【第二部 観覧車】

舞浜から68キロ離れた所に 
ココは有ります

3日前の事です・・


なんと
ココがテレビ番組で
紹介されてしまいました
(正直テレビ局を怨みました)


テレビを見ている娘には
聞こえぬようにと

この計画の味方に・・

隠れて
そっと言いました


“あららららっ-”
“今度行くところ出ちゃったよ”





その直後です・・あろうことか

味方は娘に
「ここ どう思う?」


我が耳を疑いました
“何で今聞くの?!”・・と


味方には事前に
娘へのサプライズだと
伝えたはずなのに・・


娘の応えは
「ただの・・・・じゃない」

娘の冷めた反応に 正直
凍りつきました


ガードした腕をすり抜け
右フックが
アゴをかすめました







到着は16時近く
すべては予定通りです


“よしよし大丈夫”



「ただの・・・・じゃない」

と言えるものか
試してみようじゃないか
勝負はこれからです




ここへ到着する
ほんの数分前の出来事です・・






幸いなことに 娘は

テレビで見た場所と
ココは違う場所だと
思っています



“大丈夫・・”
“助かった”
“まだ戦える”



その矢先です

入場門の目の前で・・



味方が娘に
こう言いました
「あの名言でるかな…?」


サッカーで言う
オン・ゴールに
目の前が真っ白です



子供達の声で
観覧車から下を見ると



手に何かを持っているようです
まぎれもなく私の味方が・・

案内人の不安をよそに

何か食べているようです


鼻から血が流れたのが
わかりました



でもまだ諦めません

この計画(試合)は
進行中


これは きっと
味方から私にくれた

【ドキドキという・・】


最高のプレゼント・・だと




しっかりガードして

これからの
反撃のチャンスを
うかがいます


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