今の時代なんでも、〇〇ハラスメントなんて言われて大変だなんて言うけど、実際にハラスメントは大なり小なり存在している。中小企業は特に。


 私の上司はすぐに不機嫌になる。そしてそれを隠すこともなければ、周りにわかるように表現する。

例えば声のトーンは平時よりかなり低くなる。言い回しにも棘がある。歩き方にも現れる。擬音で表現するなら「ドスドス」歩く。

元々貧乏ゆすりがひどいが、平時が震度3くらいの揺れならイライラしている時は震度6くらい。

 チャットでも対面でもきついものの言い方になる。本人にはどうやら自覚はないらしい。


 機嫌が良い時は楽しそうに世間話をする。それも長い。酷い時は1時間くらい業務そっちのけで話している。


 感情の起伏が激しく、他人が業務しづらくなっても関係なし。自分さえ良ければ良い自分の機嫌も取れない子どもみたいな人なのだ。

 これで定年まであと二年。

 困ったおじさんである。

 いくつ歳が離れているかわかっていない。


 歳をとると我慢ができなくなるというが、この上司がまさにそうなのだと思う。指摘されてもそんなつもりはなかったとその時は反省するが、すぐに元に戻る。


 性格があまり良くないのは誰の目にも明らかで、意図してか意図せずかイライラしている時は業務の振り方も雑になったり、困った要望を言ってくる。


 機嫌が良い時は楽しい人なのだ。それは間違いない。


 機嫌が悪い時は誰も話しかけられない。話しかけることを憚られる。上司であるはずなのに相談しづらい。私はいつも胃がキリキリしている。


 ほかの社員からも「今日、機嫌悪いね」なんて私にこっそり耳打ちされる。

 

 機嫌が良い時にも困ったことはいくつかある。ここまで書いたら特定されてしまいそうな気さえする。こんな人間、他にいないだろうから。


 週一で手作りのお菓子を持ってくる。大量のバターと砂糖とジャムを使った生菓子を持ってくる。生菓子だから日持ちがしない。

一度、「すごく美味しいです」と喜んだのが良くなかったのか。週一でもってくる。

 ケーキをワンホール焼いてきたとしてそれを1週間で食べ切ろうとすると一切れ600kcal以上ありそうなケーキを週2で食べる。お昼とは別に。

 どんどん体重は増えてきて10キロほど太った。夏はアイスも出てくる。一日一つ支給される。


 断ってまた不機嫌になられると、業務に差し支える。気を使うしかない。でもいらない。


 業務で客先に行くこともある。客先から直帰することもある。早く終わると「お店やって行かない?さっきの打合せの〇〇を相談したいんだよね」と言われる。業務のことならと付き合うと、3時間は拘束される。残業にもならないのに、帰宅は21〜22時になる。家事や勉強もしなくてはならないのに。


 定時に帰ろうとすると、話しかける。急ぎの案件でもないのに20〜30分も酷いと1時間も拘束する。


 機嫌が良くても悪くても私の上司は人に気を遣わせ、嬉しくないことばかりする。


 優しくなくても世間話なんてなくても、お菓子なんかなくていいから、なるべく機嫌良くいて欲しい。それができないなら在宅にして出社してこないで欲しい。周りが迷惑していることに全く気付かず常に人に気を遣わせている。


 世間ではこれはハラスメントには当てはまらないのかもしれない。でも、常に上司の機嫌に怯え、高カロリーなものを食べさせられ、時間を搾取される。


 これって緩やかな地獄(ハラスメント)じゃない?