起業経営のご相談のときによくお伺いするのが、「個人事業」か、「法人」かどちらがよいのかという問題です。
結論から言うと、何かの理由があるか、それとも売り上げが800万円以上になることが、1年以内に見込めるのであれば、はじめから法人で起業してもよいと思います。
それ以外は、先ず個人事業で立上げ、軌道に乗ってからでよいでしょう。
もちろん、事業の種類によって違ってきます。企業同士の場合は、そもそも法人でないと取引しないところもあります。
法人と個人人事業の違いは、
①法人は設立手続き(登記)が必要。個人事業は、税務署に「開業届」を出すだけです。
※法人、個人に限らず事業によっては、許認可が必要な場合があります。
②税金、会計(経理)が変わります。
法人の場合、法人会計になりますので、税理士に依頼するのが普通です。税金については、税理士の先生か、税務署に聞いて下さい。
③法人の方が信用される。
中身にもよりますが、一般的には、個人事業より法人の方が信用されます。また、法人でないと取引相手にされないこともあります。
法人か個人でお悩みの場合は、専門家に相談して下さい。
起業経営サポート(ブログ)に、「音楽教室のホームページ(3)(4)
」をアップしました。
(3)と(4)では、業者にホームページを依頼する場合の、基礎知識的なご説明をしています。これだけでは、なかなか分かりにくいかもしれませんので、上記のブログか、このアメブロか、WEBサイトに書いていきます。
上記に書いていないことを少し書いておきます。
ホームページ制作業者は、相当の数があります。フリーランサーを入れると更に多くなります。その中から、選ぶのは、結構難しいと思います。
このような場合は、やはり、少しでも知識がある人に、聞いてみた方が安全ですので、強くお奨めします。
追加料金や、維持費(ランニングコスト)が必要なことがわかりにくいこともあり、また、わざとうまく書いているサイトもありますので、誰かに聞いてから判断して下さい。特に、メールや電話で、基本的な知識なしに業者とお話しになると、俗に言う「カモ」状態になる危険があります。
誤解のないように補足しておきますが、「業者」が悪質だと言っているわけではありません。悪質な業者が、中には居るということです。
飲食店の開業では、「スタートダッシュ」と「スロースタート」という新規オープンの手法があります。
「スタートダッシュ」は、オープンイベント、チラシ配布、値引き等で、お店を宣伝して、多くのお客様を集めて、認知させるという手法です。
「スーロースタート」は、オーペンのときに、特に何もせず、少しずつお客様を集めるやり方です。
どちらがよいかは、そのお店がどのようなお店で、どのような人に来て欲しいとか、経営者のものの考え方によります。どちらかがよい等と言えるものではありません。
ピアノ教室の場合は、オープンのイベントをする場合もありますが、新規開業の場合は、「スロースタート」が普通だと思います。
ただ、全くの「スロースタート」では、教室があること自体が誰にもわかりませんので、やはり何らかの宣伝が必要です。
広告、宣伝は、以前と比べるとまったく違ってきました。まだ10年前くらいであれば、「チラシ(フライヤー)」の折込やポスティングが多少の効果がありました。また、情報誌(情報紙)への広告も同じです。しかし、現在では、あまり効果を見込めなくなっています。
それに代わったのが、インターネットです。音楽教室もWEBサイト(ホームページ)が、必要になっています。これにプラスして、ブロク、ツイッター、LINE、フェイスブック等も使われています。
インターネット以外では、看板、印刷物(パンフレット、名詞など)も利用されています。
WEBサイトを、見込み客に認識していただくには、一定の時間が必要です。従って、早く取り組む必要があります。
続きます。
起業経営サポート(ブログ)に、「音楽教室のホームページ(2)」を投稿しました。
「音楽教室開業」のカテゴリーに入れていますが、既に教室を運営されている方や、ホームページを持っている方にも、ご参考になるようにしたいと思います。
私が、10年前に音楽教室にかかわるようになった頃と、現在とは随分違います。
当時は、大手の音楽教室(楽器製造会社系、楽器販売会社系など)のプロが作成したものと、先生か、先生のお知り合いが作成したものが多かったように思います。もちろん、個人でもプロに依頼したものも見受けられましたが、現在のように多くはありませんでした。よくも悪くも「手作り感」のあるものが多かったと記憶します。