MASAKIさんの20周年をお祝いした翌日、

早朝から新幹線に乗り込み名古屋へ向かいました。

栄にあるダンススクールの

創立12周年記念イベントに参加するためです。



2日間開催されて、わたしたちは2日目のみの参加。

1日目はHabana Nightでサルサとベリー、

2日目はArabian Nightでベリーメインのパーティー。

名古屋駅でレッスン仲間のみきちゃんと
 
ゆうこさんと待ち合わせして、

スタジオに向かいました。



どんなパーティーかと言うと、

昼間はレッスン受け放題で、

夜はパフォーマンスが目の前で見れるというもの。

それも同じ高さで、手を伸ばしたら触れられる距離で。



スタジオは3カ所に分けられていて、

それぞれ1レッスン50分×5本立て。

曲調や技術レベルに応じて
 
ジャンルがわけてあります。

どのレッスンを受けたいかを
 
前もって相談してたんだけど、

わたしは一度
 
トライバルフュージョンのレッスンを受けてみたくて。

もうそれが楽しみで楽しみで。



全部で4つのレッスンを受けました。

最初はEmi先生のベリーダンス入門初級。

入門初級ならついていけるんじゃないか
 
と思ったけど、難しかったね☆

腰を8の字に移動させる動きを中心に
 
教えてもらいました。

重心を移動して、でもひねってもいけなくて、

その動きを維持したままフロアを移動するんだけど、

進まないという。

先生がやるのと、わたしがやるのと、全然違うT-T

フィギュアエイトって、
 
まだレッスンでちらっとしかやったことがなくて。

でもそれとも違う動きで。

変なとこがつりそうでした。

濃い1時間・・・

Emi先生の丁寧な動き、とてもきれいでした。



そのあとお昼休憩をとって、Hatsuki先生の

トライバルフュージョンのレッスンに行きました。

すごい人で
 
フロアは腕も伸ばせないくらいの
 
ぎゅうぎゅう詰め。

でもわたしはなるべく前に行って、
 
Hatsuki先生が見えるところで

レッスンを受けました。



ベリーダンスは
 
華やかなイメージを持っている人がほとんど
 
だと思いますが、

それはオリエンタルというジャンルです。

花びらのような美しい衣装をまとって、

やわらかな笑顔をふりまいて踊る、ハーレムのお姫様。

曲調も明るくて、テンポもいい。



トライバルフュージョンはまったく異なるもので、

みきちゃんに言わすと
 
「あのこわいやつですよね」。

ゆうこさんも、
 
真剣な表情で素早いリストの動きをまねて、

「これですよね」と言う。

二人ともトライバルは苦手みたいで、

レッスン途中から
 
「わたしこれ無理です」
「難しいです」
 
といって、

後ろに下がってしまいました。



こんなに楽しいのに~。



わたしのもっているイメージでいうと、

トライバルフュージョンは夜に咲く花で、

衣装も黒が多いね。

そしてひらひらしていない。



小道具も、

オリエンタルでは「アサヤ」と呼ばれる
 
ステッキに似た形状のものや、

色鮮やかな「ベール」を使うことが多いけど、

トライバルでは「剣」などの身を守るようなものや、

「羽根」などの身を隠すようなものを使います。



表情も笑顔は作らなくて、
 
Hatsuki先生曰く

「わたしは秘密を持っているのよ」
 
っていう顔をします。

腕の伸ばし方にしても、

オリエンタルでやる
 
まるくてやわらかな動きとは全然違って、

しなやかだけどシャープな動き。

初めてやると、
 
「なんだこの動きは」って戸惑います。



オリエンタルが古典的なら、
 
トライバルは現代的というのが
 
わたしの印象です。



この日教えてもらった振り付けは、

植物が発芽して、
 
花が咲いて、
 
そして枯れるまでを
 
表現しているようでした。

大地から生まれて、また大地に帰る。

でもこの感想、
 
同行した二人にはまったく理解されませんでした。

もー、なんでー。



Hatsuki先生、かっこよかったな。

トライバル初心者が多いのを意識して

教えるのも上手だと思いました。

踊っている間、すごくわくわくしました。

曲も、低音を強調した
 
ミディアムからスローなテンポで、

そういうのもわたしに合っているんだろうな。



これだけの人出だと、
 
会場を移動するのも一苦労。

このまま同じフロアで
 
引き続きレッスンを受けることにしました。

3つめはYui先生のベリーダンス初中級。

初中級はちょっと大変かなって思ったけど、

あとから聞いたらこの日フロアには60人いたそうで。

フロアがどれだけの広さかわからないけど、
 
とにかく芋洗い状態です。

曲のテンポが速くてついていくので精一杯でしたが、

うまいも下手もあったもんじゃない感じに
 
楽しく踊れました。



4つめはMika先生のベリーダンス
 
アラビアンポップス。

ゆうこさんはMika先生のレッスンを受けたかったので、

このときは一番前に出ていました。



Mika先生は「バイブレーション」という

高速に腰を震わせる動きをずーっと続けていました。

わたしはこれをやるのは初めてで、

どーやったらそうなるんだと
 
あれこれ試行していました。

Mika先生はあんなに細いのに、
 
筋力はアスリートですね。



さすがに3時間続けて踊るので疲れてきましたが、

Mika先生の選曲が偶然にも
 
「わたしのテンションが上がる曲」で、

それにびっくりして疲れが飛びました。

麗しいMika先生が
 
この曲をチョイスするのは意外でした。

アラビアの男性歌手の陽気な曲で、

野太い声(失礼)だけど
 
手拍子がよく合う楽しい曲なんです。

Mika先生の振り付けは
 
女性らしいセクシーなものでしたが、

この曲にはまって楽しかったです。

ゆうこさんは、
 
わたしがこの曲でテンションが上がるのを知っているので、

一緒に笑いました。



レッスンが終わったら、
 
今度はパーティーの開催を待ちます。

各スタジオに分散していた人たちが
 
パーティー会場に集合します。

わたしたちがレッスンを受けたスタジオが
 
パーティー会場でした。

そこに150人が集まって、
 
ひしめき合ってパフォーマンスを見ました。



この日のパフォーマンスは

 
Ami
サハラレイラ
マリポーサス


スクールのインストラクターが所属している
 
プロのダンスユニット。

パフォーマンスが始まるまでの間、
 
先生たちが衣装をお披露目に来てくれて、

一緒に写真を撮ってくれたりもします。

わたしの大好きなJunko先生も来てくれました。

トライバルの衣装とメイクで微笑んでいます。

めっちゃきれいでした。
 
もうきれいすぎて言葉が出ませんでした。

わたしは自分から先生に近付いて行ったり、

キャーキャー言ったりできなくて、

つまんない反応だったと思います。

そういうことができる子だとよかったのになぁ。

人生損してるかなぁ。

ゆうこさんが声をかけてくれて、
 
一緒に写真を撮ってもらいました。

うれしかったですT-T



60人でもまともに動けないフロアに、
 
150人集まったわけだから、

みんなが体を縮めて踊る場所を確保します。

床に直に座って、
 
痛くなっても足を伸ばさないように注意を受けます(笑)。

フロア半分弱の、
 
人垣を掻き分けた空間がステージ。

舞台はないから、高低差なし。

自分が座る目の高さに先生の腰や足がくる。

そんな近く。



わたしたちはステージの真横に座ったので、

正面からが見えなかったけど、

横顔は至近距離。



サハラレイラでもマリポーサスでも
 
Junko先生が踊ります。

トライバルでは6人で踊っていたのかな。

Junnko先生は中央で、

わたしの前にはMika先生とHatsuki先生。

後ろに控えた人が
 
緑色の孔雀の羽根のようなものを持って、

舞うようにして前で踊る人を隠す
 
という振り付けがありました。

とても神秘的でした。

なんだろう、あの伝わってくる感覚は。

パフォーマンスを見ていたら、

一人一人の息づかいから、

生き方、

ダンスにかける人生や気合いまでもを感じて。



あまりにきれいで、
 
涙がボロボロこぼれました。

もう止められなくて。

会場は大歓声なのに、
 
わたしは泣いていました。

かっこよすぎた。

トライバルで使う曲も好きだ。



Ami先生のパフォーマンスは、
 
ベリーダンスとは違ったジャンルでしたが、

悩み苦しみのたうちまわって生きる、

そんな人間を表現しているようで、
 
圧倒されました。

絶望みたいなものを感じたのだけど、
 
合ってるのかな。



マリポーサスのジャズダンスも好きです。

セクシーで強い女性を表現していて
 
めちゃくちゃかっこいいの。

3年前の10周年記念パーティーにも参加したんだけど、

そのときはジャズダンスを踊るJunko先生に
 
すごく感動して、

ついていきます!!って思った。

高く足を蹴り上げる振り付けがあって、

そのときのJunko先生が
 
めちゃくちゃかっこよくてね。

蹴られてもいいって思ったもの。



わたしはここの生徒じゃないので、
 
詳しくは知らないのだけど、

どのインストラクターの先生も好きです。

今通ってる施設ではJunko先生のほかに

Yui先生とYuuka先生のレッスンを
 
受ける機会もあるんだけど、

どちらの先生の振り付けもセンスもダンスも好きです。

Yui先生もYuuka先生も、
 
この日のパフォーマンスではソロを披露していて、

すごくきれいでした。



舞台で生きる人には、
 
声援や歓声や賞賛が何よりの原動力になるんだろうな。

歓声を受けて、ますます表情豊かになる姿を見ると、

たまらなくなります。



お二人とも、
 
わたしが名古屋までレッスンを受けに行ったことや

パフォーマンスを見ていたことを気付いていて、

後日声をかけてくれてうれしかった。



本当に素晴らしかったです。



そしてわたしは、
 
今の生活の中にどうにかしてトライバルを取り込めないかと

思案しているのでした。