ども、
今年最初の読了作品は
荻原浩著:砂の王国(上/下)
です

いつもの萩原さんの作品は、
ウィットに富んでいて大好きなのですが
本作は、終始真面目です

ホームレスとなった主人公が、
新興宗教を立ち上げて…
というお話なのですが
なるほど…このようにされたら懐柔されてしまいそうだ!と
感じる心理テクニックなども盛り込まれていて
進行宗教やら、健康食品やらに傾倒してしまう人が
後を絶たないのが頷けます

文庫本の帯にも書いてありますが
続編があるんだよね?あるんだよねぇ!!
と、突っ込まずにはいられないラストが賛否を呼びますね

伊坂幸太郎さんの作品でもそうでしたが
最近、こういうラストは流行りなのだろうか?

上下巻のかなりなボリュームですが
飽きることなく読めました


では