塗り壁は万能か? 2017年9月19日(火) | 広島県福山市の工務店フジヒロのブログ

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「住み心地」のいい家づくりを目指す小さな工務店が綴る建築日記。暮らしに役立つ情報や日々のあれこれも・・・。

明るく澄み渡った空が広がった一日

 

それでも秋の空は移り気で週末は全国的に

雨のようです。天気が落ち着かない時期ですね。

 

 

       ☆.。.†:*・゜☆.。†.:*・゜

 

工事が進んでいる「南蔵王町の家Ⅱ」の現場。

左官さんが漆喰を塗ってくれています。

 

 

よく漆喰と珪藻土の違いについて聞かれます。

ご存知でしたか?

 

漆喰の原料である消石灰は、「調湿」「消臭」

「防カビ」「抗菌」「シックハウスの原因物質の

分解」などの多機能を持っています。

 

余計な材料(樹脂やスサ)が入っていなければ、

その機能も高く、空気中の二酸化炭素と結合

することにより固まり、固まると元の純粋な

石灰岩に戻って行きます。

 

 

つまり漆喰は時間が経てば経つほど表面が

固くなるのです。

 

「南蔵王町の家Ⅱ」の現場では漆喰が

固くなるまでの措置として腰壁を杉板で

作っています。

 

これはデザインのアクセントにもなります

ので結構オススメです。

 

一方、珪藻土は土ですので吸い取る機能、

「調湿性」などに優れています。

 

珪藻土だけでは「調湿」「消臭」「防カビ」「抗菌」

「シックハウスの原因物質の分解」の機能は

ありません。

 

ですので、時間が経つとニオイが戻ってしまう

ものや、カビが生えてしまうものもあります。

 

そして、珪藻土だけでは固まることはできず

、何かで固める必要があります。大切なのは、

「珪藻土を何で固めているか」です。

 

漆喰や珪藻土は空気を整えてくれる機能

を持っているのですが、果たして過信して

良いのでしょうか?

 

そのあたりをお話ししましょう。

続きは明日!