思い出し笑いをした事を記録していたら
その記録を見たら毎回ちょっと笑えて
懐かしい気持ちになるかもしれない。
初めてbarに行った時の話。
大学生になって初めて1人でbarに行った。
そこは薄暗くて、オシャレな大人がいて
マスターが何か作っている。
オルガンの様な物が置いてあって
僕にはきっと買えない高価そうなソファーと
テーブルとインテリアがバランスよく、
そしてさりげなく置いてある。
粋なBGMが流れている。
そして僕は1人。
その状況に軽い興奮を覚えながら
仕草には出さないように、当たり前のように、
さりげなく、カウンターに座った。
「ジントニックで。」と落ち着いて言った。
「わかりました。こちらピスタチオです。」
ピスタチオ!お通しでピスタチオ!
おしゃれかよ!食った事ねーよ!
ハハ、これがbarってやつか。カッコいい〜!
いやいや隠せ。興奮を隠せ。ダサいぞ。
当たり前の様にひとつ食べろ。
今のところ、いい感じだぞ平田。
だがここで大きなミスを犯した。
「バリバリッバリバリッ!」
ぬかった!やってしまった!
冷静を装うつもりが
初めてのオシャレ大人空間に焦ったのか
ピスタチオ殻ごといってしまった!!!
流石に口からは出せない。。
バリ.....バリ.......目立たぬ様に
殻もろとも食べるしかない!
「使いますか?」
マスターはおしぼりと空のグラスを
渡してきた。
この中に吐き出せと言うことか!?
うるせぇ!舐めるな!恥をかかせるな!
俺はプライドが高いんだ!!!
「あ、大丈夫です。」と答えた。
え?ピスタチオ殻ごと食うくらい
こっちの方だと当たり前だよ?
何も間違ってないよ?え?おかしい?
と言わんばかりにカラを歯で砕く。
そして飲む。喉が痛い。
ここからどうする。ふたつめのピスタチオ。
もう全部殻ごといくか、剥いて食べるか。
剥いて食べた。
ピスタチオは最初のひとつは
殻も含めて風味、鮮度、色々あるし
通は殻ごといくんよ。
通がソバを最初の一口はつゆに付けずに
香りを楽しむのと一緒。
そりゃふたつめからは殻剥くよ!
という設定にしよう。
ここでジントニックきた。
濃い!こっい!キッツ!おれ酒弱いよ?
クソ。。飲むか。。
隣の席の背広のオジさんが一言
「マティーニ。」
何それ!?え!?かっこいいい!
なんかグラスがカッコいい。🍸←コレ
サクランボの亜種みたいなやつ入っとる。
後に続け!
「すみません。マティーニ。」
ピスタチオの件
ジントニックが思ったより濃いかった件
これはもうチャラ!
マティーニ頼むからチャラ!
よし来たマティーニ🍸美味しそ。
濃い!!!!!こっい!!!!!
何これ!破壊力つよ!
全盛期のピーターアーツのハイキックか!
(スベった。)
頭クラクラする。
帰ろ。
帰りのコンビニで買った
コーラが1番うまかった。