飲酒する習慣はなかったのですが、

深夜入りでない日は飲むことにしました。



このところ食事は、

食材のストックがあってもコンビニですませることが多くて、

休日の夜は冷蔵庫の萎びれた野菜と格闘するのがお約束になっていました。

煮込み料理にすることが多いですね。

水分を補えて萎びれをリセットできるし、たくさん野菜が摂れるし、

楽な上に、いろんな食材の味が染み出ておいしい。

でもそれは、一番おいしいときに食べてあげられなかった(;-;)

という懺悔にも似た儀式なのです。



でも最近は『お酒をおいしく飲みたい』という思いから

簡単なおつまみを作るようになり、

そうこうするうちに

料理を2、3品作るのが楽しくなりました。



やっぱり自分でつくったご飯が一番おいしい。



唎き酒講座・日本酒の最終回は、

長期熟成酒(古酒)を飲ませてもらいました。

紹興酒が好きな人にお勧めです。

この日は岐阜県の白木恒助商店『達磨正宗』の

5年ものと20年ものを。

20年ものは「解脱」をしている神レベル

作り方からしてワイルドです。

繊細な温度管理は無用で、

常温のまま誰にも触れられないように、

蔵に鍵を掛けて長期間放置したりetc.。



わたしは『獺祭』(だっさい)というお酒に感動しました。

山口県の旭酒造株式会社のお酒です。

これは古酒じゃないです。

でも一番最初にこれを飲んだので、

あとのお酒はごめんなさいな感じになってしまいました。



この旭酒造さんは

ほこたて』という番組に出場した、

水のわかる人のいる蔵だそうです。

その話はあとから聞いたのですが、

そういう頑固そうな(知らないけど)人が

作ってるお酒ってすごく興味がある。

なんとも澄んだ味わいでおいしかったです。



最後に日本酒の効果について教えてもらったので、
ざっと書きますと


1.肥満予防、肥満防止

2.がん予防・抑制及び抵抗力をつける

3.狭心症・心筋梗塞などの心臓疾患、
脳血管疾患を予防、健忘症を予防、コレステロール低下作用

4.高血圧を予防

5.骨粗鬆症を予防

6.ストレスを軽減、抗うつ病、精神安定効果

7.保温、保湿、美白効果、肌荒れ効果、
アトピー性皮膚炎の予防、アレルギー抑制

8.老化抑制

9.抗パーキンソン病

10.肩こり、冷え症



3.の『適量のアルコールは冠動脈を拡張する』というのは

看護系の教科書にも書かれているので有名ですが、

あとは目からうろこ。



これらの効果は日本酒限定なんだそう。

日本酒に多く含まれる日本酒特有の有機酸、糖分、アミノ酸、
ビタミン、アデノシン、コウジ酸、リノール酸、清酒酵母のS-アデノシルメチニオンetc
なんかが作用してるので、
良質の原料を使ってしっかり熟成されてるものが
より有効であると思われます。



(以下の数字は関連項目)



そういやね、アル中の患者さんが時々入院して来るんだけど、

わたしが知ってる患者さんの9割は

水代わりに焼酎飲んでるって人でした。・・・6



あとは、入眠剤代わりに焼酎を飲んで

アルコール依存に陥った、強迫性障害の専業主婦でした。・・・6



健診センター時代は、ビール腹な人の腹囲を測定するのに苦労しました。・・・1、3

そういう人って、みんな揃って血圧高かったな。・・・4

そして大半は脂質異常でした。・・・3

(あ、でもね。肥満になるのはやっぱりおつまみのせいだって。
揚げ物とか〆のラーメンなんてもってのほかだそうです)



実感として思うのには、日本酒飲んだ次の日って

お腹がへこんでるんだけど、

気のせいじゃなかったんですね。・・・1



テキストに添付されてる参考資料

【飲酒と善玉コレステロールの関係】によりますと


お酒を飲まない人・やめた人
お酒を時々飲む人
お酒を毎日飲む人(二合未満)
お酒を毎日飲む人(二合以上)


この4者で比較したところ、お酒を毎日飲む人(二合以上)が

もっともHDLコレステロールが高値という研究結果が得られていました


二合未満であっても、

毎日飲酒する人のHDLコレステロールは50ml/dlとやはり高値でした。


がん抑制においても、毎日飲酒する人が、飲酒をしない人に比べて

胃がんや腸がんのリスクが低いという結果が得られていて、

これまでの常識とは異なる点が面白い。



毎日二合以上の日本酒って聞くと、驚きます^^;

一般的には日本酒の適量は一合って言われてるので。

ここである疑問が生じます。

それがですね、日本酒は飲み過ぎても依存症や中毒にはならないそうです。

信じられなくて、二度聞きしましたが、

先生は二回とも「はい」と余裕の肯定。

確かにねぇ、日本酒でアル中になった人をみたことはないけど、

なんでもおいしく飲んでたら、そういうことにはならない気がする。



健康の促進と維持という日本酒本来の効果とともに、

個人的には料理を楽しく感じることが、

わたしには大きな発見。

しばらく実践してみます