是方さんのデビュー40周年と
生誕お祝いセッション3Daysの
2日目に行ってきました。



是方博邦40周年&Birthday 3Days
「Rock Twin Guitars Jam」

是方博邦(g)
YUKI(g)
IKUO(b)
淳士(ds)
Guest / sebastian(g)

@BLUES ALLEY JAPAN



1975年、同郷の先輩ミュージシャン

大村憲司氏、村上“PONTA”秀一氏に誘われて上京、

カミーノというグループでデビューして40年。

ひな祭りのお生まれ。



上京された時に神戸から持ってきた

ギターを弾いていました。

塗装がはがれていましたが、

体にしっくりと収まっていました

こんなに長く弾くとは思ってなかったって
 
言っていました。

上京してきた時の気持ちを、

ずっと抱えてこられたんだと思いました。



ドラムが淳士くんだったので、

会場をこれでもかってぐらい盛り上げていました。

淳士くんと是方さんは、
 
かれこれ10年近く一緒にセッションをしているそう。

そのお付き合いの中で、
 
淳士くんのスケジュールがバッティングしてしまった時の、

彼の対応に感動した是方さんと、
 
照れる淳士くん。



是方さんは『野獣王国』というバンドの
 
リーダーもされており、

この業界の重鎮(スーパーギタリスト)
 
ということもあって、

淳士くんは謝罪した時の是方さんの様子を、
 
超コワイ人に仕立てて笑わせます。



淳士くんはYUKIさんもいじるいじる。大変。

その流れで、音に合わせて
 
陽気な決めポーズをとらされるYUKIさんを見て

「YUKI、こんなキャラやった?」
 
と驚く是方さんなのでした。



YUKIさんの『ROSEMARY』という曲を
 
演奏されたのですが、

そのタイトルはYUKIさんが以前に住んでいた
 
マンションの名前でした。

引っ越ししてから最初に作った曲でしたっけ。

とてもきれいな曲なのに、
 
それも淳士くんにかかったら爆笑の渦。

それで会場をひとつにしてしまいました。



是方さんはとても楽しそうでした。

若い人達とやるのはすごく刺激になるそうです。



是方さんは開演前の会場に
 
ひとりで赤いアコギとともに登場し、

いくつかのテーブルを回って1曲ずつ演奏していました。

立ち見席の後ろでも1曲弾いて行かれました。

ギターを弾くのが好きだし、
 
人が喜ぶ顔を見るのが好きみたい。



出演されるのが好きな人ばかりなこのセッション、

一番見たかったのはsebastianさんでした。

たまにブルハチで鳴らすセバスさんのジャムとかソロとかに

 
高い関心がありました。

だからセッションで
 
自由に弾くセバスさんを見たかったんですよね。

セバスさんめっちゃかっこよかったんですよ。

柱で見えなかったけど (^-^;

淳士くんの無茶ぶりに耐えながらも、

YUKIさん、是方さん、セバスさんの順で畳みかける

トリプルギターの応酬は最高でした。

そのときはステージ中央に3人で寄って演奏していたので、

モニター越しでない、生のセバスさんが見れました。

YUKIさんも是方さんも、
 
自分の番を待つ間じっとしていられないようで、

リズムをとりながらテンションをあげていきます。

そして迎える最高潮、

すごくわくわくしたなー。楽しかった~。



セバスさんは1部2部ともに登場し、
 
2部では是方さんに

バースデーケーキを持って登場しました。

是方さんがろうそくの火を吹き消す間、
 
正面でケーキを持っていたセバスさんは

是方さんの吹く息でチョコレートパウダーを被ってしまい、

チョコスチャンと呼ばれていました。

しあわせな時間でした。



セッションの時のIKUOさんは、

自己主張しなくて裏方に徹しているような。

そこにいるだけで強い存在感を放っているのですが、

曲の決めに入るときに何気に上げる腕や足の動きだけでも

なんであんなにかっこいいのだろうね。

かっこよかったなぁ。

楽器のために筋トレするという話題になった時、

ベースを弾くのに必要な筋肉を鍛える
 
トレーニングはないと思うので、

ベースを弾く筋肉はベースを弾くことで鍛える
 
と話していました。

なんてIKUOさんらしい、と思いました。



淳士くんのドラムソロは賑やかでした。

お客さんとの掛け合いを楽しむ様子を見ていたら、

真矢さんを思い出していました。

セッションで叩くときは、音量を押さえるために

客席から膝が見えるほどの
 
小ぶりなドラムセットを使うそうですが、

ソロはいつも通りでした(笑)。

ファンの声を聞くときが一番楽しそう。
 
声援が何よりの励みになるのでしょう。

今日もいっぱいパワーをもらっていました。



最後にワイン好きな是方さんへ、

メンバーさんから赤と白の2本のワインが贈られました。

紅白でめでたいね。



年齢の壁には、

体力的なことから
 
音楽への夢を持ち続けられるか等々の

さまざまな不安があると思うのですが、

今一緒にステージに立っている是方さんが

こんなに若々しくてかっこいいので、

メンバーさんたちは、自分も還暦を迎えても

是方さんのようにステージに立っていたいと、

強く思ったようでした。



是方さんはアンコールのあと
 
ひとりステージに残り、

50代最後の曲をアコギで演奏して、

還暦までの1時間を迎えました。

神戸から新幹線で
 
ギターとアンプと手荷物だけ持って上京してきた

この40年間を振り返っていたのでしょう。



後日。
 
20年ほど前の映像を見る機会がありましたが、

是方さんはほとんどお変わりなかったです。

笑い方も喋り方も今と一緒でした。

あ、今より少しだけ強気だったかも (^-^)



是方さん、
 
デビュー40周年とお誕生日おめでとうございます。

素敵な時間をありがとうございました。

今後ますますのご活躍を楽しみにしております。