今年4月から名ばかりのデザイナーを始めて4ヶ月たった。今月を乗り越えれば5ヶ月。
この間に学んだことは計り知れない。やはり自分で仕事を始めるということは究極に自分と向き合うことだった。
始めておきながらバカみたいだが全く仕事に集中できない。
金はどんどんなくなる。そもそもランニングコスト全くなしでやり始めるという暴挙に出ているため稼いだ金はすべて生活費に回るし、外に出ることもままならない。ついには支払いが遅れてもなんとかなるものからどんどん溜まっていった。で、今。
以前働いていたバルの常連の飲食店オーナーから声をかけられ、業務拡大のためにデザイン的素養のある人が欲しいとのこと。すぐにそういった仕事ができるわけではないが、飲食店の方も人がいなくて困ってるし、まずは店舗の方でアルバイトしてもらえたら。もちろん強制じゃないよ、とのこと。
はっきり言って金に困っているので二つ返事でやることにした。
金がないことのストレスが想像以上に辛い。もう無理。
実際、今後デザイン的仕事をそこでできるかどうかの可能性は半々だ。
ぶっちゃけできなくても構わない。なぜなら驚異的にデスクワークが合わない。
んじゃデザイナー無理じゃん!ってことなんだけど、始めた手前誰にも言ってないけど(もちろんパートナーにも)無理なんじゃないかと俺自身も思ってる。どうやらADHDみたいで。
それっぽい兆候がある気はしてたんだけど今まで完全にデスクワークに従事した経験がちょっとしかなくて(その間はずっと辛かったんだけど)、自分の中でそこまで問題だとは思ってなかった。バイトとかだったら気持ち悪くなったりしたら適当に休んでりゃよかったし、そこまで成果を求められる立場でもなかったから切迫感は0だった。
自分で始めたら、結構頻繁になる気持ち悪さの度に休んでたら全く仕事にならんわけで、金にならん、生活できん、その切迫感によって「いったい俺はなんなんだ、なんでこんなことができないんだ?」ってことになる。
学校の勉強とかはできた。近々の目標があるし、好きな科目は結構できた。苦手かつ興味ない科目はほぼ寝てた。受験に必要な合理性でなんとかやってただけ。
結果。気づかなかったようである。
ネットで調べたら、それっぽい兆候がある、ではなく、ADHDど真ん中であった。
そしてその気づきは自分にとって救いだった。
自分の努力でどうにもならないことがある、と知ることに、絶望はひとかけらもなかった。
その方法で生きてはいけないのだ、という正解が得られたことで肩の荷が下りたように楽になり、その瞬間、電気代を払っていなかったため部屋への送電が停止された。電気が全部消えた部屋の中、畳の上に俺は力を抜いて仰向けになった。「はい、やり直し。」
⇨以下次号
