今年もベリーダンスの発表会に出させていただきました。

毎年2日間にわたり盛大に開催されます。

今年も愛知県芸術劇場大ホールで踊ってきました。



エルメスダンスカンパニーは東海地方最大のダンススクールで、

インストラクターは本校・姉妹校のほか、

各地のカルチャーセンターやスポーツ施設でも

活躍されています。

わたしはその中のひとつに所属していて、

3名のインストラクターからレッスンを受けられる機会に
 
恵まれています。

月に数えるほどしか出席できませんけど。



レッスンでは1曲の振り付けを半年かけて完成し、

発表会をひとつのゴールとしています。

毎年秋に発表会があるので、春が来たら

「今年はどんな振り付けかな」
 
「衣装はどうするの?」
 
という話題になります。



わたしの所属している施設では
 
乗り入れと振り替えが可能なので、

その制度を利用すると3つのクラスを受講できます。

昼間のクラスに籍があるのですが、
 
仕事で休んでも

夜間のクラスで受講できるんですよね。



発表会では1曲を2名のインストラクターで振り付けし、

20名前後を指導・完成に導きます。

他施設のクラスと合同になることが多いのですが、

今年は同施設での合同チームであったため、

2曲に参加できました。



振り付けは、毎週出席できるといいのだけど、

2週も休むと忘れてしまいます。

後半を迎える頃には、
 
振り付けの前半部分の記憶はなくなります。

毎週同じ曜日に仕事を休めないので

穴だらけの記憶で合同練習に臨むことになります。



今年は特にきつかったなぁ。

もともと昼夜逆転してるところに

9月下旬からはさらに生活リズムが混乱して、

衣食住ともに悲惨なんだけど、精神面が危なかった。



出席できなかった分の振り付けは、

レッスン後に自主的に踊ってるところを
 
動画で撮らせてもらえたり、

スマホに送信してもらえたりして、
 
なんとか覚えることができました。

だけど自主練習もままならない状態での出場となってしまって、

参加申し込みしたことを後悔していました。

来年からは出るのやめようと思いました。



同じ舞台で踊るメンバーが揃うのは
 
1~2回の合同練習だけです。

そこでメンバーとフォーメーションを
 
覚えないといけないのですが、

あっさり忘れました。

リハーサル直前にステージで写真撮影をするのですが、

その立ち位置すら忘れていました。



2曲出るから
 
2曲分の振り付けとメンバーとフォーメーションと

写真撮影の立ち位置を覚えていないといけないのだけど、

簡単なきっかけで記憶が飛びました。

できているはずの準備が何もできていないことや、

生活リズムの立て直しができないことなんかが
 
もうどうしようもなくて、

そのうち全部が恐怖になりました。

踊ることで気が晴れていたのに
 
踊りすら恐怖になってしまって、

こわくて練習できなくなりました。



そういうときに声をかけてくれる人の存在は
 
本当にありがたくて。

LINEで振り付けのわからないところを聞くのね。

そうすると、
 
振り付けを文字で説明し合うなんて至難の業なのに

一生懸命考えてくれるし、

スマホに不慣れで、
 
面倒だったり操作が苦手だったりするのに、

なんとかして動画を送ってくれたりする。



小心者なわたしのために話を聞いてくれたり

(でもわたしの小心者トークが
 
本番当日の控室でめっちゃ受けてた)、

恐怖体験について一緒に考えてくれたり、

守ってくれたり、

笑わせてくれたり。



この人たちと一緒でよかったと
 
今年も思いました。



速攻で忘れ去りたい
 
暗黒の発表会になると思っていたのに、

意外にも楽しく踊れました。

振り付けも、一か所ポーズが決まらなかったけど、

あとはまぁまぁよかったのです。

心は落ち着いていたし、フォーメーションも崩さず動けたし、

最前列になっても、振り付けが飛ばなかった。

本番で楽しんで踊れたことが今までになかったから、

楽しいということにびっくりしました。



課題だった「笑顔で」踊れたかは
 
怪しいですが、

目線を落とさないように
 
2階席を見ながら踊るように心掛けました。



本番前の通路で待機している時に

JUNKO先生が濃いピンクのリップを持ち歩いて、

みんなの口紅に色を足してくれたんです。

舞台メイクとしてはまだまだ地味だったと思いますが、

がんばっておいでってエールを送られたようで、

うれしかったです。



遠いからいつも声をかけないのだけど、

今年は職場の親しい人たちが見に来てくれました。

素敵だったと言ってくれました。



そのあと一緒に帰って、
 
イタリアンバールへ食事に行きました。

そこで今度は、

職場の方針や新体制導入によって生じた
 
人間関係の軋轢によるストレスについて
 
(なんのこっちゃなのですが)

これでもかっていうくらい語りまくりました。



この1日で、
 
この1カ月半わたしを支配していた恐怖心を
 
吐露できました。

怖かった。

だけど最後は楽しかったです。

いつもそばにいてくれてありがとう。