今年最初のセッションに行きました。



メンバーは

是方博邦(g)
IKUO(b)
長谷川浩二(dr)



長谷川さんとIKUOさんが好きだったんだけど、

是方さんも好きになったな。



店内は満席で、わたしは壁側の席。

壁にはジャズのポスター。

こういうお店に来る機会が増えた。

椅子とテーブルがあって、
 
飲食して演奏を見るという形式。

今回は店側からオファーがあったそうで。

また呼んでくれたらいいな。



どの曲も素晴らしかった。

後ろのほうだったのでよく見えなかったけど、

音楽は楽しいということを再認識できた
 
年の初め。



一番印象に残っている曲は『Super Arby』。

Arbyは犬の名前。



是方さんのtwitterのプロフィール画像が

とてもかわいい柴犬で、

口を開けているのが、笑っているみたいでね。

おそらくその子の曲を演奏した。



元気の出る、とても楽しい曲だった。



わたしのイメージでは、

スーパーマンの赤いマントを付けたアービーちゃんが

Mister Kelly's内を、
 
所狭しとびゅんびゅん飛び回っていた。

それも、何十匹もいるの。

きっと、お散歩大好きだったんだろうなぁ。

バックが長谷川さんとIKUOさんだしね。



後日、是方さんのツイートを見たら、

東京のセッションでは

アービーちゃんが30匹はいた
 
っていうコメントをされていた。

大阪はどうだったのかな。



わたしも柴犬が好きで。

うちの子は雑種だったけど、顔が柴犬だったので。

いまだに柴犬が一番好き。

柴犬が巻しっぽで
 
ご主人と楽しそうにお散歩しているのを見ると、

すごい幸せな気持ちになる。

運転中でもつい見ちゃって、
 
ブレーキ踏むの忘れそうになるもの。

その子もアービーちゃんも、もういないんだけどね。



わたしもあの子の曲を書いてみたいな。



『Super Arby』

ほんとに素敵な曲でした。

ミュージシャンて、自分の想いを曲にできていいな。

また聴きたい。



ほかの曲も、是方さんの紹介が上手だからか、

情景が手に取るように浮かんできて、

すっぽり入り込んでしまう。



是方さんはギタレレを持ってきていて、

1曲弾いてくれました。

『SWEET MEMORIES』。

この曲好きなんだ。

きれいだった。

松田聖子さんの曲だけど、ジャズっぽいよね。

初めて聞いたけど、ギタレレの音は美しかった。



IKUOさんのベースソロは、

手拍子をしながら聴いた。

譜面台と人の頭で手もとは見えなかったので、

想像しながら。

押さえると陰になる弦を見て、

開放されるとまた光を受ける弦を見て。

ベースを打楽器にするんだけど、

今度はそれが歌っているんだよ。

ブルハチワンマンで聴いたソロとはまた違う。

それの進化形。

IKUOさんは、
 
ベースの可能性をどんどん引き出しているのだと思う。



長谷川さんは、隙間から見えていたのに

ドラムソロになったら全く見えなくなった。

なのでドラムソロも想像。

人垣の上から覗いているシンバルが
 
揺れるのを眺めながら。

でも椅子からと床からの振動が強くて

体はバスドラの地響きを直接受けている。

長谷川さんは震源地。

姿は見えないのに、底を通じて繋がっている感覚。

終盤はずっとバスドラを鳴らしていた。



ドラムソロの後で、IKUOさんが代わりに謝っていた。

「ジャズのハコなのにすみません」って。

こういうお店に何度か行ったけど、

地面からドラムを体験したのは初めてだよ。



セッションを見に行く機会は少ないので、

新年早々見れてうれしい。

大阪まで来てくださって、ありがとうございました。

たくさんの音を感じられて、しあわせでした。