布袋寅泰さんを見に行きました。



参加メンバーは、井上富雄(b)
岸利至(prog)
奥野真哉(key)
Zachary Alford(d)
@四日市市文化会館
2013.4.25



それは、高校時代からの友人が、

主催企業の方とお知り合いであったことから、

チケット代を安くしてもらえて、
しかもいい席で見せてくれるらしいんだけど・・・

というお誘いによって始まりました。



職場の人たちは主にジャニーズなので

広く音楽好きの大先輩(だけど同い年)に声をかけてみる。

彼氏やその友人にも声をかけてくれるんじゃないかと思って。

そしたらなんと、お母様に声をかけてくれて(笑)

わたしと友人と先輩とその母君の4人で行くことになりました。



勤務調整のため休日を別の日に回したくて、

深夜明けを希望したら

またしても深深明けのライブになってしまいましたが。

(BUCK-TICKのライブblog参照)

2時間の仮眠で参戦しました。

でも移動に時間がかからないから、比較的楽でした。



チケット代は消費税分をカットしてもらえました。

席は3列目中央下手寄りという特等席。

地方の小さな文化会館なので、こじんまりとしてる。

ステージ近っ。



先に着いていた先輩母娘はツアーTを購入し、

すでに着替えていました。さすが

3列目だからね。おかーさんなんて真正面だもの。

みんな布袋さんの曲をほとんど知らないで行きましたが、

母君は事前にyou tubeを見て学習してくれていました。




会場は、子連れのお客さんが結構多かったな。

もっと男ばかりかと思ってた。



開演10分前を切った頃、

わたしの後ろの男性が、怒涛の布袋コールを始めました。



それは布袋さんへのラブコールだけど、

地方のノリの悪さをわかってて、

会場の士気を高めたいという思いもあった気もする。



すでに声が枯れてるので、

この人は何処の会場でもこうして

場を盛り上げてるんだろう。



わたしは、(この人の飛沫を浴びてるに違いない・・・)

と思わずにいられず、両脇の二人に告げました。

二人とも笑ってました(笑)。



とにかくそういう男気溢れるコールでした。



いよいよ布袋さんが登場・・・

近っ。

出てくるとやっぱり近いわ。

本物だよすごい~(笑)

実物大のTVを見てるみたい。



この日は、新譜を順番に演奏するというスタイル。

『COME RAIN COME SHINE』 の収録曲を披露していきました。

ステージはたくさんのスタッドで埋め尽くされていて、

四角錐のスタッドが碁盤目のように並んでいる。

その背景には青空が映る。

あれはロンドンの雲なんだろうなぁと思って眺めていました。



穏やかに語りかけるように、人生を歌っている。



初見のライブに行く時、わたしは何も準備しないで行く。

そのほうが面白いから。

そこで何も感じなければ、そこまでのライブだと思うから。

そして、その人達の「売り」はなんだろうかと考える。

ライブを見ると、それがよくわかるから。

そういうことをしないと、ほかのミュージシャンとの差別化を図れない。

そんな変な聴き方をします。



布袋さんは、サテン地のシルバーのスーツに身を包んでいる。

熱烈なファンは、Tシャツにマフラータオル、リストバンドetc...

普遍的で典型的なロックファンというスタイル。

といってもすべてツアーグッズ。

ファンやったらグッズ売ってたら買うよね。

なにかな、

布袋さんの洗練されたスーツ姿と、ファンの人のうぉぉって勢いに、

ギャップというか違和感を感じてね。



あの布袋ステップ、ダンス?独特だった。

バンドを離れてひとりでやっていくときに、

勝負をかけたものの一つが、

あのステージングなんだろうな。



MCになった。

穏やかな語り口調。

そこでこう言った。



ロックでありたいと願いつつも、

尖っていたい、はみ出していたい、

それだけじゃなくて。

僕は“スイートでロマンティックな”

そういったロックを作りたいと思って

やってきました。



それを聞いて、納得した。

ソロの初期は明確にそんな感じでした。

そのまま変わってないんだな。

それを聞いて、素敵だと思いました。



客席が心待ちにしてるのはBEAT ROCK。

だけどこの人の本質は、“スイートでロマンティック”。

それを聞いたらしっくりきた。



拳上げて乗れる楽しい曲で暴れたいけど、

それだけでは飽きる…。

心の奥にしみこむものがほしい…。



彼のファンの方々は、見た目には勢いを求めてそうだけど

内面はロマンティストな気がする。



四日市に来たのは26年ぶりって聞いて驚いた。

BOOWYで来てたんだね。

わたしまだ小学生だよ。



活動30周年を迎えられて、

50歳の誕生日も迎えられて、

昨年はスペシャルイヤーだった。

おめでとうございます。



大人のMCだったなぁ。

人生の酸いも甘いも知ってる人の言葉だわ。

心に染みた。

そして切々と、BOOWYも大切な思い出だと語った。

そう言ったのが嬉しかった。



“鍵をかけてる大切な思い出”。

長い月日がそうさせる部分もあるだろうし。



わたしの小学生時代は、

北斗の拳と世紀魔ⅡとBOOWYだった。



おてんばでもなく、

外ではゴムとび(笑)して普通に遊んでたよ。

ライブって、どうやったら行けるのかも知らなかった。



会場では、のりのりの親たちを尻目にこどもたちは寝ている。

みんな聞き訳いいなー。



新譜からの演奏を終えて小休憩の後、

布袋さんは豹柄のジャケットに真っ赤なスリムパンツで登場した。

ちなみにジャッケットのインナーは黒のツアーTシャツという、

赤・黒・豹の豪華3点セット。

ま、まぶしい。



それを見て、あぁ、群馬の人っぽいなって

思いました。

三重の人はまずしない(苦笑)。



BOOWYの話をしたなーと思ったら、やっぱりやってくれるのね。

BOOWYの曲のいろんなリフをシャッフルして、

メドレー形式で演奏している。

これはB-BLUEのリフだぁー、とか喜んでいたら、

来たぁ、MARIONETTEのリフ!!

うわぁ~~~(鳥肌中)

これコピーしてたよ!!!



その後もメドレーは続き、

DREAMIN’を歌いだした!

ひゃぁ~~~(鳥肌中)

一緒に歌っちゃうっ。



ライブ中に鳥肌って初めて起きた。



BOOWYメドレーの後は、

hideに捧げたROCKET DIVEも披露。

これも鳥肌(T-T)



CDからでしか聴けなかった音が

生で聴けるって、やっぱり凄い感動なんだな。



その後もソロの代表曲を次々やる。

布袋さん、休憩しないのね。

たのしー。

深深明けなのに、がんがん動いてしまう。



地方のライブって、あまり盛り上がらないって思われがちだけど、

この日のライブはすごく盛り上がったんだよ。

先輩のおかーさんなんて汗だくだったんだから。

「風邪引かないようにしてくださいね」って

思わず言っちゃったんだから。



こどものころからの夢を求めて、

世界でロックをやるために

イギリスに移住した。



最後のMCで、

少年みたいに夢を語る布袋さんがいた。



表情のひとつひとつが見て取れる。

「おせじでなく、四日市、本当に楽しかった」

そういった布袋さんの顔。

わたしも、心から楽しんでるのがわかりました。



いろんなことを言う人がいるけど、

やったもん勝ちだよね。

何かをしなければ失敗もしない。

何もしないで年とることの方がいやだ。



3時間弱のステージを終えて、ステージを去る面々。

思い出したように、ザックがドラムセットの脇から

スティックをごっそり持って出てきた。

わたしは動体視力が0なので、飛来物をキャッチした経験はないのだけど。

(怖くてよける)

このスティックだけはストライクゾーンに来たな。

ということで、初のドラムスティックGET。

気がついたら持ってたよー!

いろんな人が飛んでくるのでちょっと怖かった!

スティック折れたらどうする!





こんなに楽しかったので、

ブルハチのワンマンに行きたくなってしまった