チョパレボのカウントダウンライブに行ってきました。



The Choppers Revolution
NEW YEAR SUPER BASS PARTY 2014→2015
@NAGOYA Blue Note



メンバーは

鳴瀬喜博(b)
IKUO(b)
村田隆行(b)
中沢剛(dr)
白井アキト(key)



チョパレボは、トリプル・ベース・ユニットで、

異なるジャンルで活躍する
 
3人のベーシストの競演がみどころ。

その3人を端的に表したのがこちら。

円熟低音レジェンド
妖艶低音貴公子
元気溌剌低音悪ガキ

はじめて見た時、ぴったり過ぎて笑えました。



一度ツアーをしてからは、

東京で単発的にライブをするくらいだったので、

当分お目にかかれないと思っていました。

なので、カウントダウンを名古屋でやると知って、

どうしても行きたくて、

勇気を出して正月勤務を変わってもらいました。



ライブは20時からと23時からの二部構成で入れ替え制。

チョパレボの聴きどころは演奏だけじゃなくて

トークもすごく楽しいのだけど、

この日は喋りすぎてはいけない。



チョパレボのMCって、ずっと喋っててくれるんです(笑)。

何時間でも聴いていたいんです。

でも今日は入れ替え制なので、
 
ずっとというわけにはいかないし、

カウントダウンが1秒でもずれたら、

お客さんの1年分の落胆を背負ってしまいそうです。



大きな時計をステージに持ち込み、
 
時間管理を担う村田くん。

さりげなく自制し寡黙になるナルチョさん、
 
トークを村田くんにお任せする。

1部のチョパレボのお堅い感じは貴重でした。



村田くんは、大晦日の夜に集まったお客さんに、

「みなさん、大丈夫ですか?」

「何か家庭に問題があるんじゃないですか?」

と言って心配してくれました。ニコニコ顔で(笑)。

彼氏や旦那を置いて年越しライブって、
 
立派な浮気かもね。

子ども連れてくるわけにいかないし。

盆も正月も関係ないわたしには、

カウントダウンに行けるって、夢のようでしたよ。



今日はやらないかなと思っていたけど、

ナルチョさんは最前のテーブルに上がって
 
演奏をしてくれました。

テーブルをステージにして歓声を浴びます。

これを見るのがわたしのひそかな楽しみで。

村田くんもIKUOさんも促され、

戸惑っていましたが
 
それぞれ最寄りのテーブルに立って演奏。

拒否権はないと思います。靴は脱ぎません。

わたしのなかで、Blue Note って超敷居高いんだけど ^-^;

これがとてもいい眺めなんです。



やっぱりチョパレボ、場所は選ばなかったなぁ。

そのテーブルにいたお客さんには、

別のテーブルヘグラスを寄せて人が立つスペースを作り、

テーブルが倒れないよう固定する任務が生じます。



1部が終了すると、一旦会場を出ました。

時間がすごく短く感じました。今年も残り2時間半。





そして2部が開演。

折り返し地点を過ぎ、
 
さっきまでの緊張感は崩れ気味(^-^)





Blue Note では、

その日出演するアーティストをイメージした
 
カクテルが飲めます。

この日はピンク色のキレイなカクテルでした。

ジンベースで、ピーチの甘さが飲みやすくて
 
おいしかったです。

『おしゃべり・タカ・ジン』という、
 
村田くんの名前入りでした。

村田くんは、よくしゃべるからだそうです。

IKUOさんが紹介していました。
 
感情がこもっていました。

よくご存知なのでしょう(笑)。



村田くんはいろいろなお話をしてくれましたが、

わたし的には
 
「IKUOさんは島根のヤンキー」がヒットでした。



わたしは1部2部ともに
 
ナルチョさん側のテーブルにいたのですが、

ナルチョさんが音を出すたびに、
 
椅子とテーブルが振動していました。

あとの二人の音は霞んで聴こえるようでした。

重くて太い音が空気を伝わって、
 
全身に響いてきました。

すんごい重低音であのチョッパーは、
 
言葉にできない迫力でした。

あえて言うなら、脳の下半分と耳に溜まる感じです。

それでいて艶もあり。



IKUOさんはいつも超絶速弾きを見せてくれるのですが、

今日は時間が押しているから

いつもの倍でやってとナルチョさんに言われていました。

剛くんは「無理無理!」と首を振っていました。

そのあと 『PURE SMILE』 を演奏したのですが、

初めて見に来られたお客さんに、

本当に倍速で演奏したのではないと説明していました。

いつもあの速度です。



IKUOさんの速弾きについては、村田くんから、

(IKUOさんと村田くんは 
『I.T.Revolution』 というダブルベースのユニットでも
活動されているのですが)

I.T.Rでもう何度も出演しているライブハウスのママさんに、

IKUOさんはギタリストだと思われていた
 
というエピソードを教えてくれました。

手にしている楽器が問題でなくて、奏法がね。

わたしもはじめて見た時は目を疑いました。



新年がすぐそこまで来ていました。

村田くんは何度か時計を出して、
 
今年の残り時間を確認していました。

それを見ることで、
 
貴重な時間を共有していることを実感しました。

こんな楽しい年末ってなかったから、
 
不思議な感覚でした。

と同時に帰路に着く計算を。

あー、新年が来たら帰らなくちゃ。



村田くんとアキトくんがグルーヴ祭りをしていたり、

ナルチョさんがアキトくんが弾きまくってるところに

激しく新婚コールを入れたり、

剛くんがドラムセットで年越しそばを完食して
 
大歓声を浴びたりと、

冒頭とは別バンドのような盛り上がり(笑)。



2部でもナルチョさんはテーブルに上がりましたが、

今度は最前から2番目の、
 
わたしのいるテーブルへの移動を敢行。

神降臨!!

ナルチョさんがこちらへ来ようとしていることが分かると

みんなで協力し合ってグラスを手早く移動させたのですが、

人が乗る仕様じゃないので不安定でガタガタ揺れます。

「テーブル持って!!!」
 
ってナルチョさんに言われ、
 
慌ててテーブルを押さえました。

隣の男性はまさかの神降臨に大興奮で、
 
拍手して神を見上げていました。

ちょっとあんた!!テーブル押さえなよ!!
 
ってめっちゃ言いたかったー。

でも楽しそうだったので、
 
その人の分もがんばって押さえました。

その人は、
 
ナルチョさんのシールドがビンビンに張っていたので、

シールド係になっていました。



ナルチョさんは赤い靴を履いていました。

必死で押さえてもテーブルはガタガタ鳴るのですが。

こんな不安定な場所でも、

ナルチョさんは足と腰で力強くリズムを刻んでいて、

止まることを知らない。

腰でベースにアタックしたりとアクションも入れていて、

怖くないのかなぁと思いました。

信用されてるのでしっかり押さえないと。

しっかしこのかっこよさ。見上げました。

もうめっちゃかっこよかったですよ。

なにこのかっこよさ―。

音の振動のほかに、
 
実物の振動も体験した年の瀬でした。



カウントダウンは村田君が仕切ってくれたのですが、

実に彼らしかったです。



23時59分になると、

ステージ後方のスクリーンに
 
秒読みの数字が大きく映し出されました。

すると村田君は、

「そういえば決めてなかったんですけど…、

みんなでカウントを読み上げるのは
 
何秒からにしますか?」

と客席に聞き始め、

残り30秒の時点でも
 
まだタイミングを決めずにじらしていて、

焦る客席の様子を楽しんでいました。



結局お客さんが自主的に10秒前からカウントを始め、

最後はきっちりゼロで

クラッカーを鳴らして、シャンパンで乾杯してきました。

村田くんらしいカウントダウンでした(笑)。





楽しくてしあわせな時間をありがとございました。

特別な一日でした。

また名古屋に来てくれたらうれしいです。





新しい年が来ても相変わらずのわたしだと思いますが、

去年よりも前に進めますように。





数日後、師長さんに
 
「そういえばカウントダウンはどうだったの」と聞かれ、
 
「もうすごいよかったです、最高でした」と答えました。

よりによって年末年始の勤務変更すみませんでした。

勤務交代ありがとうございました。

その分働きます (;-;)
injection*injection*