならそろそろ閉める頃なんじゃ・・・
今日はコンビニごはんにする?
でもさぁ、
今度にしますT-T
追われるように商店街を後にした。
今日が天神さんのお祭りなんて知らなかった。
宍道湖の花火は来週なのに。
ホテルの近くにファミリーマートがあった。
職場の売店と同じなので、品揃えはよくわかっている。
時刻は19時半。
早い飲食店ならそろそろ閉める頃なんじゃ・・・
今日はコンビニごはんにする?
でもさぁ、
今日の6時間以上のドライブの〆がコンビニって、
めっちゃ切ないんやけどもT-T
ホテルにバニラを置いて、また歩くT-T
もう値段とかなんでもいいから、
めっちゃ切ないんやけどもT-T
ホテルにバニラを置いて、また歩くT-T
もう値段とかなんでもいいから、
ちゃんとしたおいしいものが食べたい。
ネット検索すると、
近くにとても評判のいいお店がある。
もうそこでもいいかな。
さっき電話したお店まで、
ネット検索すると、
近くにとても評判のいいお店がある。
もうそこでもいいかな。
さっき電話したお店まで、
歩いて行けないこともないけど。
商店街から離れた人気ない路地を歩くと、
一軒家のような旅館のような佇まいの建物を見つける。
店先にメニューが出ている。
これはちょっと・・・
商店街から離れた人気ない路地を歩くと、
一軒家のような旅館のような佇まいの建物を見つける。
店先にメニューが出ている。
これはちょっと・・・
もしかして入ってはいけないお店なのではないか・・・
しばらく考える。
店先に鹿威しがある風流なお店。
一見さんお断りとか言う??
でも、なんっか興味を惹かれて、扉を開けた。
スラックス着用の女性が出てきた。
「まだ大丈夫ですか?」
しばらく考える。
店先に鹿威しがある風流なお店。
一見さんお断りとか言う??
でも、なんっか興味を惹かれて、扉を開けた。
スラックス着用の女性が出てきた。
「まだ大丈夫ですか?」
「一人ですけどいいですか?」
「カード使えますか?」
いいですよって。
そのお店は『蓬莱吉日庵』。
個人の別荘、料亭旅館を経て今も残る
大正時代の数寄屋造りの建物を再生した
いいですよって。
そのお店は『蓬莱吉日庵』。
個人の別荘、料亭旅館を経て今も残る
大正時代の数寄屋造りの建物を再生した
日本料理店。
一人で会席を食べてしまった
それもディナーで。
館内は大正のお屋敷。
一人で会席を食べてしまった
それもディナーで。
館内は大正のお屋敷。
家具はアンティークで、和と洋が混在している。
文明開化って、こんな感じだったのかな。
庭園は自慢の様で、見事な造り。
池に水はなかったけど、
遠くの用水路で水の役目をして回転している
文明開化って、こんな感じだったのかな。
庭園は自慢の様で、見事な造り。
池に水はなかったけど、
遠くの用水路で水の役目をして回転している
紐のようなものを見つけた。
水がなくて寂しいと思っていたので、
水がなくて寂しいと思っていたので、
気持ちだけで十分な気になった。
この時期よく見かける光景ではある。
窓側のテーブルに通されて、庭園を見ていた。
庭園の反対側には、
大学の同窓会と想定される
この時期よく見かける光景ではある。
窓側のテーブルに通されて、庭園を見ていた。
庭園の反対側には、
大学の同窓会と想定される
30代から60代8名ほどのテーブル。
わたしのテーブルの奥には、
わたしのテーブルの奥には、
高齢の男女2名のテーブルがあった。
グループのみなさんは、
グループのみなさんは、
お酒がおいしくていい気分で酔っ払っている。
飲み物を他人の分までガンガン追加して、
飲み物を他人の分までガンガン追加して、
当時の男女関係など暴露している。
普段のストレスなの?
土地柄お堅い職業のみなさんだと思われる。
もう一方は、女性は70代後半、
普段のストレスなの?
土地柄お堅い職業のみなさんだと思われる。
もう一方は、女性は70代後半、
男性は80代前半とお見受けした。
さっき登場したスラックスの女性に勧められるがままに、
日本酒をボトルで次々と注文している。
わたしもメニューを見たけど、日本酒は頼めなかった。
か、金持ち・・・
最後には、
厨房から料理長らしき男性を呼びつけて、
注文したお酒の試飲を勧めていた。
あの人たちはいったい何者なのだろう。謎。
やっぱり店が違うと客の層も違うわ。
お品書きを眺めながら説明を聞いて、
注文したお酒の試飲を勧めていた。
あの人たちはいったい何者なのだろう。謎。
やっぱり店が違うと客の層も違うわ。
お品書きを眺めながら説明を聞いて、
一品一品運ばれてくる料理をいただく。
散々歩き回って汗もかきまくっていたわたしは
散々歩き回って汗もかきまくっていたわたしは
口渇が激しく、
先に注文した島根ワイナリーの100%ぶどうジュース
先に注文した島根ワイナリーの100%ぶどうジュース
(おいしかった)
では全然足りず、
ついに「お水いただけますか」と言ってしまった。
料理のおいしいお店は
ついに「お水いただけますか」と言ってしまった。
料理のおいしいお店は
100%水もおいしいとわたしは常々思っているのだけど、
ここのお店、お水もめっちゃおいしかった。
あまりにおいしくて、お代わりしてしまった(笑)
料理も丁寧に味がつけられていて、見た目もきれい。
季節感と地元の食材を大事にしていて、
ここのお店、お水もめっちゃおいしかった。
あまりにおいしくて、お代わりしてしまった(笑)
料理も丁寧に味がつけられていて、見た目もきれい。
季節感と地元の食材を大事にしていて、
創作料理って楽しい^-^
せっかくなので、地ビールも頼んだ。
宍道湖の夕日をイメージしたビールで、色味が深い。
やっと松江に来たって感じがした。
宴もたけなわ。
酔い酔いの皆さんは乱れつつも現実に戻って
せっかくなので、地ビールも頼んだ。
宍道湖の夕日をイメージしたビールで、色味が深い。
やっと松江に来たって感じがした。
宴もたけなわ。
酔い酔いの皆さんは乱れつつも現実に戻って
タクシーを手配しだし、
ご高齢のお二人も席を立つ。
飲み切れなかったボトルを袋に入れてもらっている。
女性は男性の手を引いて歩いていく。
ご高齢のお二人も席を立つ。
飲み切れなかったボトルを袋に入れてもらっている。
女性は男性の手を引いて歩いていく。
男性はほっぺが真っ赤でヨタヨタ^-^;
それを笑顔で手を引く女性。
わたしの横を通っていく時に目が合い、
それを笑顔で手を引く女性。
わたしの横を通っていく時に目が合い、
軽く会釈をすると、
「ぉおひとりでしたか、それはお寂しい」
「ぉおひとりでしたか、それはお寂しい」
と男性が気付き、申し訳なさそうに言った。
(いやいや、それより段差気をつけてな)^-^
歩いてホテルに戻る。
無事1日が終わってよかった~。
ホテルには小さいけど温泉があったので利用した。
それで疲労はずいぶんやわらいだみたい。
そして、明日も今日と同じぐらい走るのであった。
つづく。
【蓬莱吉日庵】 松江市殿町101 駐車場有