感謝の気持ちを取り戻すために | カウンセラー会計士・税理士 藤田耕司   ~心と経営と人生と~

カウンセラー会計士・税理士 藤田耕司   ~心と経営と人生と~

心理学・脳科学・哲学を高校の頃より勉強し、『人間』とは何ぞやについて学んできました。
現在、会計士・税理士・心理カウンセラーとして生きていく中で、様々な人間ドラマに遭遇し、そういった経験を通して『人間』の理解を深める上で気付いたことをシェアしていきます。

感謝の気持ちを持つことが大切。


これはたぶん誰しもが心のどこかで思っていることでしょう。


でも、日々感謝の気持ちを持って過ごせている、と言える人はどれくらいいるでしょうか。


ひょっとしたらあまり多くはないかもしれません。


では、なぜ日々感謝の気持ちを持って過ごせないのでしょうか。


それは「当たり前」という感覚が感謝の気持ちを薄れさせているからだと私は感じています。



自分の心の中に「当たり前」は存在していませんか。


食事ができて当たり前。


仕事があって当たり前。


給料もらって当たり前。


家族がいて当たり前。


友人がいて当たり前。


目が見えて当たり前。


耳が聞こえて当たり前。


手が動いて当たり前。


足が動いて当たり前。


生きていて当たり前。



そんな当たり前を一旦消去してみると、実は感謝できることは山のようにあることに気付きます。


人は何かを失ってはじめて、そのもののありがたさが分かる、とよく言われます。


これは失うことで、あることが当たり前ではなくなるから、ありがたさが分かるのです。


人間は環境適応能力が非常に高い生き物です。


なので、すぐに環境に適応し、「当たり前」の感覚を持ってしまいがちです。



日々、感謝の気持ちを持って過ごすための方法は「当たり前」を見つめ直すということです。


朝起きたら、「当たり前」を消去してから一日を始める。


これを続けることで、日々、感謝の気持ちを持って過ごせるようになっていくのではないでしょうか。